2022年6月3日(金)午後7時51分 名古屋市東区・バンテリンドームナゴヤ

 2階にはモニターが多数あったことから、ひとまず2階の売店で並ぶこととした。とりあえず映像越しながら、これで試合の様子を逃すことはないだろう。それにしても2019年以前を含め、ここまで並んだ覚えはないはずだ。何があっただろうか?

 ひとまず6回表は1アウトから今宮がレフトへツーベース、柳町もフォアボールを選んで1,2塁。甲斐が空振り三振、千賀もピッチャーゴロに終わった。

 6回裏は1アウトから大野雄大が続投のようで打席に立つも、千賀の様子がおかしい。結局マウンドを嘉弥真に譲り、大野雄大は空振り三振。岡林がセンターへのヒットとなり、ここから右が続くため藤井へ交代。ランナーの岡林が走塁でアウトとなった。

 7回表は2アウトから柳田がレフト前ヒットも、グラシアルは浅いレフトフライ。両軍の球団歌を聞けぬまま、7回裏は津森がマウンドに…。



(A)ドラゴンカルピス(バンテリンドームナゴヤ/ポッカ・ザ・キッチン) 250円※軽減適用
 そんな7回裏に入って、他2品と共にようやく購入することができた。通常のドリンクだけでなく、見た目から彩を与えてくれるようなモノもあれば楽しみが増えるもの。こちらはカルピスを青色のグラデーションに仕立て、ドラゴンズブルーを体現している。お味はたぶん普通のモノと変わりない。

 1アウトからA.マルティネスにヒットが出たところで、ようやく自席へ戻ってこられた。代走に加藤翔を送るもビシエドがセカンドフライ、阿部は空振り三振に終わる。
なぎ「やっとおかえりか…。」
めぐ「…今日全然ダメ、せっかくなのに。」


 8回表の前、恒例だったドアラのパフォーマンスに代わる新イベント。勝利の"V"を模るように、スタンドから手拍子を送るもの。しかし今日(というより、福岡ソフトバンク戦)に関しては、福岡ソフトバンク応援団のリズム(西日本式準拠)とかぶってしまっていた。
めぐ「一応だけど、前々から見ててわかっちゃった。」


(A)骨付きフランク(バンテリンドームナゴヤ/ポッカ・ザ・キッチン) 450円※軽減適用
 さて当初の作戦は中盤あたり、主食級を追加したかったところ。しかし並んで順番が来るとすでに主食系は売り切れており、残った中から選ぶしかなく選んだのが骨付きフランクとポテト。とりあえず3本あるフランクは短めながらも太く、荒びきの肉感が生きる。骨はソーセージにする段階で入れたのだろう。
なぎ「…あれ、写真は?」
めぐ「あ…、もういい。」

 7回までに123球を投げた大野雄大はここまでとなり、8回表に登板するのは山本。先頭の中村晃がフォアボールを選ぶ。今宮もショート横を抜けるヒットとなり1,3塁。3塁の代走に野村勇を送った後、今宮が盗塁成功。柳町がゴロの間に、貴重な1点を追加。
なぎ「いいぞいいぞ、なんなら。」
めぐ「…これやっちゃった?」

 これで終わらない。甲斐もセンターへ抜けるタイムリーヒットで3点目。さらに代打で出てきたのがデスパイネで…。
なぎ「あ、いった!」


 打球はバックスクリーンへ一直線!2ランで5点差になれば、もう決まってしまったようなものだ。
めぐ「本当、いつか見たの?を、ごっちゃに。」


 片足を上げて取ったヘルメットと合わせる、このパフォーマンスは意外にも今シーズン第1号。調べればどうも周囲の"ノリ"に合わせて考えただけで、深い意味はないらしい。
めぐ「…どういうふうだっけ?」
なぎ「じゃあ、動画探して見直せ。」

 山本は4失点に沈み、マウンドを谷元に譲った。なんとか2アウトとしてからも、周東がヒットで出塁。柳田はレフトフライでようやく終わった。
めぐ「どっかで見たもん、こういうの何回も。」
なぎ「フラグ踏みまくってんじゃんか。」



(A)フライドポテト(バンテリンドームナゴヤ/ポッカ・ザ・キッチン) 300円※軽減適用
 最終的にはフライドポテトが主食になるしかなかった。揚げたてであれば美味しいのだろうが、これも時間が経過するため塩味だけで膨れる一方。フランク共々モノ自体がこの日、写真もなく反省の塊を象徴してしまった。次回あるならば、試合開始30分以上前の段階で可能な限り買い込んで座ろう。
めぐ「まあ…、隣は埋まってても大丈夫だったってことで。」

