管理者代理「まあ、流れのまま札幌の3日目に進みましょう。この日は札幌ドームをメインにして、札幌市営地下鉄も制していきます。」

2022年5月20日(金)午前10時19分 札幌市中央区

 時間に余裕はあるので出発を遅らせることもできるとして、せっかくならばと6年半弱に乗っていない地下鉄路線も押さえておこうと。過去の地下鉄乗車(東京,仙台)と同様、終着駅及び周辺の滞在時間は20分程度を見越しておいた。


 階段を下って駅に出たところ、先ほどまで滞在していたネットカフェとエレベーターで直結していた。これは覚えておかねば。

(現)キーレス式コインロッカー 小300円
 さて札幌市内のみを移動しこの札幌駅に戻ってくるため、ロッカーへ荷物を預け入れておこう。カギのない方式で現金しか使用できず、取り出す際はレシート状の証明書に記載されるバーコードが必要となる。ICカード式ならば、カードをそのまま使えるので管理しやすかったのに…。


(現)地下鉄専用1日乗車券(札幌市交通局) 830円
 今回は平日に地下鉄のみを制覇すべく、通常の地下鉄専用1日乗車券を購入。決済手段にICカードが使えず、こちらも券売機に現金を投入して購入しなければならない。


(現)北海道大雪山の天然水500ml(JR北海道フレッシュキヨスク) 110円※軽減適用
 水分を持参せずスタートするところだったので、自動販売機で購入しておく。この水は硬度がやや高かった。


14.さっぽろ10:33発→栄町10:45着 栄町行き 9315
 東豊線は4年前、さっぽろから福住まで乗車した。今回は逆向きに栄町へと向かおう。なお現在は新車たる9000系で統一されており、4両編成のまま変わっていない。

 全区間が地下を走行しているようなので、景色を見られないということ。車内に棚はなく、短距離乗車に特化した構造だ。平日の午前10時半ともなれば、空きは結構多くなっている。


 さっぽろ(地下鉄の駅はひらがなで表記)から11分。駅名が名鉄瀬戸線と同じ『栄町』は、こちらもやはり終着駅。到着した後は引き上げていく。


 階段等を上がって、改札は1か所にだけある。改札を出ると左右に分かれており、今回は『つどーむ』や丘珠空港のあるほうを見ていこうか。


 2出口から地上へ出よう。駅の周囲はやはりビルなど建物が多くも、極端に高いものはない。車道は幅が広くとられており、北海道らしいと…。


 信号を左折して、コミュニティドーム(つどーむ)や丘珠空港へ向かうこととなる。丘珠空港へは1300mほどあり、バスも出ているという。時間があれば足を延ばしてもいいことだろう。


 今回は札幌市営地下鉄の路線を制することが優先事項なので、駅に戻るとしよう。残すは東西線の宮の沢と、南北線の真駒内だ。


15.栄町10:57発→大通11:11着 福住行き 9811
 手法としては早3年前になろうとしている、仙台市地下鉄と同様に"ハブ"を定めて。両路線をどちらから制してもいいようにしておくもの。ひとまずは東豊線を戻ろう。


 大通はまさに札幌の中心部であり、地下鉄3路線が"交差"。乗り換えの階段は前方に位置している。


 東西線や南北線への通路は広くとられ、かなり長く直線で続いている。途中にはコンビニも出店。東豊線との距離を有していたので、元々から乗り換え時間を多く見越しておいたのだ。


 両路線で走っていた往時の車両が、案内表示の"アイコン"として残っている。こう見ると現在の車両より、かなり個性的でゴツかったんだと。何せ東豊線もそうだが、札幌市営地下鉄は通常の鉄道と異なるゴムタイヤ軌道を用いた方式なのだ。


 東西線から乗っていくこととしよう。6年半弱は大通から新さっぽろまで乗車しており、今回は逆向きに宮の沢へと向かいたい。



16.大通11:18発→宮の沢11:34着 宮の沢行き 8220
 こちらは7両編成となる。東豊線に先駆けて1段下降窓を有する車両に統一されており、ドア塗装も同様ながらこちらはオレンジ色。しかし乗ってみれば、車両が登場した時期の差をよく感じさせる。


 座席が空いたので座ってみれば、これが結構カタかったり。ドア上にはフルカラーLEDの案内表示装置があり、背景に時計台が浮かぶなどかなり凝ったものとなる。こちらも全区間地下を通っているといい、景色は見られない。


 15分強で宮の沢に到着、東西線も制覇となった。こちらの終着駅は交互に入って折り返す方式となる。ここでも来た以上、滞在時間を20分程度確保しておきたかった。


 改札も1か所しかないが、柱を挟むのか左右に大きく分かれている。改札を出るとそのまま地下通路に…。


 2出口から地上へ上がれば、目に入るのが高速道路の高架橋。自転車置き場の標識にあるマークは、かなり古典的な前輪だけ大きな自転車となっていた。もはやこのようなタイプはお目にかかれない。


 駅の周囲は集合住宅が多く、店はあまり見られない。よくよく考えれば、出入口の間は地上を歩けばよかったのではないかと。


 さてバスターミナルはどこだろうか。探すうち、雨も降ってきている。あまり長くは居られないな。


 地下へ進めば駅に続く通路が長く、"動く歩道"があるので使いたい。バスターミナルは地上の屋内施設にあったようだ。


17.宮の沢11:48発→大通12:04着 新さっぽろ行き 8322
 折り返しも地下区間では景色など考えなくていいだろう。こちらの車内案内は従来型の3色LEDとなっており、改造してフルカラーLEDに交換されるのだろうと。

 往路と同様に15分強乗車し、大通の駅に戻ってきた。まさに札幌の中心部であり、地下鉄3路線が"交差"している。乗り換え時間は10分程度を見越しているものの、距離次第で長くも短くもなる。

(つづく)