2022年7月24日(日)午後3時33分 愛知県豊橋市・豊橋駅

11.東京13:27発→名古屋16:07着 新幹線こだま729号/名古屋行き 775-2076
 いくらリラックスして過ごすのが礼儀といえど、さすがに何もなしで過ごすのは落ち着かない。東京から豊橋までは3年前に『こだま』で乗っているものの、確かここから名古屋まで逆方向ではまだ重点的に収めていなかったはず。


 何もなく終わるわけにいかずとも、そもそも数だけならば結構乗っている区間。今回重点的に見ていくにも、どこがあっただろうかと。


 蒲郡は海に面しつつ、開けた谷間で街並みが形成されている。考えたがどうも、国道で例えるならば1号でなく23号と並走しているようだ。


 山々から抜けて、開けた平地が続く。矢作川を渡って三河から尾張へと進み、名古屋までラストスパートをかけたい。


 もうすぐ三河安城。新幹線で次は名古屋なので、通勤に使うにもよさそうな立地だろう。周囲には集合住宅など、居住する建物が目立ってきた。多くは通過することにより、車内にて名古屋まで10分程度と案内される。


 三河安城は追加で設けられた新幹線駅で、在来線も普通しか停車しない。新幹線の意地を見せているのは、16両対応の2面2線に通過線で規模が大きくなっていること。岐阜羽島のように割り切った存在となっていることだろうか。


 程なくして名古屋市に入り、南大高のイオンモールに差し掛かってしまった。そして持参したデジカメの電池はここで果てた…。


 東京からじっくりと着実に、2時間40分でかけて名古屋に到着。グリーン車で優雅に過ごすには十分な時間だっただろう。デッキは普通車のそれとあまり変わりない印象。

 チケット状の"乗車標"が自動改札に対応しないことから、改札から出る際も窓口を通らなくてはならない。抜ける際はそのまま駅員に回収された。


 日曜日の翌日は月曜日で、負担は減らしたい性分だ。今回はこのまま銀時計で終わろう。


 改めて、今回使用した『ぷらっとこだま』について。旅行商品として事前にJR東海ツアーズの実店舗やインターネットサイトで購入し、新幹線『こだま』の指定席やグリーン車をお安く利用できるというもの。今回は繁忙期に東京から名古屋までグリーン車を利用し、10800円となった。

 同じく繁忙期に同区間で普通車の場合9600円となっており、通常期ならばそれぞれさらに1000円安くなる。

 これを通常の乗車券などで利用する場合、普通車自由席で10560円。普通車指定席は11290円で、グリーン車は14750円。指定席とグリーン車で『のぞみ』の場合、さらに210円加算される。(いずれも通常期の場合。自由席は期間問わず、通年で同一の料金となる。)

 今回の価格のみならば、通常手段での普通車自由席に240円加算するだけでグリーン車だ。手段こそ煩雑であれど、このような壊れ方となれば…。ただこちらは発着駅や乗車時刻が指定されており、時間外や区間外は全て無効となる。全て買い直さなくてはならなくなるため留意したい。

 そう、煩雑な手段。2022年12月出発分からはインターネット販売限定になるといい、会員登録が求められるほか決済手段もクレジットカードにほぼ限定されてしまう。コード決済用のモノ(auPAYなど)に対応してくれれば…、選択肢としては。

 いずれにせよ、今回グリーン車に乗れてよかったものである。もし次があるならば、夜間のムードある車内を過ごしてみたい。


 最後に、持ち帰ってきたヘルメットカップ(大)。通常のモノ(2021年以降はホーム用のみ)がベースとなり、黒色でなく濃紺色となる。耳当て部分は、これまで持ち帰った大きいモノと同様にない。

(野性に還る獅子の夏 おわり)


「ひとまず7月のライオンズは以上となります。やっぱりこういう旅行記的なのやってると、どうしても落ち着かないんです。それでグリーン車は非常によかったんですよ。まあ…、まだまだ大人には遠かったんでしょうね。では、今回はここまで。」