2022年5月20日(金)午後6時2分 札幌市豊平区・札幌ドーム
1回表。山野辺の打球はセンターが取れず、いきなりツーベースで始まる。金子はバントを決め自ら残るも、何か様子がおかしい。
さく「あー…、これはきつい。」
なぎ「いきなりこうなるもんか?」
結局自力で上がれず、代走に岸が送られた。1,3塁から愛斗がショートゴロの間に、埼玉西武が1点を先制。
もも「…期待してんでしょ。」
めぐ「何が?」
1アウト2塁で、観戦時点でのリーグ2冠(本塁打,打点)。山川が最初の打席で、左中間へのタイムリーヒット。
外崎のサードゴロで2塁がアウトとなり、外崎は盗塁を成功させ2塁へ。川越は空振り三振に終わった。
さく「あのヘルメットも光沢あるもん。そこがなんか、お高い。」
なぎ「アレはサード用だからよかったんだ。」
いきなりの負傷退場があり、1回裏からすでに外野守備は大きく変わってしまった。さて北海道日本ハムの攻撃中、天井のスピーカーから応援歌が流れる。実際に聞くと声が入っていない反面、トランペットらしい聞こえ方が強い音源だったりする。1回裏は3人で終了。
めぐ「やっぱりちょっと違うんだよね、生音と。」
もも「あ、やっぱり?テレビとかじゃあんまりってか。」
2回表も3人で終了。2回裏は若き4番打者、 野村がレフトへのヒット。清宮もライトフェンスに直撃させ、0アウト2,3塁。
レフト側のビジョンには各種データや、Twitterを介して寄せられたメッセージが表示される。守備時含め通常時は白と青がベースとなるところ、チャンス時は赤ベースで燃えるような背景画像となり盛り立てる。
さく「こういう、ちょっと変わるのが好きなんだってね?」
めぐ「好きっていうか…、ユニフォームの色で変わるっていうのかな?」
松本剛のセンターフライは浅すぎた。石井がセカンドゴロの間に1点を返し、2アウト3塁。2018年当時は読売に在籍していた捕手の宇佐見だったが、ここは空振りの三振を喫する。
もも「あれ、大阪のだった?」
なぎ「これがなんか、フラグとかいうんだろうな。」
3回は表、裏の攻撃共に3人で終了。4回表は2アウトから川越がセンター前ヒット、栗山もセンター前へ運んで1,3塁。柘植は空振りの三振を喫した。
さく「すっかり落ち着いちゃってる。」
2022年でも交流戦前までは前後左右1席空け(定員の半数を目安)を継続しており、そうでなくとも観客動員が低迷していたことから当初から観客数をそこまで見越していなかった。試合開始から1時間が経過し、やはり客入りは乏しく。特にビジター席を除くライトスタンドは"大穴"が…。
めぐ「おかげでこんな快適に。」
もも「アンタ本当、誰の味方よ?札幌ドーム行きたいってたの。」
4回裏は万波がセンターへ抜けるヒットで出塁。野村もライト前へのヒットで続く。
なぎ「ここで1発とか出たらな…。」
しかし肝心の清宮がダブルプレーに終わり、2アウト3塁。松本剛も見逃し三振で好機を逸した。
さく「そうはうまくいかないってもんよ。」
5回表は1アウトから山野辺がレフト前ヒットで出塁し、盗塁も成功。岸の弱いゴロで3塁へ進む。愛斗はライトフライで追加点ならず。
さく「あ、外すんだ?」
めぐ「ちょっと欲しくって。」
(S)メロンソーダ(札幌ドーム) 260円※軽減適用
小物を1つ仕入れるとともに、2杯目のドリンクを投入。先ほどは従来のプラスチックストローだったところ、紙ストローが添えられていた。そこは店の判断やら、選択の自由なのか。買っている間に5回裏は3人で終了。
さく「おかえり~。」
もも「まーた1杯はいいけど、しょうもないものを…。」
(S)かけカラ・てりマヨ(札幌ドーム/銀座ライオン) 550円※軽減適用
唐揚げ3個とポテト…、作り置きなのがすべてを物語っている。てりやきソースは実質最初からかかっていたものであり、そこへ自らマヨネーズを後掛けするのは面白い。ほかに2種類あるので、個人的嗜好にあわせてどうぞ。
食べている間に6回表は3人で終了。続く6回裏も3人で終わっていた。7回の攻撃を迎える前、球団歌が流れる際の"風船飛ばし"も休止されてから早2年。札幌では運用開始時点からハンドポンプ使用を義務化していたが、他球場に合わせた形で休止が継続されているのだろう。
なぎ「…特になくても。」
めぐ「ま、基本使ってないよ。」
7回表は2アウト滝澤がセンターへのヒット。山野辺の打席で盗塁を仕掛け、セーフとなったところでリプレイが要求された。ご丁寧にも『BIGBOSS』名義で…。
さく「いきなり蜃気楼じゃないけど、そういうこと…。」
なぎ「そういやそうだった、登録名も。」
検証の結果、判定が変わってアウトとなった。
7回裏、野村はこの日3本目のヒット。清宮がセンターフライで1アウト。松本剛がレフトへ抜けるヒットの後、石井はフォアボールで満塁。
さく「あるんならここでしょ、絶対。」
もも「…ってか、前々からだけどさ?細かいとこ絶対気にしてなくない?」
ここで宇佐見が左中間への2ベースで走者3人とも返し、北海道日本ハムが試合を逆転!谷内も四球を選んだところで1,2塁となり、髙橋光成はマウンドを降りた。
さく「ほら、フラグを。」
なぎ「フラグなんかないだろ。」
埼玉西武の2番手は森脇。アルカンタラはファールフライで2アウト。淺間はセンターへ抜けるヒットでもう1点を追加。淺間が盗塁を成功させて2,3塁となった後、万波は空振り三振を喫して終わった。
(つづく)