(※ベーシック仕様)
2022年5月2日(月)午後3時26分 静岡市葵区・静岡駅北口

 浜松と同様、静岡駅の北口はバスが発着するターミナルを形成。今日は『さわやか』のげんこつハンバーグを除けば、特急グリーン車や元セントラルライナーなど"乗るほう"へ全振りしている。何か観光しようという考えは、ここまで一切ない。

 そのままICカードで入場し、名古屋へ向けて戻ることとした。


8.静岡15:41発→御厨16:39着 普通441M/浜松行き クモハ313-8503
 ここから乗る浜松行きもまた、313系8500番台が用いられることをあらかじめ調べていた。熱海始発の6両中後ろ3両であり、こちらもそこそこな乗車ぶりとなる。車端部の"セミコンパートメント"へ、適当に相席しよう。


(A)ジョージアラテニスタ・カフェラテ280ml(コカ・コーラ) 150円※軽減適用
 とりあえず購入品の写真だけでも収めたい。ミルクの味わいあるコーヒー飲料はデザートのつもりが、甘いようでそこまで甘くない味だったり。仕掛けるはずだった静岡茶羊かんは1本が長すぎるため、現地で口にすることを断念。持ち帰ることとなった。

 その復路は眠気に任せ、気づけば景色をあまり見ることなく寝ていたようだ。掛川に来ると、折り返しホームに豊橋行きの313系1100番台が待機している。


 いっそ新しい駅で降りてやろう。御厨は普通のみが停車するとあって、シンプルに相対式ホームを持つ。


 エレベーターの完備された橋上駅舎で、自動改札と共に駅員も配置。改札を出ると自由通路となる。発車案内は当初より液晶画面式で備わった。トイレは洗浄機能付き便座だったのに対し、手洗い場に石鹸液は用意されていなかった。


 改札を出ることなくホームへ。駅名標は当初からバックライトを非搭載とするなど、コストダウンを意識したようなしていないような仕上がり。駅番号CA30はこの駅に割り当てるため、制定時点で空けられていた。



9.御厨16:51発→豊橋17:58着 普通797M/豊橋行き クモハ313-1107
 ということで、掛川始発の4両編成は313系1100番台。割と空席が目立っているので座れば、やはりこちらは座席が薄かった。名古屋地区と静岡地区では、それぞれ所属車両で車内LED案内の文面がやや異なっている。


 この普通は浜松の3番線で16分停車。先に到着していた313系8500番台は熱海へ折り返すべく、隣の4番線で待機していた。後続の普通(熱海始発)が2番線に入り、この普通に接続。4番線から熱海行きが発車する。


 こちらもなかなかの混みようを見せ、豊橋に向けて発車。浜松を出て少々すると、右側に211系が1両ずつ"ブツ切り"で留置されていた。ステンレス車体の"持ち"は良いのだろうから、そのまま何もなく解体するのはもったいなさそう。


 鷲津まで来た。静岡地区に『名古屋・豊橋往復きっぷ』で乗り越すことはできず、全区間の運賃が必要となる。色あせていたものの、このような"知らないで済まされない"重要事項が欠かさず記載されている。しっかり教えてほしい。


 掛川から浜名湖の北岸を回ってきた、天竜浜名湖鉄道が新所原で合流。駅舎とホームはJRと分かれて設置されている。JRはそのまま愛知県へ。


 静岡から御厨が58分、御厨から豊橋は67分の乗車で到着。折り返しは浜松行きとなった。かつて国鉄二俣線(現在の天竜浜名湖鉄道)が発着した名残としてホームが残っており、現在は管理用としてのみ使用される。



(S)JR運賃:静岡→豊橋 1980円
 名鉄で帰ることとしよう。JR飯田線の線路とホームを見れば373系特急『伊那路』が入り、313系3000番台の普通と並ぶ。両者は共通点が多く、さながら165系と115系の関係に似たところ。


10.豊橋18:15発→神宮前19:00着 特急/名鉄岐阜行き 2331
 すっかり日も傾いており、雲が多くなったところへ入ってきた特急。特別車のみが新車となった編成で、一般車も照明がLEDに交換されていた。この日は6両で運転されることもあり、混雑したまま発車。


 伊奈を通過した後、気付いたら通過している小田渕。長年見計らって、今回ようやく姿を捉えられた。


 国府で結構な下車があったため、2200系の車内はひととおり見渡せるようになっている。本宿のあたりでは東名高速と国道473号バイパスが交差しており、夕闇に灯るナトリウムランプが美しい。

 その後知立にかけて、どうやら雨が少々降ってきたようだ。



(S)名鉄運賃:豊橋→神宮前 1070円
 神宮前で降りて締めくくろう。


(S)名鉄特別車両券:神宮前→木田 360円
 時刻を見ればちょうどいい時間に津島線の特急があり、平日限定ならばと狙って乗ることとした。指定する際に展望席が可能だったことから、1000系だとわかるだろう。


11.神宮前19:06発→木田19:29着 特急397/佐屋行き 1163
 2015年から施されたリニューアルで、これまで淡かった車内色も濃くなっている。帰宅時間帯ながら特別車への乗車は多くなく、最後も"連休の谷間"らしく優雅な旅気分だ。


(M)名鉄運賃:神宮前→木田 410円
 豊橋から乗り継いで74分。貨物線を走行するホームライナー大垣,静岡県限定『さわやか』のげんこつハンバーグ,静岡に嫁いだセントラルライナーと押さえた、5月2日の旅行記はここまで。

 なお購入していた静岡茶羊かんは"本体"がアルミパックに包まれており、日持ちすることから5月5日時点でまだ口にできていない。

(おわり)