2017年8月14日(月)午前10時35分 岐阜県不破郡関ヶ原町
1-1.名鉄バスセンター9:00発→名神多賀休憩 特急名神ハイウェイバス京都209便/京都駅行き 名鉄バス2920
関ヶ原から京都まで95km。以後も流れが順調らしく米原まで15分、京都南までは80分と出ている。対して新幹線の通過するタイミングは悪かった。空には雲も広がってきた。
もも「そういうのはさ…?」
さく「いや、でも実際見たんならそれでいいでしょ。」
もも「…アンタがそれ言う?」
関ヶ原トンネルは"こぶ地"になっており、渋滞が起こりやすい。手前では情報が出ていたように、故障車が待機していた。トンネルを抜けて、滋賀県に入る。
めぐ「このへんにガソリンの大きい…、抜け殻みたいなとこあるんだけど。」
もも「あ、そうなの?」
さく「それって、大手のじゃないよね?」
めぐ「大手じゃないしセルフもない、…なんだろうね?」
伊吹パーキングは上り線の駐車スペースが広く取られている。吹田から西宮山口の渋滞情報が出ており、16km70分だとか。東名高速の東京インターからは400kmになる。
めぐ「ここもちょっとね…。」
もも「あー、はいはい。見に行きたけりゃ、自分で原付走らせて見に行ってちょうだい。」
米原で北陸自動車道が分岐。名神高速は京都まで順調に流れているようだ。
めぐ「次…、北陸行くバスかな?」
もも「もう、バスはいいでしょ。」
なぎ「…なーにー?」
もも「いやさ?まだ乗り終わってもないのに、北陸行きたいって。」
彦根でひとまず山岳区間が終わったようで、最高速度が100に戻る。多賀まで3km…。
もも「寝ちゃダメよ。」
さく「そりゃあさ…。」
名神多賀ではバス停の位置にて休憩となる。これは中央道馬籠(神坂パーキング)と同じ方式であり、今回も乗り降りはないようだ。
もも「…まだ何か話せっての?」
めぐ「いや…、何か買えるのあるかなって。」
休憩時間は概ね10分。バス停からトイレまではさほど離れていないようだが、母屋は遠そう…。
なぎ「あきらめろ。」
さく「…トイレは入るよ?」
本線合流部に近いガソリンスタンドはフルサービス式を基本としており、24時間営業を行う。
駐車スペースは小型241台、大型127台分。母屋に近い小型用から順に、結構埋まってきている2017年8月中旬の名神多賀。このように、車が埋まる様子も見たかったといえば嘘にならない。二輪車用の臨時スペースも設けられる。(当時)
もも「原付通れないんじゃなくって?」
めぐ「それは別。見たくて見に行くもんだし。」
下り線は『エクスパーサ多賀』と銘打たれ、宿泊施設もあるなど結構大きな建物を有している。さすがにバスの休憩時間では回りきれないだろう。
なぎ「…あきらめろ。」
さく「…こういうとこって何か欲しいもんじゃん?」
今回はほぼトイレだけで終わってしまった。バス停付近には歩道橋があり、それ介して反対側も利用可能となっている。おそらくはより充実している下り線施設を、上り線から利用可能とするためだろう。
1-2.名神多賀(10:35)11:05発→京都駅烏丸口(11:47)12:28着 特急名神ハイウェイバス京都209便・京都駅行き 名鉄バス2920
そのまま30分ほどの遅れ幅をもって発車。反対側、中央自動車道の土岐ジャンクションでも結構なものを見せているようだ。
なぎ「さぁて、じっくり…。」
さく「ヤダよ、今から土岐のアウトレットなんか。」
トイレしかなかったところへETC専用出入口が設けられ、同時に秦荘から名を変えた湖東三山パーキング。多賀サービスエリアから近く、ここが混むことはないだろう。かつてはその間にもう1つ、甲良パーキングがあってやはりトイレのみであった。
少々流れが悪くなっていたところで、百済寺に停車する名神ハイウェイバス。乗り降りがなくともドアは開いた。
めぐ「今までやってた渋滞バスシリーズ?」
もも「ちょっと何言ってるかわかんないけど。」
めぐ「まあ、こういう日って。さっきもだけど、バスの中から渋滞見たりとかやってて。それで、今までより好感触かも。」
もも「いや…、だから何を言ってるかわかんないっての。さっきだって、3時間4時間ハマろうとかさ。」
八日市は一旦本線から外れ、ランプウェイを経て料金所の手前でバス停に入る。これは中央道中津川と同様の方式。待っていた客は外側の一般路線を目的としていたらしく、こちらの高速路線は乗降なく発車。
黒丸パーキングを通過。続くように蒲生のバス停跡地があり、スマートインターと離れているとわかる。
めぐ「黒丸なんかいいかも。」
もも「いいって…、そりゃ変なものとかないからあんまり混まないとかじゃなくって?」
めぐ「それもだけど…、こういうとこに隠れた名物?」
もも「まあ、探せばあるかもね。来れるかどうかわかんないけど。」
竜王を過ぎると、京都まで40kmを切っている。西宮山口の渋滞は増えつつあり、通過所要時間が消えた。青空の中にところどころ、塊の雲が浮かんでいる。
菩提寺もパーキングエリアとして豪華すぎず、程よい規模と広い駐車スペースを持つ。敷地内のバス停では乗降なし。
さく「そういやさ、こういうパーキングって何かいいのある?」
なぎ「お前、この前何も見てなかったか?」
さく「いや…、経験者は語るみたいな?」
なぎ「…まあ定食ぐらいあるだろ。」
(つづく)