めぐ「ということで今回は2018年、方南町を制した話です。時系列が一時的に飛んでますけど、関連する話ですので一応。」


2018年7月21日(土)午後2時50分 東京都杉並区・荻窪駅

 東京から荻窪まで、JRで少々の乗車。ここからの目的があるので、外に出て写真を収めておきたい。
めぐ「…これで荻窪終わりだけどね。」
もも「で、方南町乗ってクリアと。」



3.荻窪14:54発→中野坂上15:04着 丸の内線/池袋行き 02432
 程よく硬いバケット形状をもつオールロングシートに、カーテンのないFRP窓枠。ドア上は案内用小型液晶画面に、広告用16:9液晶画面。車両番号から考えて、割と後期型らしい。とりあえず座れる程度となって発車。
さく「…まあ、特に中ですることもないんだし。」

 

 荻窪から10分。両端を本線が使用し、両側にホームのある中線を支線が使用する中野坂上へ。目的となる方南町行きはすぐ隣にいた。人が多く座れないまま、すぐに発車。時刻を後で見直せば、実は"脅威の0分乗り換え"だったりする。

4.中野坂上15:04発→方南町15:11着 方南町行き 02285
 中野新橋でまとまって降りていき、空きが多くなってくる。同じ02系でも方南町支線専用の3両編成は、座席仕切りが全てパイプ造り。窓枠もアルミ製となるなど、簡素な車内設備となっている。車内案内はLEDのまま、自動放送は本線と同様のもの。
めぐ「これ、何かに使えない?」
もも「使えるも何も、何に使おうってのかわかんない。」

 中野坂上から7分で、最初の目的地とした方南町に到着。当時はホームの6両対応工事が行われており、線路は1本のみを使用していた。ホーム上の冷房装置は、この猛暑で役立つもの…。
なぎ「…次、いいか?」
さく「じゃあ、その次いい?」
もも「あのさ…、そこ居座っちゃ動けないっての。」

 同じ02系でも方南町支線専用の3両編成は、外観からして区別されるもの。窓上の赤ラインは省略され、窓下には黒ラインが入っている。行先表示も幕のまま、ほぼ『方南町←→中野坂上』で固定。

 終着駅である以上、終端部は押さえておこう。これで丸ノ内線は、全て乗車したことになる。
もも「ってか、乗ったっけ?」
さく「乗ったじゃん、前から何回も何回もかけてさ。」


(S)荻窪→方南町:東京地下鉄運賃 195円
 猛暑日だろうともちろん、外へ出るのは欠かせない旅行班。ホームの6両対応と合わせて、駅設備そのものもリニューアルが進められる方南町(Mb03)。駅番号は荻窪(M01)から数えた番号を基準に、中野坂上(M06)から戻る格好。以前は小文字の[m]が支線に用いられたのだが、読みやすくするため[Mb]へと切り替えられた。

 周囲はやはり集合住宅が多い。新宿三丁目や大手町への直通が開始されれば、尚更注目されるエリアだろう。
めぐ「…以上。」
もも「わかりやすいこと…。」


 部分的に完成した駅通路とは対照的に、ホームは工事が続いていた。完成した現在はどのような姿だろうか?


5.方南町15:21発→中野坂上15:27着 中野坂上行き 02286
 急ぎ目に見た結果、方南町で24分巻いて出発。現在はホームの6両対応工事が完成し、方南町から本線への直通運転が終日にわたって行われるようになった。


6.中野坂上15:28発→赤坂見附15:42着 丸の内線/池袋行き 02442
 荻窪から乗った本線用の6両と同じタイプであり、今後は直流750Vへの昇圧と共に置き換えられる予定。乗車位置もあってか混雑しており、空席はない。
もも「…もう作戦みたいなもんよ。」
さく「まあ、途中でなんとかなるんならいいでしょ。」

 結局新宿などで乗客が入れ替わることはあっても、空くことはなく14分。赤坂見附は銀座線とホームを共有している。
なぎ「…少し休むか。」
めぐ「…では、お言葉に甘えて。」


(現)Relaxジャスミンティー(伊藤園) 130円
 またも水分が尽きており、コンビニ売店で購入。しかしいつもと志向を変えたため、花の香りに違和感を拭えない。
さく「…これでいいの?」
めぐ「…わかんないけど。」


7.赤坂見附15:49発→外苑前15:52着 銀座線/渋谷行き 1313
 大多数を占める通常タイプ車両。しかしドア上の液晶画面は後期型と同様、案内用2面に広告用1面へと切り替わっていた。
もも「これは座らない作戦じゃないのよね…?」
なぎ「ま、どうせちょっと乗るだけだしな。」

 乗車時間は3分に過ぎない。
もも「はいはい、着いたら着いたでさっさと…。」
さく「なんで?もうちょっと待ったら、ここ動きやすくなるかもよ?」


(S)方南町→外苑前:東京地下鉄運賃 195円
 神宮球場へ向かおうとするも、出口で詰まって進まなくなった。外苑前の駅工事が完了するのは2020年10月らしく、オリンピックに間に合わないと思われた。実際は2021年へ延期のみならず色々とあり、大規模な観客動員を伴うイベントを気にすることなく完成したと思われる。
もも「ほら…。」
めぐ「いや…、まだ時間余ってるし。」

 

 そのまま人の流れに乗っていけばいいので、迷うことなくたどり着くことは出来るもの。新国立競技場も構造体が組みあがっており、2020年元日のサッカー天皇杯決勝で完成披露となったのだが…。結局は8万人規模のまま、恒久的なものとなるようだ。
さく「で、ズームアップしたと。」
めぐ「見れるうちにね。」



 この日は神宮球場での野球となり、その話は以前にしているはずなこと。今回は地下鉄の話がメインであることから、野球については割愛させていただきたい。東京の地下鉄路線で残すは、南北線の飯田橋~赤羽岩淵。ついでなので、埼玉高速鉄道も押さえておこうか。
(2018年8月22日へつづく)

めぐ「…ごめんなさい、あと1回だけ続きます。」