2022年8月11日(木)午前9時40分 滋賀県米原市・米原駅

 金山から74分で、乗ってきたJR東海の特別快速は2番線に到着。次に乗るJR西日本の新快速は3番線から発車する。姫路行きであることから途中の切り離しはなく、12両すべて乗車可能だ。さらに後方ともなれば並ぶ人も少ない。


3.米原9:50発→大阪11:13着 新快速3441M/姫路行き モハ222-3024
 入ってきたのは12両すべて223系。前方8両は1000番台でリニューアルはされておらず、側面のLED行先表示も劣化が目立っていた。後方4両は2000番台で、3000番台が含まれる初期型だ。


 両編成とも、ドア上の案内装置に大きな変化が生じていた。これまで片方のドア上にあり、サイズの小さかったLED装置は交換。サイズの大きな液晶画面となり、両側のドア上に設置。片方を広告に特化させることで、225系と同等としたのだろう。


 乗車した10号車は空席を多く残して発車。車掌が自動放送用の端末を持ち、そこから流される音声はあまり音質がよろしくない。さらにドア上の液晶画面も外付けらしく、あまり挙動は安定していない。


 基本的には乗ってくる流れにある。近江八幡では普通(高槻から快速)が待避しており、あちらも223系。


 草津からは複々線の内側へ進んでいく。南草津と合わせて、車内は立ち客が多くなってきた。この辺りまで来ると京都はもとより、大阪からもさほど遠くない。


 今回の乗車ルートは過去に幾度となく利用したことから、比較的軽視してもよく寝てもよかったところだ。しかしどうも眠くならない。大津から山科、京都にかけては長大なトンネルが連続。内折れ式の開閉窓は換気を兼ねて開いていたところ、この区間ではバタついたため閉めることに…。


 京都で乗客が入れ替わり、立ち客が少なくなった。隣にいたHOT7000『スーパーはくと』は近すぎて収められず、近くに留置されていた205系1000番台でごまかしておく。近鉄の駅もビルの下にあり、屋根部分が屋内扱いされるのか喫煙できない。


 京都からは外側の線路を走行する。車両基地はタイミングが合わず、やはり大山崎の高速道路ジャンクションでごまかす。関空快速などで活躍した223系2500番台が2本入ったようだが、起用法はいかに。


 さらに高い位置へ高架橋を設けるべく、橋脚が立ち上がってきている。あちらは新名神高速と思われ、完成後はごちゃついた京都付近をスルーして進められることだろう。


(A)野菜生活100オリジナル(カゴメ) 110円※軽減適用
 名古屋で購入していた補給飲料のうち、野菜フルーツジュースをここで投入。この日はそこそこ食べたい欲が出ているところ、できれば野菜類を付け焼刃程度でも口にしたく。しかも"食事"まではもう少々時間がかかりそうなところ。

 新大阪で新幹線から大阪へ接続するのは、どういうわけか長距離志向な新快速とされる。目的地が三ノ宮,明石,加古川ならばともかく、大阪ならば1駅で本数も多いことから普通でもよさそうだ。


 米原から83分乗車し、大阪に到着。新大阪も大阪も、新快速と接続を取りつつ先に出るのは普通のほう。6番線は4ドア車両の発着に特化していることから、一般的な引き戸のホームドアが整備された。


 名古屋からここまで162分。新快速は普通と同時刻ながら、5番線を後に発車。こちらは特急車両が入りことも想定されており、ロープ昇降式の装置が採用されている。


 大阪環状線の線路を、吹き抜け空間となっている通路から眺めてみる。大阪駅ではこの大阪環状線のみ独立しており、多種多様な行き先がみられるところを1面2線でまとめている。ここからは大正まで、好きなタイミングでいいだろう。



4.大阪11:34発→大正11:45着 普通1422/大阪環状線内回り モハ322-16
 トイレ休憩を経て、環状線のみを走行する普通を狙っていた。今回乗車するこの区間で快速との違いとしては、野田(,芦原橋,今宮)に停車すること。オールロングシートでトイレがなく、女性専用車両の設定が1両あることぐらいしかない。何せ3ドアでフロントマスクも227系と同じく、225系100番台に通じるものが多々あるためだ。
(つづく)