(2)北海道新幹線が札幌まで開業する際のことを…。

 前置きが面倒になったので唐突に言う、2030年度に北海道新幹線は札幌まで開業する予定。この頃にもなれば山形新幹線はE8の導入が進み、東北新幹線もE5に統一されていることだろう。そうすると最高速度もだいたい300km/hが基準に…。

 加えて昨今の諸々から、JR東日本は料金の値上げに踏み切ると見た。そこでひとまず特急料金等を、少々加算される『はやぶさ』のもので統一すればよさそうか。効率の面から閑散期,繁忙期の設定(誤差通常期比200円)は廃止し、新規で設定された最繁忙期の通常期比400円追加は継続する。

 自由席特急券,立席特急券,特定特急券を、やはり効率面から全て『座席未指定券』に統一。これにより自由席のみならず、指定席の空席も利用可能となることだろう。料金は『はやぶさ』のものを基準に自由席相当で様子見。ICカードで直接利用可能な『タッチでGo!新幹線』は継続で。


 で、札幌へは新車の導入となる。仕様変更点は北海道の極寒な環境へ対処するものと、試験車両『ALFA-X』での成果を反映させたものとなろう。ただ現在使用されるE5,H5のマイナーチェンジ扱い(1000番台)でまとまるかもしれない。意外と…、N700S的なのアリかも。

 列車名も最高速度で『はやぶさ』に限る必要はなくなった。ただ『はやて』はもうそぐわないだろうから、北海道内(新函館北斗~札幌)は新規で起こしてみる。在来線特急が『北斗』だったことから、ひらがなに直して『ほくと』がいい。


 停車駅が…、なかなか迷うんだ。新規で開業する途中駅は新八雲,長万部,倶知安,新小樽とされ、このうち新八雲,新小樽は新幹線単独駅となることから2022年現在正式名でない。無条件で新函館北斗は停車として、それ以外ノンストップもありうる。

 最も怪しいのは、仙台発着の95号と96号。仙台から新青森は(盛岡まで併結する『こまち』を含め)各駅に停車し、新青森から新函館北斗はノンストップ。これひょっとすると、新函館北斗から札幌までノンストップになるんでないかい?


 まあ、壮大な計画はまだ眠ってるってことだ。

(おわり)

(3)札幌ドームに天下りされていた札幌市職員が札幌ドームから追放され、北海道新幹線開業に関連して函館本線の山線を保有する立場になった場合。自らの保身を優先すべく鉄路の維持に注力する説。

 既報のとおり北海道日本ハムファイターズ(野球)は2023年、本拠地を札幌ドームからES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールド北海道)へ移転させる。個人的には鉄道アクセスが暫定形のままなので、讃嘆で完成予定となる2027年までは限定的にでも共存してほしいもの。

 ということで"二刀流"の札幌ドーム。北海道コンサドーレ札幌(サッカー)の本拠地として集約されるのだから、管理者も北海道コンサドーレ札幌でいいはずだろう。しかし札幌市の団体は保有主としてならばともかく、管理者としても手放す気がないようだ。

 どこかの噂では、札幌市の天下り先…。


 さて、函館本線の"山線"。北海道新幹線の開業で並行在来線となる際、輸送人員の少なさから廃止を決定した。ただこの協議は一方的な印象が絶えず、一部区間では存続させたほうがいいとの声も大きい。

 そこで…、だ。現在の『札幌ドーム』(会社、以下"旧社")を、別団体となる"新社"が買収等。最終的に"旧社"は、何もない団体となる。ということで、線路施設だけでも押し付けよう。

 あくまで線路施設を保有するのみだ。運行そのものは引き続きJR北海道が行うか、別の第3セクターへ移行させる。いわゆる上下分離方式となる。しばらくこのような形で残して、ダメなら捨てれば(廃止すれば)よろしい。



札幌~小樽
 札幌近郊にあたるため引き続き需要が見込まれており、JR北海道が管理を継続することで決定済みとなっている。ただし新幹線駅が別位置となるため、在来線駅とどのように結ぶかは考えたい。


小樽~余市
 ほぼ一方的に廃止にもっていくようだが、余市蒸溜所など比較的需要の見込まれる区間ではある。もしこの区間が廃止となれば、線路施設保有者として失職を意味する。ということで嫌がらせを兼ねた当該説となったわけだ。


余市~倶知安
 この山線は新幹線と接しないようで、札幌から倶知安まで予定地から見て一切交差していない。このため唯一、新幹線と接続する拠点になりうる。需要も少なからずあると思われ、ここまでが存続協議に現実的といえる。


倶知安~蘭越
 倶知安からも、ニセコや昆布温泉への需要がありそうではある。もっとも倶知安からバス連絡も利便性であまり変わらないといい、比羅夫の駅が民宿だったとしてどこまでがとなれば…。したがってこの区間は、当該説でも廃止で決定だろう。

 


蘭越~長万部
 そもそも"山線"は現状、貨物の通過に適していないようだ。こうなれば需要も見込まれず、特に蘭越からは下手に残しておくほうが酷。わざわざ今回蘭越で区切ったかというのは、札幌へ直通する『ニセコライナー』が始発駅としているため。


 …まあ、札幌市の選択ミスだろうな。利権欲して全て失う。天下り職員にはJR北海道のアンチがいそうだが、線路を押し付けられて失うと家族が養えない。結局、誰の味方だったんだ?


 新球場の温泉でそのまま1夜を明かしたり、それ専用のチケットを求めていることはまた別。

(おわり)