鉄旅リターンズプラスって、結局今回で第何弾目?

めぐ「こんにちは。先日まで京セラドームの野球と、18きっぷの話をしていきました。今回からは2017年の夏休みに戻して、同じく大阪の『鷹の祭典』を見てみましょうかね。2015年以来2度目となるわけでして、先に流した埼玉ともやはり絡んでくるわけです。」

2017年8月14日(月)午前8時 愛知県あま市・木田駅

 今回は2017年当時の基準として、割と遅めのスタートを切る。この駅舎もすっかり定着していただけに、2018年に建て替わるとは…。



0.木田8:03発→名鉄名古屋8:21着 準急/吉良吉田行き 3583
 盆休みの月曜日。平日ではあるが休日ダイヤで運行されるため、この時間から速達運転を行っている名鉄津島線。まあいつもの平日と同様に出勤する人もいるわけだし、平日でも8:04発は4両と短い。むしろ有利とも捉えられる、3500系4両の準急。なお2021年以降、休日の準急は朝のみの運行となった。


(M)名鉄運賃:木田→名鉄名古屋 300円
 ということで、まずは18分で名鉄名古屋駅へたどり着く。南改札口にあったであろう券売機はなく、各種旅行系商品の告知に充てられている。無人となっている改札の補完としてインターホンが設置。


 今回は地上に出ることなく、そのまま少し地下を進む。建ち並ぶ店々はまだ店開きしていない時間。程なくするとエレベーターホールに出て、上階はホテルになる。


 そして3~4階が名鉄バスセンター。しかしまあ最繁忙期とはいえ、きっぷうりばへの行列が長いこと…。
さく「アレだよね、…長島のプール。」
めぐ「もういつだろう…、子ども会とか以来?」


 改めて、名古屋駅のシンボルたる『ナナちゃん人形』。時期によっては特別な装いをまとうこともある。


 正面の入口から延びるエスカレーターは結構長い。先程の行列は、隣にある階段まで続いている。
もも「……。」
さく「…あれ?」
もも「今日もバスなんだって?」
めぐ「乗りたいとこあったし…。」
もも「それよりよ、下絵って使い回しよね?」



(前)名神ハイウェイバス京都便(名鉄バス) 2550円
 名神高速線は現在、京都便のみ名神高速を経由する"特急便"が設定。最繁忙期は伊勢湾岸自動車道(新東名高速)と新名神高速を結んでいる区間(東名阪自動車道:四日市ジャンクション~亀山ジャンクション)で大混雑を見せ、通過に多大な時間を要するという。

 このため通常は新名神高速を経由する"超特急便"は名神高速へ迂回するほか、土山と京都深草は通過となる。2019年に新名神高速が新四日市から亀山西まで開通し、混雑模様にも変化が生じてこの対応も変わってくるか。


 4階からは名鉄バスの長島温泉便が、満席状態で発車。乗車を待つ列は後ろへ長く続いており、乗車までにも苦労しそうだ。
なぎ「ま、行かないからいいよな?」
もも「どうせね…、プールより温泉って言うだろうし。」
さく「温泉でしょ、長島って。」


 京都便は"特急便"と"超特急便"、合わせて30分おきに発車する時間帯。やはり乗客の多くは急ぎもあるのか、超特急便が埋まりやすい傾向にあるとかないとか。
さく「で?実際どうだったの?」
めぐ「まあ…、余裕はあったのかなって。」


 通勤路線と長距離高速路線が発着する3階。待つ客は恒例の大荷物。こういうとき、待合室にあるコンビニは役立つもの。
もも「本当、見てりゃいいんだもん…。」
なぎ「…何か探すか?」

 せっかくなので多機能端末を操作し、今回の目的としている野球について残席を調べよう。
さく「あ、全部バツになった。」
もも「いいんじゃない?どうせチケットとか前もって買ってたってんだし。」
めぐ「…あれ?」
なぎ「…おい、何か大事なもん置いてきたとかじゃないよな?」
めぐ「チケットはいいけど、…風船置いてきたっぽい。」


 昼神温泉を経て飯田へ向かう信南交通、白川郷へ向かう岐阜バスがそれぞれ発車。岐阜バスは新車らしくか知らないが、行先表示にフルカラーLEDを用いている。偶然か必然か、今回の野球で飛ばす予定だった風船と同じ赤色である。
もも「そういうさ…、変な本気してやらかすんだもん。」


 そして京都へ向かう名鉄バスは、恒例のエアロエース。カラーリングは高速路線で距離問わず共通化されている。車両番号を見る限り2009年式らしく、新車らしさが失われつつあるという…。
めぐ「…ごめん、今のとこカットで。」



1.名鉄バスセンター9:00発→京都駅烏丸口(11:47)着 特急名神ハイウェイバス京都209便/京都駅行き 名鉄バス2920
 乗車の際にQRコードは確認されなかったため、なんとなくJRバス関東のように乗車券が回収されそうな感じ。座席は紫系の4列シートであり、ヘッドレストが大きいため豪華に見えてしまう。他にフットレスト、コンセントが設けられている。
もも「で…、実際大したことなかったって?」
なぎ「いや、乗ってるならわかるだろ。結構いい感じだって。」


 名鉄バスセンターでは他に8人乗車し、まずは新幹線口へ向かう名鉄バス。笹島町(西)では続行するようにバスが停車している。やはり先行する便に乗客が集中するのだろうか。
さく「…バススタートもありだったって?」
めぐ「なくはないけど…、今日は時間とかあるし。」


 交通量の多さを考慮してか、新幹線口まで10分ほどかけている。
さく「やっぱりこっちから乗るんでしょ。」
もも「そりゃあね…、前からそうだったでしょうに。」


 リニア関連の工事が進められる新幹線口にて、乗車したのは14人。発車時点で2分ほど遅れていた程度であったものの、この先の交通事情によっては迂回もあるため時間が読めないとか。
めぐ「あったからね…、一宮木曽川で降りて国道迂回したってヤツ。」
もも「アンタそういうどうでもいいこと真顔で言わないの。」
さく「どうでもよくないんじゃない?こういう時期だし、時間気にする人いるんだし。」


 笹島の交差点までは戻る形を取るバス。ささしまライブ地区へ続く道が一部開通したものの、2017年夏時点では通り抜け箇所の工事がまだ終わっていなかった。通り抜けられるようになったのは2018年の話。

(つづく)