めぐ「皆さんお待たせしました、今回からは2022年夏の新作です。結構引っ張っておいて、結局は今回もベーシック仕様で進めていきます。では時間を7月23日に戻しまして、今回も名古屋駅でお会いしましょうか。」

2022年7月23日(土)午前7時8分 名古屋市中村区・名古屋駅広小路口

 いつものように名古屋駅は広小路口からのスタートとする。その理由は名鉄の駅から近いことに他ならない。


(A)レジ袋(東海キヨスク) 3円
 ここからの行程を考えると、熱海で29分ある以外に時間的余裕はあまりない。名古屋駅で時間があるうち、ある程度品を買っておこう。

(前)青春18きっぷ(JRグループ)
 改めて、今回は久々となる青春18きっぷ。5回分を1回ずつ使用し、1人ならば1回目となる。名古屋からひたすら東に向け乗り継いでいき、池袋までJR。西武池袋線に乗り換え、西武球場前(を最寄とするベルーナドーム)が目的地だ。


1.名古屋7:28発→豊橋8:26着 新快速5306F/豊橋行き モハ313-5002
 この時間はどういうわけか、2022年現在待避線として扱われる3番線から快速が発車。前方に5000番台(6両編成)を連結する、313系の8両が入ってきた。車内は割と余裕が感じられる。

 このあたりは過去何度も乗っており、5月にも順方向で乗っている。軽く流す程度で済ませつつ、寝られるうちに寝ておくのもいいだろう…。


 そういえば安城は過去、写真を収めたかどうかわからない。本線が島式ホームとなる3面4線式となっており、定期旅客列車が待避するにはあまり向いていない。実際にも4番線から発着する普通は存在しないようだ。


 まずは名古屋から豊橋まで58分。折り返しは特別快速、米原行きとなる。これから乗る浜松行きは、またしても階段を介しての乗り換え。今回の往路は、このようなパターンを大いに想定した。


 そして乗車した編成がイカれていたと発覚。豊橋を頭に前方の6両編成は313系5000番台としたが、その後部2両は事故復旧車両(現番号+100、車体再新造)である。それだけならまだしも、後部に連なる2両はボックスシートの3000番台だ。



2.豊橋8:41発→浜松9:15着 普通934M/浜松行き クモハ211-6006
 2両編成を2本連ねた4両で入ってきた。浜松を向く前方が313系、後方は211系だ。特に後者は機器構成が異なることから6000番台となり、意外にも過去乗車していないのではないかと…。

 名古屋を1本後に出た新快速と接続し、席が埋まって立ち客も若干出る程度の乗車となり発車。ここも軽く流す程度とみてよさそうだ。


 ここで乗車した"展望席"だが、連結面にあたることから乗務員室の機器類をよく見られる。7セグメントでデジタル表示される編成両数や、各種パネル等の書体。30年前ならば最新鋭のモノだったに違いない。

 ついでに2両編成の211系6000番台は、国鉄の了見ならば213系であるべきだったのだろう。事実として過去西日本にいた『スーパーサルーンゆめじ』は213系らしくも、機器配置が優先されたため211系として扱われている。


 弁天島に差し掛かる。とあるアニメ作品でも出てきたところだが、ちょっとタイミングが早かったかもしれない。この弁天島で降りる客が多かった。

 西浜松は311系に続いて、キハ85の中間車両も運び込まれている。ステンレス車体で耐久性に優れるはずだが、311系は再活用されることなく2本が解体されてしまったらしい。それこそ、金属全てをリサイクルさせるつもりだろうか?


 豊橋から浜松まで34分。2番線に到着した後は折り返すことなく、そのまま回送となる。駅番号(CA34)で数えると、名古屋(CA68)から熱海までちょうど半分ぐらいだ。



3.浜松9:29発→島田10:14着 普通756M/興津行き モハ313-2514
 4番線にこれから乗る普通が6両で入るも、浜松を向いた3両の211系はここで切り離し。折り返して興津へ向かうのは、残った313系の3両しかない。

 こちらも1本後の接続を受けてから発車する。浜松までの4両と6両から3両1本になれば、立ち客が出ても不思議ではない。こちらも静岡までは5月に乗車しているため、軽く流す程度で済ませていいのだろう。

 主に磐田,掛川で入れ替わる形を見せつつ、立ち客は出たままな様相。幾度となく通った区間で座れている以上、時折来る眠気に任せるのもいいかもしれない。トイレにも入りたいところだが、隣の車両を見てやはり立ち客が干渉していた。


 浜松から45分乗車し、結局トイレのためだけに島田で乗り捨てることとした。静岡から乗る予定にしていた三島行きは島田始発なので、かえって好都合といえようか。


 橋上駅舎を持つ2面3線式の島田駅。3番線は折り返し便が使用し、掛川と同等のホーム構成となる。トイレも済ませて、あとはそのまま列車に乗るだけだ。



4.島田10:24発→沼津11:46着 普通760M/三島行き クモハ313-2502
 313系と211系を連結した6両が来る。始発駅なのだから座れるのは当然として、まだ車内にも余裕を感じられる。先ほど乗車した浜松発興津行きと、ここから乗る島田発三島行き。静岡を挟む区間は双方が運行され、有効な列車本数を増加させているのだ。

 六合にもネットカフェがあった。静岡近辺で夜を過ごすことになった際、これでまた1つ選択肢が増えたことだろう。静岡に向けて、基本的には乗ってくる流れにある。


 焼津から用宗にかけてはトンネルが貫いており、並行する海岸は美しくもなかなか険しい。その名も『大崩海岸』というだけあり、過去に幾度となく海岸線の道路(国道150号の旧道)が崩落したという。


 新幹線が並走し、安倍川を渡って静岡となる。これもタイミングが合わず、壁面にさえぎられてしまった。ここまでは席がまあまあ埋まる程度となりつつ、途中駅からでも座ることができたようだ。

(つづく)