2014年5月6日(火)午後6時54分

 


 美濃太田で以前に見たのが、『のうりん』の張り紙。何かと縁のあった美濃加茂市がモデルとなった作品だが、この時点で2014年の1月から3月にテレビアニメ化されるとは全く思っていなかった。まあそれはいいとして、こちらは…。

 

12.多治見18:11発→岐阜(19:31)19:33着 普通3748D/岐阜行き キハ11-204
 どうも線路支障があったようで、下呂方面からの接続が遅れる。よってこちらも遅れて発車。
まき「何ですか、神妙そうに…?」
めぐみ「次全然余裕ないのよ。」

 実は大垣行きへの接続時間は5分だけ。わずかな遅れさえ許されない。
ももか「またそんなエクストリームな…。」
まき「…さっき決めたんですよね?」
めぐみ「さっき決めた。」

 鵜沼からは平地をひた走るだけ。そしてもうひとつ…。
めぐみ「…ディナーなしでいい?」
ももか「え?」
めぐみ「夜…。」
さくら「なしでそのまま解散って?」
なぎさ「またお金がないとかってか?」
めぐみ「…まあそうなんだけど。」
まき「…いいですよ。」
ももか「本当いいの?」
まき「また呼んでいただければ…。」
さくら「まだ終わってないよ。」

 1本前を折り返したであろう下麻生行きと行き違う…。
めぐみ「キハ47…。」
たかし「アレがよかったのか?」
めぐみ「ここじゃ貴重なの。」

 東海のキハ40系列は西日本のようなリニューアルが行われておらず、キハ40や48のワンマン非対応車にはデッキが残っている。東海のキハ47はワンマンにも非対応で5両しかない。やはり当たりは1本前のだったのだろう。
ももか「そっちが1本遅らそうったのよ。…こっちも期待しといていい画なかったけど。」
なぎさ「…悪かったな。」

 結局JR東海ではキハ47に遭遇できず、去っていった。キハ40やキハ48も伊勢所属分もろとも、JR東海には一切残っていない。

 キハ11の3両は2分遅れて岐阜に到着。こちらも多くは輸出されたほか、一部はひたちなか海浜鉄道へ譲渡された。今回乗車した204は後者にあたり、城北線は一切走行しないままだったという。
たかし「…まあなんとか大丈夫そうだな。」


13.岐阜19:36発→大垣19:48着 特別快速5129F/大垣行き モハ313-5303
 さて岐阜から乗車した313系は中期型であり、照明が青っぽい。
なぎさ「…触ってみようか?」

 ザラザラした感がある、硬い照明カバー。
さくら「なんか違うのかも。」
めぐみ「中日ビルのエレベーターとか?」
ももか「中日ビルのエレベーター?」

 ともあれ、乗れたのでエクストリームな感は薄れている。念のため調べておこう…。
めぐみ「…ごめん、全然エクストリームじゃなかった。」
ももか「…結局最後まで進歩もなくグダグダなままでした。」

 大垣に到着し、切り欠けた形の3番線へ。ここから出る美濃赤坂線はICが使えないが、今日は『青空フリー』なので関係ない。かつては300番台の2両であったが、ワンマン化されてからは3000番台が飯田線と共通で使われる。


14.大垣20:09発→美濃赤坂20:16着 普通4229G/美濃赤坂行き クモハ313-3027
 この列車もワンマン。楽々と乗れれば、あとは席を大きくとって座って寝るだけ。乗る客は決して多くないはず。
まき「いいんですか…?」
さくら「別にいいじゃないか、盲腸線だもの。」
めぐみ「せんだみつお。」
ももか「せんだみつおじゃないわよ。」

 一芸は程々にして、客をほとんど乗せることなく発車。荒尾の手前で分岐するまで本線と線路を共有する。
めぐみ「前はここで切符回収してて…。」
まき「ここでですか…。」
めぐみ「なんかよかった。」

