(※ベーシック仕様)

2022年5月2日(月)午前5時42分 愛知県あま市

めぐ「おはようございます。2022年の大型連休もちょうど中日になりまして、唯一平日扱いになります。そこでこの日を確保というわけで…、この"谷間"にしたい理由があったといいますか。まずは名古屋駅から始めたいと思います。」


0.木田5:56発→名鉄名古屋6:20着 普通/東岡崎行き 6923
 初電車で先行できれば、浮いた時間で栄生の名鉄病院口を視察できたであろう。結局は当初の出発時刻となり、平日のほうがやや早い。6000系列の2両にしてまあまあな混みようを見せている。


 須ヶ口で乗り換えると名古屋へ先着するのは休日と同じ。休日は1000系+1800系の8両(特別車2両締切)で急行だったところ、平日は6000系列の4両で準急(須ヶ口~名古屋のみ)という落差。同じなのは普通が、須ヶ口で前に2両連結すること。

 さらに3分後、須ヶ口を急行が発車。そちらは3000系列か9000系列の2両+4両で、乗り続けている普通を二ツ杁で抜かした。これで普通は平日と休日で同一時刻となったと思ったところ、実際は休日の乗車時間が1分長かったりする。



(M)名鉄運賃:木田→名鉄名古屋 300円
 ということで、人があまり多くない早朝の名古屋駅広小路口。晴れて心地よくも、空気はそこそこ冷えている。

 今回は平日ダイヤであり、大垣から乗るホームライナーが運行される。名古屋に戻ってからは浜松で途中下車を挟み、静岡まで向かいたい。後程使う券類を先に仕入れ、ICカードで入場。


 6番線のホームへ上がる。3番線に入った普通は311系で、刈谷行きとは珍しい。実際、平日のこの1本しかないらしい。



1.名古屋6:44発→大垣7:19着 新快速2301F/大垣行き モハ313-1107
 新快速は4両編成を2本つないだ8両で、前後とも313系1100番台。


 立ち客が出ない程度の埋まり方をして発車。しばらくは稲沢線(貨物線)が並走。このあたりはどことなくJR東日本エリアで、小田原から大船にかけての東海道貨物線と似てきている。写真は失敗らしい。

 尾張一宮は平日のこの時間、2面4線式ホームを利用して交互に発着している。名鉄のほうを見れば、西一宮に9500系が停車している。玉ノ井へ向かう4両編成もこの時間ならではだろう。写真はパス。


 名鉄岐阜は付近の高架工事が予定されており、線形改善と共に加納と茶所も統合されるという。JRの高架下にあたる僅かな単線箇所もなくなるようで、実質は完全な造り替えだ。


 35分で大垣へ。1番線に入り、折り返しは普通岡崎行きとなった。



(S)JR運賃:名古屋→大垣 770円
 トイレに入ろうとするも、この大垣駅では数が少ない。何より『アスティ大垣』で、この時間から利用できるトイレが少ないのだ。


 大垣の自由通路から見下ろす。笠寺行きも朝ならではのレアな行先だ。


(現)JR乗車券:大垣→静岡 4070円
 大垣から使う券類を、名古屋であらかじめ購入していてよかった。お目当てはホームライナー大垣で、やはり平日ダイヤでのみ運行。今回"連休の谷間"を選んだ、最大の理由である。特急の間合い運用であるため、北陸新幹線敦賀開業以降どうなるか…。


(現)JR普通グリーン券:大垣→名古屋 780円
 乗り込むのは『しらさぎ』で用いられる681系。ヘッドライトの形状や側面が連続窓なことから、681系だとわかる。ここで1本しかない683系8000番台が下手に来られると、対処に困ってしまう。


2.大垣7:57発→名古屋8:37着 ホームライナー大垣4号/名古屋行き クロ681-4
 というのも今回、グリーン車を指定したためだ。2列1列の大きな座席が並んでおり、色遣いも濃赤紫系。床もカーペット敷となる。暖色系の間接照明のほか、ほんのり設けられた補助照明がいいムードを演出しそうだ。681系では個別の照明がグリーン車にしかついていない。


 座席の大きさは座ってみて改めてわかるもの。座面のみならず、2人掛け席は中央部のひじ掛けも大きい。上下可動式枕のほか、フットレストも両面備わっている。リクライニングもなかなか深い。難点は背面テーブルがなく、インアームテーブルも小さいこと。


 ホームライナーは特急の通過する穂積に停車し、快速が停車する西岐阜は通過。以降は快速と同様の停車駅にして、車内案内のLEDは1駅ずつズレて表示されてしまっている。とりあえずしばらくは見慣れた景色なので、使用する券類を収めておく。


 尾張一宮では副本線に入って停車。結局グリーン車へはほとんど乗ってくることがなかった。普通車も当面の措置として、乗車整理券への座席指定にかかわらず自由席として運用される。


 ここからが本番。尾張一宮を出てしばらくすると本線から外れ、貨物線(稲沢線)へと進んでいく。これは2022年3月改正で名古屋行きホームライナーのみ経路が変更されたためで、それこそ湘南ライナー改め特急『湘南』に通じるものとなっている。


 稲沢ではもっとも外側の線路を通過し、駅ホームからは遠く離れてしまった。その代わりだろうが東口に構えている、豊田合成記念体育館『エントリオ』へ最接近。


 先に出ていた普通を、清洲で抜かしたホームライナー。清洲城も通常より近い位置から見ることができる。


 枇杷島を前にして本線へと戻ったようだ。結局左からは貨物線らしさをあまり味わえず、1人掛けの右側が正しかったと判明。特急グリーン車の"非日常体験"は別として、ホームライナーは再度調査する必要がありそうだ。


 通常の快速より時間をかけ、40分で名古屋に到着。折り返しは車内清掃等の後、特急『しらさぎ』3号として金沢へ向かう。ホームライナーのグリーン車は指定席であるため、自由席で併用できる『青春18きっぷ』は運賃分も無効となる。

(つづく)