管理者代理「みなさーん。今回からは北海道旅行のうち、札幌ドームでの野球話を先行して流しますよ。もうすでに結果はおわかりだと思いますけど、一応この次もありまして。場内散策とグルメ、そしてプロ野球の本編をお楽しみに。」

2022年5月20日(金)午後4時40分 札幌市豊平区・札幌ドーム

(A)C指定席1塁側(札幌ドーム/北海道日本ハムファイターズ) 2800円
 新監督(BIGBOSSこと、新庄剛志)の動員効果と、現状でも定員の半数まで(前後左右1席空け)という動員制限。結果的それらの心配は一切不要だった。そんな札幌ドームは1層式のスタンドにして、内部空間はさすがの大きさだ。屋根部分にはLED照明も採用されている。
さく「いいとこ取れたんじゃない?」
もも「ま、そんな上がらなくてよかっただけ…。」


 フェンスはダークグリーン系の色合いをなす。座席はダークグレー系の色をした座面跳ね上げ式で、バンテリンドームナゴヤ(ナゴヤドーム)と同じ形状。内野のみならず、外野席も同じものが採用されている。


 内野スタンドは上部に膨らむような形状をなしており、外野スタンド最上段を境目として上下に分かれる。指定席も同様な分かれ方をしており、傾斜もきついため実質のアッパーデッキとなった。
なぎ「あ…、いわれりゃ確かにそうかもな。」
めぐ「そうでしょ、だから好都合ったらアレだけど。」


 コンコースは部分的に天井が黒く塗装されていることもあり、暗く感じるのは否めない。場内に飲食売店は数あれど、なかなかしっくりくるものが思い当たらない。ユニフォーム自体がフルモデルチェンジしたこともあるのか、ヘルメットカップは扱いがないようだ。


 スタンドへの出入口は階段を上がり、上に架かった渡り廊下を渡るような動線。2001年の開場とあってまだまだ古さを感じさせず、各所ともオシャレな雰囲気をなしている。
さく「なんか野球場じゃないよ、こんなシャレオツな。」
もも「そう…。だから野球っぽいの作って、移転って?」
なぎ「そんなことはない。」


 場所によっては外壁がガラス張りとなっており、日中は外から自然光が入ってくる。その様はコンサートホールやら美術館か、あるいは近いところで文化会館の大ホールへ上がる入口か。光の加減共々なかなか美しい。


 外野スタンドの最上部に出てきた。外野席部分とは仮設フェンスで仕切られており、行き来するにはチケットが必要だ。ここから最下段へは階段通路しかないため、上下移動はわかりやすい反面なかなかハードなことだろう。



(S)ペプシコーラ(札幌ドーム) 260円※軽減適用
 札幌ドームのドリンクメニューはプラスチック製カップで提供され、あまり量は入らなそうなタイプらしい。価格ともども東京ドームと同等ぐらいか。


(S)頑固オヤジのカレー(札幌ドーム/頑固オヤジのカレー) 750円※軽減適用
 札幌ドームへ来るにあたって、今回どうしても入れたかった品がこちら。モノは具材が溶け込んだビーフカレーで、普通においしくいただけよう。それ以上に特徴なのが、丸々大きな茹でジャガイモ。ほっくりした食感は、まさに北の大地で食べることを実感させる。

 で、この商品は平たく大きな器に入って出てきた。結構これが場所をとるのだろうし。ある意味自主的判断で前後左右1席空けを継続してくれて、よかったようなものだ。
もも「本当、アンタのためにやってくれたようなもんよ。」
なぎ「それは違う。お前こそ隣、堂々と使って。」



 そうこうしているうち、発表の時間になってきた。ここでは審判団から発表するスタンスらしい。
めぐ「ごめん、ブレた。」
もも「それ。カメラ持つとことかさ、もうちょっと安定できない?」


 続いてベンチ入り選手が一覧となって表示される。まずはビジターの埼玉西武から。


 ホームの北海道日本ハム。よく見ると背景が模様となっており、表示部が"半透明"となっているなど凝ったものとなっていたり。
めぐ「タイミングとかもあるし…、結構すぐ変わっちゃう。」
もも「いいけど、あんまり慌てなくたって。」


 札幌ドームではビジターチームが一塁ベンチを使用するため、ビジター席もライトスタンドの3区画分となる。読み上げられた際は応援団が太鼓を打ち鳴らすが、2019年まではトランペットも加わっていた。手持ちの小旗は2021年から、応援団の大旗は2022年から再開が認められたらしい。
さく「まあ、とりあえずできるならこれぐらい。」
めぐ「響いただけ、聞けて良かったことで…。」


 ビジターのスタメン発表は例によって淡々と進行。レフト側のビジョンに、この日のスタメン選手が写真付きで一列に並んだ。埼玉西武の予告先発は髙橋光成(フルネームが登録名)。
もも「…でもやっぱりアレよ。トランペット足りないし。」
めぐ「これ手拍子も、主旋律あってのリズムっていうか。それがない。」


 北海道日本ハムはオープニングを挟んで、最初に出てくるのがBIGBOSS(こと、新庄剛志)監督である。力の入れようがこれでわかるかと…?
なぎ「最後のほうがいいな、ドラマとかも大物。」
さく「あったあった。割と存在感ある大御所が、最後に並んで。」


 ユニフォームを変更したことに合わせ、フォントも角ばったものへ一新。スタメン演出も大きく変わったことだろう。北海道日本ハムの予告先発は伊藤で、好投手同士の投げ合いになりそうだ。


 例によって、この日のスタメンを一覧で収めておこう。片や前年で主力を放出して、戦力や戦法が固まらず。もう片方も主力に離脱者が多く、結果として双方とも若手選手が多く並んでいる。スコアボードも背景が明るいため、カメラでうまく映ったか直後は分からなかった。
めぐ「あ…、大丈夫っぽいね。」
さく「ならいいけど、最悪カメラごと壊れたりも。」
なぎ「そういうこと言うなって。」


(S)上沢直之のモスの海老カツ&焼肉丼(札幌ドーム/モスバーガー) 850円※軽減適用
 バーガー店なのに丼メニュー…、2018年の東京スタミナ丼(明治神宮野球場/フレッシュネスバーガー)を思い出しそうだ。しかしその実態は異なる。海老カツは海老カツバーガーの海老カツだし、焼肉はライスバーガーの焼肉。バーガー店ならではの丼メニューといえる。

 海老カツはスイートチリソースがかかり、焼肉にはレタスとマヨネーズを合わせたくなる。数少ないオリジナル要素がスクランブルエッグだが、やはりマヨネーズが美味しいものだったりするのが…。


 で、上沢選手がプロデュースする必要はあったのか。実際は上沢選手がプロデュースしなければ、この商品は世に出てこなかったわけで。夢を夢で終わらせない、(以下略)。
もも「さあ、そういうのは本人に。」
なぎ「別に好きなもん食うことに文句言うな。」


 さてグラウンド上では開始前のイベントに続き、両監督と審判団でメンバー表の交換が行われる。BIGBOSSこと新庄監督を生で見るのは、現役選手だった22年前以来だったりするのだ。
もも「あー、もうこれ以上言っちゃダメ。」
さく「なんで?いいじゃん。」

 さあ、試合開始!

(つづく)