日本の争点~国会議員に移動の特権は必要か~
国会議員には移動の自由を保障すべく、JR全線が乗車可能な"特権"が発行される。当該パスを用いればグリーン車も無料で乗車可能だが、議員退任後にこんな事案が発覚した。
本来は議員退任後に返納すべきものであった。ところが容疑者は議員退任後も当該パスを保持し続け、無料乗車を繰り返していたという。発券ミスから現職議員の名前が使われて、事案が発覚したに至ったのだ。
さてこれまで無料パスで、どうやって指定を取っていたのかと疑問を抱いていたもの。どうなのかといえば、指定席は申込書に記入して駅員に渡す方式。これならばグリーン車も同様といえよう。なおグランクラスは設定当初から適用外とされた。
国民の間でもかねてから特権否定派と、移動保障派に分かれていた事案。個人的に…、指定席は実費でいいのではと。グリーン車なら尚更だ。譲歩したところで、グリーン車のデッキで立ち移動しかない。
在来線特急で全席指定となる『成田エクスプレス』『ひたち』『ときわ』『スワローあかぎ』『あずさ』『かいじ』『富士回遊』『踊り子』『はちおうじ』『おうめ』『湘南』『こうのとり』『きのさき』『はしだて』『まいづる』『はまかぜ』『らくラクはりま』『びわこエクスプレス』『くろしお』は、座席未指定で普通車へ乗車可能とした。乗車整理券が必要なホームライナーは、座席定員制という観点から購入する必要がある。
JR九州の『A列車で行こう』『海幸山幸』『あそぼーい!』『いさぶろう・しんぺい』『かわせみ やませみ』『SL人吉』『指宿のたまて箱』は、列車の性質から指定券を実費で必要としたい。記載しなかった、いわゆる"観光列車"も同様だ。『ふたつ星4047』もおそらく同様となりそう。
なお新幹線では自由席を連結する『のぞみ』『みずほ』についても記載。場合によって、指定席以上は運賃分含めて無効となる可能性を考えておく。ついでに『つばさ』は、連結する『やまびこ』の自由席を利用する扱いとみなした。
話は長くなった(しかもまだ全てを網羅していない)が、"原則として自由席のみフリー乗車可能"。これを当ブログの意見とさせていただく。
(おわり)