2022年5月20日(金)午後0時4分 札幌市中央区・大通駅

 東豊線の案内にも、古い車両が案内表示の"アイコン"として残っている。南北線と東西線は比較的近接しており、案内に従って"Uターン"すればすぐに南北線の真駒内行きホームとなっていた。6年半弱は大通から麻生まで乗車しており、今回は逆向きに真駒内へと向かいたい。

18.大通12:06発→真駒内12:23着 真駒内行き 5519
 東豊線の3ドア4両,東西線の3ドア7両に続いて、南北線は4ドア6両。そして東豊線や東西線と異なり、緑色のドアに三線軌条方式となる。


 ドア上の車内案内装置は東豊線と同じく液晶画面方式だが、東豊線と異なり動きがカタい。これもやはり登場時期の差だろう。


 平岸を出てしばらくすると地上へ上がり、シェルターに覆われながらも景色が見られる。この南北線は地上区間を有するということで、シェルターで覆われていることをどうも忘れていたようだ。


 17分で真駒内に到着。これにて南北線も全て乗ったこととなり、札幌市営地下鉄は全線制覇となった。こちらの終着駅も島式ホームで、交互に入って折り返す方式となる。


 外へ出るとやはり雨らしい。駅前は集合住宅団地と、バスターミナルといったところだろう。1972年の札幌オリンピックで真駒内競技場が主な会場となっていたほか、調べたところ駅周辺に選手村を有していたという。


 高架駅にして裏手が山林のままなことから、出入口は実質1か所しかなかったりする(が、実際は2か所)。バス待合所を兼ねた高架下にコンビニのほか1店舗ほどしかなく、駅前には店が見られなかった。



(A)大きなおむすび・和風ツナマヨネーズ(セブン-イレブン) 151円※軽減適用
 コンビニで1つ買って食べようか。セブンの和風ツナマヨ、少なくとも愛知県では見かけない。こちらはご飯よりも、具材のツナマヨに和風のしょうゆ味を感じられた。大手コンビニでも地域限定の品があるのだから、何かと行脚はやめられない。


 ホームへ上がれば、もう1か所出口があったり。これで出入口が実質2か所になるのだが、もう少し見ていたほうがよかっただろうか。


 そして奥にも回送線が続いている。交互に折り返す方式だったところ、実際は引き上げて折り返す方式だったのだろう。


19.真駒内13:05発→大通13:22着 麻生行き 5211
 東豊線,東西線と同様に、南北線でも車両が統一されている。一方で折り返して乗った車両は、ドア上の案内装置が旧来の3色LED式。行先表示のLEDがカラー式の車両を見かけたことから、更新工事などによる差異はあるとみていい。


 往路で逃した景色を押さえたいものだが、やはり地上区間はシェルターで覆われている。とりあえず右に車両基地があり、回送線が合流してくる箇所までは押さえて置きたかったのだ。


 17分乗って、大通に戻ってきた。時刻は午後1時22分、札幌ドームの開場は午後4時30分となる。…ここからどうするよ?


 とりあえず車内での仮眠時間を取りたいこと。東豊線の栄町でまだ見ていない出口があるので、そちらを見て回ろうか。東豊線のホームは230m離れており、これだけならば東京都内の駅ほどでない。


20.大通13:31発→栄町13:45着 栄町行き 9315
 ということで再度栄町へ。時間配分そのものも完全に計算が甘かったのはともかく、午前に乗った車両がそのまま来ていたというのもほぼ忘れかけていたり。後々思えば、この選択そのものが正しくなかったのかもしれない…。


 ということで栄町の3出口から、改めて周辺を視察しようか。コンビニは少なく大型店舗が構える一方、個人店とも共存共栄を図られている。


 地下鉄の出口は、やはりビルの1階部分に設けられているようだ。都市部らしく建物は多くも、ビルは高さがあまりないため上空が開放的。


 どこか既視感があると思えば、午前に出た2出口が1出口の向かいに位置。3出口から少々の距離で回ってしまっていたのだ。先に見えるのは、北海道限定コンビニといっていいであろう『セイコーマート』。



(A)クラフトBOSSミルキープレッソ・ダブルホワイトラテ300ml(サントリー) 149円※軽減適用
 栄町の駅前にあった店はホットシェフの扱いがなく、食事として欲するものはなかった。欲するものは札幌ドームへ入るまでに飲み切れそうな程度の、水分ぐらいだろう。牛乳と大豆ミルクを使った、結構甘いコーヒー飲料でいいだろう。


 十分な休憩をもってしても、まだ時間的余裕を大きく残している。何せこのところ多く動くと、腰などに痛みが来てしまうのだ。とりあえず大まかな行動に支障は出ていないため、当面は様子を見ておきたい。


21.栄町14:20発→福住14:45着 福住行き 9318
 今度こそ札幌ドームの"メインイベント"。大通で降りることなく、そのまま最寄り駅に向けて全区間乗り通そう。
(つづく)