 8回裏のマウンドは板東。他に代走の関係もあり、守備が大きく変わる。木下がフォアボールを選ぶも、高橋周はセンターフライ。鵜飼もショートゴロでダブルプレーを免れる程度。代打の溝脇がライトへの二塁打で、ようやくチャンスらしいチャンスを得られる。
めぐ「せめて1点。」
なぎ「じゃあ、やらん。」

 辛うじて"ミラクル8"が浮かぶも時すでに遅し、岡林はファーストゴロに終わった。


 9回表で5点差、マウンドは田島。もはや既視感しかなく、ショートの守備に就いた根尾ぐらいしかもう見どころは残っていない。
なぎ「なんだ、投げるんじゃないのか…。」
めぐ「一応…、何点差までがダメだったっけ?野手上げるのって。」

 それでも無慈悲なことに手を緩めない"絶対王"。途中出場の川瀬がフォアボールを選んだ後、代走から入っていた野村勇がタイムリーツーベース。今宮もフォアボール。柳町は目を離した間に見逃し三振。甲斐がライトフライ。代打の渡邉がフォアボールを選んで満塁の後、三森が空振り三振で終わった。
めぐ「はい、もう負けです。」
なぎ「まだあるだろ、最後。」


 9回裏の攻撃に余力はなく、笠谷がそのまま3人で締めくくった。


 終わってみれば一方的な展開となった3時間39分の試合。それでも観客数29449人の前で、7回までは1点差の緊張感ある投手戦が続いていたのだ。
なぎ「…そうは言っても?途中までは分からんかったし?」
めぐ「まあね…、本当は降りたぐらいから?」


 ということで自ら決勝打点を挙げた、5回無失点で勝利投手の千賀。結果的にフルスイングが降板の要因にはなってしまったが、以後の経過は良好なようで一安心といったところ。特にパ・リーグの先発投手が打撃に乗り気なようで、以後日本シリーズまで見られないというのが惜しい。
めぐ「DHどうするか考えた話あるけど…。」
なぎ「後でゆっくりな。」

 規制退場は上段からということだったのだが、この展開では試合終了を待たずして帰る客が多かった。そのためか少し待てば、かなり空きが目立って楽に出られそうだ。

 

 もっとも出口の混雑までは分からず、それこそ札幌で見られたようにビジョンで知らせてくれればと。
めぐ「規制っていうと、なんか呼ばれたら出なきゃいけないかなって。」
なぎ「わかる。だったら、札幌のアレしてくれたほうが…。」


 結局『ヴィクトリーショー』もお預けで、単なる休憩時間と化すだけ。この際なので勝利した福岡ソフトバンクに合わせて、LEDコンサートライトを黄色く光らせてみよう。
めぐ「せっかく…。」
なぎ「そういう余計なもんはいい。」


 この日は帰宅時間を遅らせる制限はなかったものの、特に中で見るものもすることもなかったため外へ。この3連戦は『ガールズシリーズ』と銘打たれて開催され、外周にオブジェを設置するなどして盛り立てている。夜になってからはライトアップもなされるので、改めて見ておこうと…。



(現)十六茶600ml(アサヒ飲料) 140円※軽減適用
 地下鉄の駅へ進む動線は流れているとはいえ、まだ混雑しているようだ。2週間前の札幌ドームでは"サンカク"と出てくるだろうから、いかに親切だったか窺い知れることだろう。
なぎ「今日って原付?」
めぐ「原付で来たから、いくらでも遅くできたんだよね…。」
なぎ「じゃあ、ここで終わるんだな?」
めぐ「終わるよ。」


 2019年9月の大阪以来となった、フル動員扱いでの野球観戦。以降は意図的に満員を避けたほか、感染症の影響で動員が制限されたこともあったもの。解禁と当時に、反省ばかり残ってしまったのが悔やまれる。次回の野球は、もう少し場内での過ごし方を事前に考えていこう。

 あま市からは原付で、往復合計34.6kmの道のり。北海道まで行ってしまっていた身。そして原付でも静岡県境まで進めてしまった身にとっては、もはや出かけた感覚すら今一つ感じない。もっとも場内での出来事から疲労感はあり、翌日は休みでなかったところ休暇を取得している。


 さて"戦利品"となる、フェイスガード付きヘルメットカップについてもう少々。よく見たところフェイスガードがなくとも形状がやや変わっており、耳当て部分がより現実に近い形状となっている。横幅も若干広がっているようだ。

(おわり)


管理者代理「ということで5月、6月と組んだ野球観戦話が終わりました。何せ速報性も要求されることで、こういうのってため込んじゃうと、明らかな面倒ごとなんですよ…。だから、先に作っちゃったほうが早くって。北海道新幹線の旅行パートは全然です。いうなら3年前…、いいか。では、また。」