2022年8月11日(木)午後5時12分 大阪市西区・京セラドーム大阪

 規制退場も何も、今日はまだ出るつもりもない。イベントの名は『Bsナイトファンタジー』といい、ライトを使った演出もあるという。別件で使うつもりだったLEDライトを、このために持参した。
もも「本当、こういうのは…。」
なぎ「アレだろ、この前使わなかったって。…勝たせてもらったばっかりに。」


 休憩がてら待っていた後、グラウンドで準備が完了したようだ。事前に販売されたグラウンド入場券での"記載アルファベット"順に、グラウンドへの入場が始まる。スタンドに残っている人はあまり多くないらしい。
めぐ「今だったら、トイレ空いてるよ。」
さく「じゃあさ、たまには一緒でいいじゃん。」
なぎ「…わかった、逃したらダメだからな。」


 試合終了からだいたい1時間、いよいよ『Bsナイトファンタジー』が始まる。まずはスタジアムDJの方が登壇し、最初の挨拶やら。イベントそのものは1時間ほどという。
さく「…こんなに残んないもんかな?」
もも「いや、興味ないなら帰ってよくない?」


 場内が暗くなり、ステージ上の照明で『BsGirls』によるパフォーマンス。暗い場内が"夜"ということか。今一つカメラは焦点が合わない。

 


 そもそも、この手のライブイベントにはあまり参加しない性分である。今回は野球観戦後の"余興"なので、ほとんど休憩がてら流して見物するようなものだ。神戸ではこの手の流れで、花火2000発もあった。
なぎ「花火…、また見たいな。」
めぐ「いいよね、花火。後は写真を。」


 ライトを使った演出もあり、LEDライトのみならず携帯端末のライトも使ってみる。福岡ソフトバンクの『鷹の祭典』でも"光のセレモニー"があるものの、それとは性質からしてまったく別モノで…。
もも「それでいて乗り気だもん、最初から狙ったように。」
さく「…やっぱ100均で大閃光買ったほうがって?」


 かくして概ね50分弱ほどの『Bsナイトファンタジー』が終わり、いよいよ帰るだけとなる。もう少々の休憩を経て、こちらもお暇しよう。
なぎ「終わっちゃった。今、何分だったか。」
さく「どうだろ…、6時半ぐらい?」


 外へ出れば夕暮れ空と共に、灯った明かりが美しくなる。多くの客はすでに帰っており、静かに駅まで進められそうだ。
もも「…ってかアンタ、グッズんとこで何探してんのよ?」
めぐ「一応だけど、これでユニフォームないの横浜だけなんだよね。そうしたら全部見当たらない。」


 往路がJRの大正だったため、復路もJRの大正へ向かわねばならない。近くを川が流れている様を、デッキの上から眺められる。戦国的なコンセプトが完全崩壊した2014年の『Bs夏の陣』だったが、この年水色のユニフォームだったのはこの川流れがモチーフとなっているため。
もも「あ、そう?そんなことまでよく覚えてんのね。」
めぐ「一応、2017年が赤系で。原点回帰じゃないけど…。」


 10分ほど歩いて、JRの最寄り駅となる大正まで戻ってきた。夏の夕暮れは涼しくなろうと、蒸し暑さに変わりない。地下鉄長堀鶴見緑地線では1駅分に当たるため、距離感を感じるわけだ。
めぐ「…ちょっと休憩。」
なぎ「しばらくアレして体力落ちて…、それでマスクしたままだし…。」


(S)健康ミネラルむぎ茶670ml(伊藤園) 129円※軽減適用
 何はともあれ、水分補給なしに復路は始められない。コンビニ化して定着した駅の売店で1本買っておかねば。

 この日は青春18きっぷなので、往路で使ったものをそのまま使えばいい。1階の有人窓口から入って、2階の相対式ホームへ。さて復路ではできるだけ大阪から座りたいため、大阪からは一旦尼崎へ出ようと考える。
もも「わかったはいいけどさ…、アンタ汗すごいわよ。」
めぐ「これね…、本当きつい。マスクが無酸素みたいなもん。」



5.大正19:05発→大阪19:17着 普通1506/大阪環状線外内回り モハ322-32
 入ってきた普通が空いており、323系なので乗ったということ。座ってみれば往路と同じく、思いのほか座面が固く感じられた。
さく「すごい楽しちゃってるし。」
なぎ「そりゃそうだろうよ。動いて暑くなって、マスクも汗で張り付いてりゃ。」

 いつの間にか動画広告も専用コンテンツが出てきており、NHKからのニュース動画も流れている。引き続きこれらの動画広告は音声が流れない。そんな涼しい車内での休憩も、大阪までに短く終わらざるを得ない。



6.大阪19:23発→尼崎19:30着 普通231C/西明石行き クモハ207-1025
 大阪からは新快速に座りたいため、わざわざ一旦尼崎へ出る。短距離乗車なので普通が都合よく、しかも207系のリニューアルならば尚更選んで乗りたいところであった。
もも「体力落ちたくせに本当、そういう…。」
なぎ「いいだろうよ、ここから座れんよりは。帰りも長いんだ。」

 座ってみれば以前のソファー感覚から一転し、ロングシートは結構カタめに仕上がっている。発車するとリニューアル編成ではあったが、インバーター制御の音は従来から更新されていないような印象。
めぐ「こういうインバーター?変えないのかな?」
さく「あ、名鉄だと変わったんだよね。結構サイクル早いんだよ。」

 大正から大阪での乗り継ぎを挟み、25分ほどで尼崎へ。大阪からは普通であったものの、駅間距離が長いようでなかなか速く感じられた。
めぐ「ごめん、ちょっと変える。ここ出よう。」

(つづく)