2017年8月14日(月)午前9時28分 名古屋市中村区・名古屋高速都心環状線

1-1.名鉄バスセンター9:00発→名神多賀休憩 特急名神ハイウェイバス京都209便/京都駅行き 名鉄バス2920
 とりあえず名駅入口から高速走行を開始。渋滞情報としては清洲から一宮が6km、一宮から一宮ジャンクションが2kmとなっている。


 国道22号の上、庄内川を渡る橋には『赤とんぼ橋』と名づけられている。穏やかな風景と共に、東名阪自動車道では四日市ジャンクションから鈴鹿まで渋滞14km50分と表記。
さく「スリッパとか欲しくない?」
もも「スリッパね…、アンタらそういうの持ってこなさそうだし。」


 清須で高速から出た名鉄バス。その先の渋滞には飛び込まず、下の国道22号を通るようだ。このためかなんとなく、旧来の走行ルートを想わせてくれる。
さく「そういう声、運転席で聞こえたもん…。」
めぐ「そうしちゃったの…、一昨年と同じ。」
もも「ああ、一宮木曽川から下回ったってヤツね。」


 2箇所ある入口は閉鎖され、名古屋高速へは戻れないようになっている。
めぐ「…ごめん、バイクで好き勝手やってた。」
もも「アンタもそっちの人だったのね…。」
さく「いいけど…、そのデジカメって時計合ってる?」
めぐ「…大丈夫っぽいね。」


 原付走行から中1日、今度はバス車中から国道22号を見る。西春の出口からもぞろぞろ車が来ており、まさしく上下とも耐久戦の様相。住宅展示場から一宮インターは、まさしく通った区間。
さく「これさ…、むしろ出ちゃダメなやつだよ。」
もも「アンタらが出ちゃダメとか、勝手に言われた方はどうなのよ?」
めぐ「で…、4kmって長くない?」
さく「…一昨日でしょ。」


 どうにか一宮インターから名神高速へと進めたエアロエース。ここからはまだ一宮ジャンクションまで渋滞2km、20分かかるという。実際は名古屋高速共々、ETCゲートの通過すらままならない。
もも「あのさ…、これでも渋滞見たかったとか言うわけ?」
めぐ「…どうかな?」
もも「いや、どうかなじゃなくって。」


 5分かけ、なんとか本線に合流できそうなところまで来た。渋滞は小牧からの10km、40分かかるものだったとか。岐阜羽島まで20分、米原まで45分。栗東は90分と出ている。通常であれば、岐阜羽島10分,米原40分,栗東80分らしい。
さく「それこそアレじゃん。一宮木曽川の…、行きは最初ハマったヤツ。」
もも「ハマったはいいけど、米原栗東が3時間4時間とかじゃないわよね?」


 途中の"こぶ地"で速度が落ちやすいため、渋滞になるのだ。過ぎればあとは流れており、渋滞情報も出ていない。
さく「ま、今日がこの前みたくデーゲームじゃなくてよかったでしょ。」
もも「本当、こんなバカなこと12年やってんのよ?懲りもせず。」


 一宮ジャンクションで東海北陸自動車道が分岐する。渋滞は美濃関から美並まで2kmと出ていた。
もも「アンタさ、自分で運転してハマってみ?」
めぐ「いや、原付じゃ高速走れないし。」


 新幹線と並走し、木曽川を渡ると岐阜県に入る。大阪方向にしかない羽島パーキングはトイレと自動販売機だけで構成され、広くない駐車スペースは手前から埋まっている。
さく「完全に流れてきてるよね…。」
もも「誰が渋滞ハマろうって…?」
めぐ「…今日はそれじゃないよ?」


 岐阜羽島の手前で新幹線が離れていく。この付近ではテレビ局が情報カメラを設けており、渋滞情報を報じる際によく出てくるものだ。
めぐ「家だとだいたいここから乗ったのかなって…。」
もも「あ、そう?」
さく「あま市だったらそのほうがいいかもね。」


 長良川を渡ると、巨大な太陽光パネルたる『ソーラーアーク』が姿を現す。かつての三洋電機が設けたものであり、現在はパナソニックによって引き継がれている。
めぐ「…ということで。」
もも「いや、ちょっとは触れなさいよ。」


 程なくして、安八スマートインターの工事現場となる。番号は岐阜羽島から続いて[25-3]になるのだろう。安八スマートインターは2018年3月に供用を開始。2021年には高速路線『にしみのライナー』の運行が開始され、休止状態にあったバス停も実質の復活となった。
さく「あ、そう?」
もも「…アンタこそ何かない?」


 東名三好と同様に大垣インターから出ない形で、名神大垣のバス停に入った名鉄バス。ここで人数確認を行い、乗り降りはなく発車。ここから京都まで110km、遅れ幅が30分ほど。
なぎ「…どのへん?」
めぐ「あ…、大垣ぐらい。」
なぎ「さっきからバカ話ばっかりでな。」
さく「はいはい、静かにします。」


 養老ジャンクションでは東海環状自動車道と交差。せっかく導入される路線番号(名神高速:E1,東海環状:C3)を、工事段階では隠していた。2022年現在は養老~大野神戸の開通にとどまっているものの、とりあえずは全線の開通予定が2026年度と示されている。
さく「すぐはいらないでしょ。」
めぐ「すぐいらないのは東海環状だよ?」


 養老サービスエリアも気になるところ。見た限りでは主に小型車により、そこそこ埋まっている様子。ここから山間部に入るため、最高速度が80に設定される。
さく「やっぱり気になるんだ?」
めぐ「そりゃあ、入れるなら見てみたいし。」


 確かにカーブは多く、アップダウンも目立つようになってきた。右側の車窓は山林ばかりで、視界が開けない。東名高速では岡崎付近で、結構な渋滞模様らしい。
めぐ「そういえばだけど、トイレすらない上石津のとこあったんだよね。」
さく「上石津…、ないけど?」

(つづく)