2022年7月11日(月)午後4時42分 名古屋市緑区・有松駅
今回は有松へ。有松の発車案内が新しくなったというので、見ていこうかと足を運ぶ。津島線~名古屋本線から三河線へ直通の急行が当時停車し、現在もその流れをくむ準急が停車。単純な相対式ホームながらも橋上駅舎を有している。
新しい発車案内こそ、液晶画面式となったそれである。2022年度から名鉄で導入されることが公表され、有松で先行導入を図ったのだろう。自動放送も従来と変わっており、どことなく"合成音声"らしいほか妙な間も開いている。
ホームにある待合室は非冷房なこともあって、窓とドアが全て開放されていた。橋上駅舎へ上がるには階段とエレベーターがあり、エスカレーターは設けられていない。
トイレは改札から入った奥詰まった位置にある。新しい駅となってから20年は経過し、特にトイレは古めかしく感じられた。洋式便器に温水洗浄機能はないだろう。
改札の前にある発車案内も液晶画面式に交換されており、見るからに市販品のような躯体をしている。方向別に3列車分が日本語と英語、停車駅を同時に表記可能。最下段は名鉄からのお知らせなどが流れる。時計もそちらへ組み込まれた。
自動改札は4通路あり、うち2通路がICカード専用。1通路は有人窓口に面した幅の広いものとなる。
橋上駅舎から延びる自由通路は屋根がなくとも、そのままイオンタウン有松に直結。1階が食品スーパーとなるほか、3階までに各種店舗が入居している。買い物には困らないだろう。
駅前広場はバスやタクシー等が使用するロータリーとなっており、周囲の住宅地に向けて市バスが発着する。
来たからには反対側、有松のまちも見て回りたかったことだろう。今回は穴埋め程度にまとめたく、余裕がないためパス。
丘陵地を開発し、現在は戸建,集合問わずびっしりと住宅が立ち並ぶ。
改めて、カラー液晶となった発車案内を見よう。ホームに設けられたそれは2段表記となっており、合わせて乗車位置表記も新しいフォーマットとなっている。従来あった1段表記のLED式発車案内は、比較的早くから導入されていたものだ。
さて2022年7月11日時点で、名鉄6000系の4両編成で唯一未更新のままで残る6028Fが残存していた。このタイプは座席がセミバケット構造となっており、オールロングシートでも座りのいいモノである。先に廃車されるのは、初期型ながら更新済みだった6006Fという。
(おわり)