2017年8月16日(水)午後1時頃 東京都練馬区・天然温泉久松湯

 風呂から出た後、休憩室というものはなくロビーが休む場となる。ドライヤーも別料金となっており、3分20円になる。やはり"銭湯"としては最小限のサービスにとどめているのだろうか。
さく「そうは言ってもさ?基本的にここって、地域の人が主な客なんだし。」
もも「そりゃそうよ。」
めぐ「…コーヒー残ってたんだけど。」
さく「あ、じゃあそれでいいね。」
もも「アンタだけでしょ、それ。」

 携帯端末の充電がある程度できていたところで、まだまだ時間は余裕たっぷり…。
めぐ「…副都心線クリアしちゃおうかな?」
もも「いや、いきなり意味わなんない。」
さく「一応書いてあるけど、見てよ。」
もも「あ…、あった。終わってから乗ろうってのを、先やろうって?」
なぎ「予備だろ。」
めぐ「一応、そこ残すのもよくないかなって。」
さく「できたら乗りたいかなって。」
もも「ふーん…。」

 さあ、そろそろ後にしよう。今回の『天然温泉久松湯』は23時まで営業、火曜日が定休日となる。

 直径250mmのレンズが用いられる信号機は、電球ならば愛知県でも結構見かけるもの。その後の信号機はLEDとなり、レンズ直径が300mmに事実上統一。外輪1つ分のLEDを点灯させず250mmとする方式は、東京都内でしか見かけないらしい。
もも「そんなもんさ…?」
めぐ「ちょっと気になっちゃた。」

 改めて、今回立ち寄ったのは『天然温泉久松湯』。美術館のような外観を持つ、デザイナーズ系と言えよう銭湯。夜になれば、また違った雰囲気を味わえることだろう。楽しみは尽きないものである。


(現)熊野古道の水 100円
 雨が止んで、穏やかな駅前を歩く旅行班。このタイミングで水を調達しておこう。銭湯でじっくり過ごしても、まだ1時間以上浮かせている。この時間を生かして、次なる目的が副都心線と決まった。
めぐ「せっかくだし、池袋と和光市もクリアしたいかなって。」
もも「ああ、そう?前ってどこまで乗ってるんだっけ?」
めぐ「…池袋までは乗ってるはず。」

 ゆっくりめに8分かけて、桜台の駅へと戻ってきた。高架下にもレストランなど店があり、しっかりと需要を感じさせる。
さく「そりゃ…。」
もも「はいはい、こんなとこで時間取らない。」

 桜台は各駅停車以外通過とあって、ホームそのものは島式1面2線となっている。では、池袋へ向かおう…。


33.桜台13:50発→池袋13:59着 各停/池袋行き 2391
 豊島園と同じく、リニューアルされた黄色い車両が来た。やはり各駅停車に乗る旅行班と、全て8両で運転される各駅停車。この手のものにも自動放送があるあたり、力の入り方がわかったりわからなかったり。
さく「新しいのならわかるけど、これそんな新しくもないし。」
なぎ「乗ってる中で静かにしろよ。」
もも「そうよ、アンタらしかわかんないようなことで文句言われたってわかんない人はわなんないの。」


 池袋は東京都内の主要駅とあって、なんとなく都会的なイメージを抱く旅行班。それでも1~2駅離れると、どことなく落ち着いた住宅地の雰囲気を見せてくれる。場所が場所だけに、土地代はそれなりモノとなるだろう。
もも「懲りないこと…。」
めぐ「別にそこまでじゃないよ?」

 9分で池袋に到着。西武池袋駅は頭端式となっており、都市部のターミナルらしく規模が大きい。これでひとまず、西武の路線は豊島園から池袋まで制したこととなる。
さく「あっという間だもん。」
もも「でもよ?このブログもペース配分もっと考えたほうがいいんじゃない?」
めぐ「そりゃ見所あったら取り上げるよ。」

 乗車用ホームと降車用ホームは分けられており、ホームドアは乗車用にのみ設けられている。

 特急は専用ホームから発着する。実際には7番線と線路を共有しており、ほぼ乗車位置という形で分けられている。今回は目的地の都合で乗ることはないため、来年以降の選択肢となるだろう…。
もも「で…、ここから副都心線よね?」
さく「そう言ったじゃん。」

 改札を出たら、そのまま地下へ入っていこう。
なぎ「また迷宮みたいなとこ進むってか?」

 JRの広い空間に出てきた。案内表示は適宜吊り下げられているので、それに従えばいいだろう。
さく「…大丈夫でしょ、時間たっぷりあるんだし。」


(現)東京メトロ24時間乗車券(東京地下鉄) 600円
 あまり迷うことなくたどり着いてしまった。とりあえずは最後まで使う予定となる、メトロ24時間券を購入。
もも「またこんなあっさりと…。」
めぐ「…大成功ってことで。」

 では副都心線ホームへ向かおうか。実際は地下鉄の通路が長いようであり、特にこれから乗る副都心線は後発開業路線。地下深くに"本体"が設けられるのが常というもの。
もも「ああ、それで今日から24時間券って入ってたわけね?」
さく「これ昼から買って、24時間だと帰りバス乗るまで使えるでしょ。」
もも「まあ、アンタららしいこと…。」

 副都心線は島式1面2線という、発着便がある駅にしてはシンプルなホーム構成。造作が古めかしいのは、先に"小竹向原からの分岐線"として開業していたため。発車案内には、直通する各線の種別も表記される。先に出る各駅停車は小竹向原から西武の路線へと進むため、今回の乗車対象とはならない。
さく「もうこれさ…、パスでよくない?」
なぎ「…よっぽどすることないんだな?」

(つづく)


「一旦ここで区切ります。ひとまずこの日最初の目的となった都営地下鉄と、次の"デザイナーズ系銭湯"はクリアできました。最大の目的となる事項が待ち構えており、実は2022年の夏休み案件と関連していまして…。はい、その話もお楽しみに。それでは、また。」