2022年7月24日(日)午後1時22分 東京都・東京駅

11.東京13:27発→名古屋16:07着 新幹線こだま729号/名古屋行き 775-2076
 普通車とは明らかに異なった、暖色系で高級感ある客室。大きく重厚な2列2列の座席が並び、床面も重厚な絨毯敷。照明も色味がやや異なりカバーが和紙模様となるなど、普通車と比べてより柔らかい印象を覚える。


 リクライニングに連動して座面の沈み込む『シンクロナイズド・コンフォートシート』を採用し、倒れる角度もなかなか深い。リクライニングレバーは倒すか起こすかで、レバーを動かす向きが変わるため戸惑う。フットレストは折りたたんで、2面とも使用可能だ。


 背面テーブルは普通車と同様に使用できるほか、手前へ引き出すこともできる。耐久力そのものは普通車とあまり変わらないようで、ノートパソコン類ならば想定されているといったものか。池袋と東京での仕入れ品程度なら全く問題ない。


(他)ひととき2022年8月号(ウェッジ) 0円
 そんなグリーン車には車内で読むことができるよう、事実上の専用雑誌として『ひととき』と『Wedge』が座席背面に入っている。前者は旅行雑誌、後者はビジネス向けの総合情報誌だ。これらは一般向けの定期購読も受け付けており、1部の定価はそれぞれ550円という。

(他)クラフトBOSSラテ500ml(サントリー) 0円
 今回使用する『ぷらっとこだま』には、ドリンク1杯が無料となる特典もつく。JR東海のコンビニ売店に使用可能な旨があり、そちらでクーポンを商品と共に出せば可能。むしろ車内販売が『こだま』にないため、東京駅にあるJR東海系列の売店で使うしかなかった。

 このほかラージAまでの普通車では窓側にのみコンセントが設けられているところ、グリーン車では中央の大きなひじ掛けに内蔵され2席とも使用可能。ヘッドレストも大きいだけでなく、読書灯が内蔵されるなどギミック満載だ。オーディオサービスは廃止されたため、当該機器は撤去されている。


 あまり乗客はないまま東京を発車。フットレストはペダルを押して可動させることができ、下へ降ろして楽な姿勢になった。こうなればもう、名古屋まで快適な移動は約束されたも同然だ。


 多摩川を渡って、東京都から神奈川県へ。その前後で2段階の加速を見せるなど、速度制限が解除されるタイミングははっきりしていた。新横浜からは新幹線駅全てに停車しながら、最高285km/hで飛ばしていく。


(A)和風ツナマヨおにぎり(NewDays) 136円※軽減適用
 前日食べたJR東海の和風ツナマヨに続き、5月の北海道遠征で4日中3日食したJR東日本のほうもまた…。どうもご飯は濃い目の醤油味となっているだけでなく、ツナも入っていたらしい。ツナマヨもしっかりした味わい。

(A)直巻和風ツナマヨネーズ(セブン-イレブン) 税抜130円※軽減適用
 こちらもご飯にツナが入っていたように思える。色味はこちらがJR東海や他コンビニと同様やや薄いが、醤油味はしっかりついている。一方でツナマヨは醤油味にならないようで、どうもぼんやりしたような…?何せ"セブンの和風ツナマヨ"すら、北海道で食したモノとは別物らしいし。


 窓にもLEDが埋め込まれ、雰囲気のいい間接照明としてアクセントとなり。トンネルに入ると暖色系の照明共々、リラックスムードを演出させてくれる。夜間ならば終始この雰囲気なので、それはもう…。

 ところで今回も左側が指定されたため、景色は見ているものとして軽く触れる程度としている。右側にある富士山は、やはり雲をかぶっているらしい。


(A)海老カツとオーロラソースのトルティーヤ(NewDays) 330円※軽減適用
 オーロラソース…、というよりかはなんでだろうか。甘口なカツソースを感じた。肉ばかりに偏りがちな性分にして、エビカツは貴重な存在だ。さらに野菜もたっぷり入っているのが、何よりバランスを意識した証だ。


 食べたところで、気づけば静岡まで来ていた。食べたら、食べずとも眠くなるのは当然だ。何せ池袋のネットカフェでは、実のところそこまで寝てなかったりする。寝て休むのが本来あるべき形だろうが、どうもお初の新幹線グリーン車で落ち着くことができない。


 浜松を出て、往路でうまく収まらなかった弁天島付近の景色。これならばどうだろうか。

(つづく)