2017年8月14日(月)午後2時4分 大阪市北区・梅田北ヤード跡地
2.京都13:30発→天王寺14:15着 特急はるか31号/関西空港行き モハ281-17
かつて貨物ターミナルのあった梅田北エリアに差し掛かる。現在は再開発途上とあって空地が広がっており、ビアガーデンも開かれている。完成後は線路が地下化される予定であるため、新駅と引きかえに景色は見られなくなる。
めぐ「これも見れるうちにね…。」
もも「ああ、それで回ろうとか。わざわざ特急乗ったってわけね?」
やがて近づいたのは大阪環状線。そのまま並走する形になり、高架へと上がっていく281系。
さく「もう…、終わるんじゃないかな?」
なぎ「何が終わるってか?この…、理由ってか?」
合流したところで西九条となり、2ヶ月前の桜島線と同じように中線を通過していく。これにて、梅田貨物線はおしまい。
もも「…あとは流れでお願いします。」
さく「まあ、ここから別にいいでしょ。」
野球観戦の最寄となる大正も容赦なく通過。もちろん理由もなしに、遠回りすることはしないのが旅行班。
なぎ「いや、理由なしに今まで遠回りしてたろ。」
めぐ「…まあついでっちゃついでだったのもあるし。」
京都から45分で到着。特急はこのまま、関西空港まで途中無停車で進んでいく。
さく「…はい。」
もも「いや、何かあるでしょ。」
跨線橋からは段差なく、阪和線のホームに出られる天王寺。いたのは新車の6両であり、今のところは103系の置き換えとして短距離普通運用にしか就かない。編成内に女性専用車両も1両入っているので、それこそ323系みたいなオールロングシートが適切だろう。
めぐ「で、225系2000番台って。」
なぎ「そうか、わからん。」
ということで、大阪環状線の内回りホームへ階段を下りる。一部列車は環状線を1周してから各地へ向かうため、区別として全て環状線電車として扱われる。時間的余裕は大いにあるので、3ドア車両に乗ろうと最初から考えていた。
もも「それでまた新車乗ろうってわけ?」
3.天王寺14:20発→京橋14:33着 大阪環状線内回り モハ220-45
5分間隔で運転される大阪環状線。いたのは221系の8両で、ほぼ全車両が工事完了されたであろうリニューアル編成。ドア部分にあった座席を一部撤去し、補助席としている。これにより、混雑時間帯のスペースが確保された。
めぐ「これはこれでいいかも。」
もも「本当?また変な悔やみとかない?」
なぎ「だから、誤解を招く表現はやめろ。」
鶴橋から近鉄に乗り換え、阪神なんば線で向かうことも出来る。4年前は逆に阪神なんば線から近鉄を経て、鶴橋からJR大阪環状線で京橋へと向かっている。今回は乗り換えず、そのまま京橋へ向かおう。
もも「いや…、いいけどさ?どういうルートか、ブログ見てくれてる人に教えなさいよ。」
めぐ「じゃあ、地下鉄の長堀鶴見緑地線。」
読売テレビ本社を見つつ、京橋へ…。
なぎ「…なんでそれ入れた?」
所要13分で京橋に到着。寺田町からは本来の列車名で扱われるため、この221系も大和路快速(奈良行き)と表記される。
(S)JR運賃:京都→京橋 800円
京橋の環状線ホームは相対式ながら、一部列車が始終着となる。ホーム上には立ち食いの店があり、食事を"うまいやすいはやい"で考えるならば選択するだろうか。今回はパスし、京都から入場していたJR東日本のICカードで出る。
さく「今更それいうかな?結構重要かもしれないし。」
めぐ「…まあ、次行くよ。」
ここからは地下鉄へと乗り換えたい。とりあえず案内表記に従い、京阪の駅へ進んでいく。すると地下へ続く階段を発見。
なぎ「…逆光なってないよな?」
飾り気に乏しく殺風景な地下通路。案内はあるものの、実際どこまで進めばいいのかまでは示されていない。
もも「アンタらの…。そのアレ。なんとかならない?」
なぎ「…無理してパート埋めようとするな。」
吹き抜け状となっている広場に出てきた。正式には『コムズガーデン』という地下街だったようで、店が並んでいる。さあ、地下鉄の駅はどこだろう…。
さく「案内あるじゃん。」
めぐ「あったけど…。」
もも「…食べるのパスじゃなかったっけ?」
とりあえず駅へと進められた。大阪市営地下鉄の駅番号は、路線ごとに11から始まっている。一般的には01から始まる例が多く、異彩を放っているといえばそうかもしれない。これは将来的延伸や、乗り入れ路線との連動を図ったため。
さく「…後で調べたら入れときゃいいんだし。」
小さい断面のトンネルに合わせて、ホームも天井が低目となっている長堀鶴見緑地線。単純折り返し方式の各駅停車しかないことから、発車案内は行先しか表記されていない。ドーム前千代崎までの所要時間は18分。
4.京橋14:44発→大正15:04着 大正行き 7054
7分間隔で運行される長堀鶴見緑地線。路線色となる黄緑色の入った車体はやはり相応に小さく、編成も4両と短い。
なぎ「…まだ時間あるんだよな?」
めぐ「時間は…、あるね。」
まあまあの乗客数となり、途中の主要な接続駅で入れ替わっていく。大正に向かって乗客は増えていく傾向。全線にわたって地下を走行するため、景色は一切見られない。
さく「…はい。」
もも「景色見れないからってカットなんてね…。」
やはり終着の1駅手前、ドーム前千代崎で降りる客が多かった。そんな中に、降りそびれた人が少々…。
さく「ま、どうせ1駅なんだし。」
めぐ「こっちもこっちでちょっと残すの嫌なのよ。」
(つづく)