 本線と(垂井支線が)分かれ、直後の荒尾はホームが1本だけ。待っている客が2人ぐらいいたが乗らず…。
さくら「いいの?」
ももか「いいんじゃないの?もう次アレ…、終点なんだし。」

 荒尾からは暗くて見えないが、住宅の中を縫うような単線のようだ。
めぐみ「昼間はなんか狭っぽい。」


 大垣から7分、木曽平沢から(乗り継ぎ含めて)5時間6分で到着。無人駅なので、終着駅でも先頭のドアから降りる。線路はここまで。
めぐみ「…あんまりうまく写ってないかも。」


 美濃赤坂は歴史ある木造駅舎が有名だが、辺りが真っ暗では全体像がはっきりしない。
まき「でも中ちょっと人いそうですけど…、無人駅なんですよね?」
めぐみ「ああ、これね…。」


 その先にも貨物専用の西濃鉄道が通っており、明るく灯っているのはその詰所であろう。JRもそれほど折り返しに余裕がない。
ももか「…ってか、なんで大垣が3つも入ってんのよ?」


 …駅名標も忘れずに。


15.美濃赤坂20:26発→大垣20:33着 普通4228G/大垣行き クモハ313-3027
 先ほどの車両でそのまま折り返す。やはりワンマン扱いであり、先頭車両の後ドアから入って整理券を取る。
ももか「フリーなのに?」

 荒尾で先ほどの2人が乗車。美濃赤坂から7分で大垣に戻ってきた。打って変わってエクストリームな乗継…。
なぎさ「なんで221がいるんだよ?」


 姫路始発の列車を押さておこう。
ももか「そんなのいいから。」


 東海区間では異彩を放っているようにしか思えなかった221系は、2016年3月改正で乗り入れなくなっている。そちらもそうだが、次に乗る新快速の後ろ2両はボックスシートのようで…。



16.大垣20:39発→名古屋21:11着 新快速5362F/豊橋行き クモハ311-3
 さらに前4両は311系。乗客は多い。後は名古屋まで乗るだけとなったが、もう波乱は起きないのだろうか…?
ももか「芸あったじゃん。」
めぐみ「まあたまたまだけど…。」
たかし「俺忘れんな。」
さくら「いたの?」
たかし「お前らから離れた覚えはない。」
ももか「そりゃ荷物持ちだもの。」

 岐阜である程度空き、またある程度乗ってくる。
めぐみ「寝ていい?」
さくら「まあ15分ぐらいなら…。」
なぎさ「…終わっとくか?」


 美濃赤坂から45分で到着。こうして、3年ぶりに復活した伝説の企画『青空フリーの旅』第12弾は全ての行程を終える。夕食会は予算の都合で行わないので、ここで解散。ありがとうございました。
ももか「じゃあ次回は…、横浜でお会いしましょう。」
なぎさ「奈良って字入ってたから変えたな…。」

 振り返れば振り返るほど消化不良に思えてしまって、また行きたくなるのだから困ったものである。

(青空フリー12~中山道木曽路クルーズ~ おわり)


「…なんか行きたいかも。」
「じゃあ、今度行こうよ。舞も誘って。」

 さて今回は名古屋から尾張一宮に向かい、そのまま折り返した行為こそ目的。名古屋からは『ナイスホリデー木曽路』となり、今回の目的地である奈良井までそのまま直行できたのだ。そして奈良井宿を散策し、ほど近い木曽平沢まで歩く。復路がそのままでは芸なしに終わるので、中山道に沿って美濃赤坂。

 今回メインとした中央西線の木曽地区は、この2か月後に大雨災害で不通となってしまう。国道19号は4日ほどで復旧も、線路は復旧に1か月弱を要していた。そのために国道を経由する代行バスの運行となり、気になったといえば気になったとも。
「何を望んでるのさ?」


 さらに2019年の夏休み、ブログ主の両親と弟が赤沢森林鉄道へ乗車。そちらも気になる存在といえよう。今回はここまで。
「ありがとうございました!」