2022年3月16日(水)に発生した福島県沖地震の影響について

 


 3月16日の地震で東北新幹線は寸断。郡山~福島は4月2日、仙台~一ノ関は4月4日の運転再開に至った。まずは4月前半、部分再開時点での臨時ダイヤにて検証しよう。なお北海道内の移動は割愛する。


F42.新函館北斗13:39発→仙台17:18着 新幹線はやぶさ232号/仙台行き
 とりあえず北海道新幹線については一部便を除いて当初時刻らしく、東北新幹線内で減便や減速を図ったダイヤとなった。よって新青森までは当初のパターンと同様、この便はノンストップ運転となる。新青森から盛岡まで各駅に停車するのも、盛岡で『こまち』を連結するのも当初のダイヤと同様だ。

 盛岡からが臨時ダイヤの真骨頂。通常ならば仙台までノンストップ便(盛岡以北から直通)と各駅停車便(やまびこorはやぶさ)が、それぞれ毎時1本ずつ運行される。これらを毎時合計1本に統合させて各駅停車便へ仕立てているのだ。

 この便については盛岡からノンストップだったはずのはやぶさ32号と、各駅停車となる後続のはやぶさ110号を統合させている。所要時間についてはこの間39分だったところ、減速運転も絡んで87分になった。



F43.仙台18:06発→福島19:28着 普通580M/福島行き
 仙台からは快速が増便されるも、接続によかったのは定期の普通だったり。701系かE721系で最大合計6両、この時間では混雑も察してほしいと。なおこの次に福島までとなれば、仙台19:00発となる。


F44.福島19:49発→東京21:44着 新幹線やまびこ328号/東京行き
 仙台からの普通は福島でも接続がよかった。福島から東京への臨時ダイヤは事実上、(新庄・)山形から直通する『つばさ』が単独7両で速達運行。福島発着の『やまびこ』が全て各駅停車となる。両者とも途中待避がないため、減速分の所要時間増加がある程度相殺されるか。

 そして福島発着『やまびこ』のうち、たまたまこの便だけE5とE6を連結した17両編成とあった。おそらく分断時点での位置関係によるものか…。



F45.東京22:03発→名古屋23:49着 新幹線ひかり669号/名古屋行き
 そしてなんという奇跡。名古屋へ帰還可能な最終の新幹線に間に合ってしまった。もっとも余裕は全くないため、実用には向かないだろう。


 なお盛岡市内のネットカフェを再スタートし、秋田から新潟を経て迂回するルートについて。こちらも臨時ダイヤとして再編されたことから、時刻が早まっている。詳細は面倒になったので割愛した。

 そして当初は4月20日頃の全線再開を見越したところ、早まって14日には再開できるという。もっとも当面は減速運転が必要なため、やはり臨時ダイヤが組まれている。そこで4月後半、全区間再開時点での臨時ダイヤについても検証しよう。なお北海道内の移動(以下略)。



G42.新函館北斗13:39発→東京19:04着 新幹線はやぶさ254号/東京行き
 とりあえず北海道新幹線については一部便を除いて当初時刻らしく、東北新幹線内で減便や減速を図ったダイヤとなった。よって新青森までは当初のパターンと同様、この便はノンストップ運転となる。新青森から盛岡まで各駅に停車するのも、盛岡で『こまち』を連結するのも当初のダイヤと同様だ。

 全体的な本数が8割以上となったため、盛岡からも通過運転を再開。全体的に到着が1時間遅くなると考えればいい。まあ…、最繁忙期たる大型連休中は長距離遠征を控えておこう。



G43.東京19:21発→名古屋20:56着 新幹線のぞみ105号/岡山行き
 東京まで来てしまえば、あとはもう本数の多い東海道新幹線。とりあえず時間が合うので2021年11月乗車相当分をあてはめてみたが、時間的余裕はない。ここは遅らせてしっかり買い込むか、東京駅で(できるだけ量的に)豪勢な夕食会としたい。
(おわり)