2022年5月21日(土)午後8時32分 東京都千代田区・東京駅に到着

 新函館北斗から旅行史上最長距離を最速ダイヤと木古内,上野への追加停車だけで突き進み、4時間12分で東京に到着。睡眠や程よい息抜きもあったため、全く苦になることなく過ごし切った。乗車したE5の後期型は、回送となって折り返していく。

 ここからはどうにでもなればいい。まず仕入れるべきはシャープペンシルの芯だ。


(A)サントリー天然水600ml(サントリー) 108円※軽減適用
 そして夕食は何にしようか。飲食店は営業終了の時刻を迎えており、駅弁の店も閉店間際らしくほとんど残っていない。とりあえずここまで残していたものもあるので、水分さえ追加できれば何とかなりそうではあった。


(現)新幹線のぞみ指定席特急券:東京→名古屋 4920円
 券売機で指定席を調べると、発車時間の迫った1便の座席表で判別できた。11号車の車いす席が多く確保され、1列席になっていたことからN700Sということだ。この際なので少々割高になるが、指定席で締めくくろう。


28.東京21:03発→名古屋22:39着 新幹線のぞみ261号/新大阪行き 745-616
 ということで2020年7月の運行開始以来、初の乗車となるN700Sとなった。外観上では側面のロゴ以外に違いらしい違いが見当たらず、機能性を重視したJR東海らしいスタンスだといえよう。こちらも車内に車両番号が記載されていないので、メモ書きなしでは苦しくなる。


(A)モノグラフMG0.5mmシャープ芯(トンボ鉛筆) 220円
 ともあれシャープペンシルの芯は確保したので、なんとか筆記は可能となっただろう。1本は単純な芯切れで解決したものの、もう1本は残っていた芯の"詰まり方"が悪かったようだ。ここまでに夕食となりえるものと合わせて、テーブル状に並べて見よう。


 そんな車内は従来と大きく変化していた。案内装置はカラーLEDから横長の液晶画面へと変わり、車内造作も間接照明などどこか航空機内らしくなっている。座席形状もやや変わり各席ひじ掛けにコンセントが内蔵されるほか、座面もリクライニングに連動して沈みこむ。全体的には軽量化が表立った印象。


(S)ザンギ醤油おにぎり(サザエ食品) 183円※軽減適用
 では晩餐の時間へ。札幌駅で朝食として購入していたものを本州まで持ち越し、夕食として口にするとはなんてこったい。そして北海道の唐揚げこと、ザンギはこの日都合3回目。全て持って行ったのは倶知安の定食ながら、これで猛"ザンギ"賞。前日夜の仙台まで含めると4安打になる。

(A)和風ツナマヨおにぎり(ニューデイズ) 134円※軽減適用
 JR東日本の和風ツナマヨは大手コンビニと異なり、ご飯の色と味が濃いのを特徴とする。3日目は北海道内にいることから頂けず、大手系列の品(地域限定)を挟んだ4日目に購入。これで4打数3安打、晴れて実質の猛"和風ツナマヨ"賞だ。

(S)おにぎりサーモンとチーズ(JR北海道フレッシュキヨスク) 129円※軽減適用
 こちらはザンギ醤油と異なる業者が製造したおにぎりで、同じく札幌駅で朝食として購入していたものを本州まで持ち越している。サーモンとは聞こえがいいところ、実態はサケフレーク。そこへチーズが合わさるのは割とアリだ。

(A)ハムカツミックスサンド(東海キヨスク) 278円※軽減適用
 最終的には夜の席で北海道~東日本~東海という、よくわからないごったなリレーが成立。締めくくるのはたまごサンド,ハムカツレタスサンド,ハムレタスサンドの3連コンボ。もはや言いたいことは何も出てこない。


 これで今回の"食"は全て終了。6年半弱ぶりの北海道にして、名物らしい名物はザンギだけだったという。


 普通車のデッキはこれまでと変わらぬモノトーン調で、木目模様とメタリックが混ざり合ったものか。11号車は車いす対応の大型トイレや洗面台、多目的室を有している。


 液晶画面となった車内案内装置は表示の自由度も上がったようで、現在走行位置などもほぼ常時表記されるようになった。下段はこれまでと同様にカラーで案内や広告を流すのだが、これまでの明朝体からゴシック体に変わっている。さあ、とうとう愛知県。

 コンパクトにまとめて3泊4日となった北海道遠征も、もうすぐ終わろうとしている。駅に到着する際は棚の照明が明るみを強め、忘れ物をしないよう促されるのも進化点だろう。


 東京から96分で名古屋に到着。札幌から各種時間を含め、14時間4分という長旅をこれで完遂した。やはり陸路で景色を見ながら時間もかけただけあり、旅したという実感は強い。


 残る新幹線は新大阪行き『のぞみ』が、定期2本と臨時1本だけ。在来線の改札を出ていないので、名古屋市内となる春田,新守山,南大高まではまだ"かえり券"が有効だ。


 改札を出て、とうとう31280円を投じた往復乗車券は双方とも戻らなかった。ということで、今回の北海道旅行はここまで。最後はいつもの広小路口で締めくくろう。また北海道へ行ける日、いまだに回れぬ北見,網走から釧網本線。そして札幌近郊の新球場へ…。

(おわり)


めぐ「はい、ということで2022年北海道旅行。こちらでは※ベーシック仕様ですけど、これにて終えることができました。まず初日は新幹線2本で仙台。2日目に仙台から北海道新幹線と函館本線の"山線"を経て、3日目の札幌ドームとなりまして。最終日は往復乗車券の関係で、また"山線"でした。」

めぐ「次に北海道となるならば…、やはりまた新幹線乗りますかね?それと札幌までは特急で一気に進ませていただきます。まだまだ乗っていない路線が残ってますし、楽しみは後に取っていくと何か言いましょうか…。ここまでご覧いただきましてありがとうございました。」