2016年1月12日(火)午後11時 東京都千代田区・東京駅八重洲口を出発
48-1.東京駅八重洲口23:00発→足柄SA休憩 夜行ドリームとよた1号/新豊田駅経由名古屋駅行き 744-04991
車両番号から見たところ2004年式なようで、往路と同様にやや古めかしく感じてしまった。座席は"デラックスシート"と同様、レッグレストやフットレストがある。投入時期の関係で電源コンセントはない。そして夜行便にしかないものとして、毛布とスリッパがある。
さく「…これいけるかも。」
なぎ「まあ、大丈夫だろ。ここまで疲れたんだし。」
前方には鉄道車両のようなLED案内装置があり、案内が流れないときには現在時刻が表示される。発車段階でカーテンは閉められていたため、景色を見ようにもやや苦しい姿勢となる。
もも「…寝たら?寝てないんでしょ?」
めぐ「…そうしようかな?」
とりあえず新宿経由便を除く東京行きで降車場所として設定があった、霞ヶ関は停留所の設定がない。東京都内は東名高速系統の東京行きと同じルートと見ていいだろうか?
さく「じゃあ、おやすみ…。」
午後11時13分に消灯する車内。いつしか首都高に入っていたようで、やはり霞ヶ関から環状線に入ったのだろう。最初の休憩場所となる足柄サービスエリアまでどこを走るのか、もうわかってしまったようなもの。3号渋谷線へ進み、そのまま東名高速に入っていく。東名江田は通過。では揺れに任せて、おやすみなさい…。
日付の変わった午前0時27分、足柄サービスエリアに入るドリームとよた1号。外を見ると、辺りは霧に包まれているようだ。今回は"ある目的"のため、外に出ないで寝る姿勢を続けよう。
48-2.足柄SA0:52発→三ヶ日営業所休憩 夜行ドリームとよた1号/名古屋駅行き
そのまま第2スティントへ。次に休憩箇所となるのは、三ヶ日休憩所となっていた。どこなのかと調べたところ、インターを降りたところにあるJRバス関東の営業所だとわかった。では引き続き寝ようか…。
午前1時52分。ふと外を見ると、静岡で高速を降りていた。料金所を出ることはせず、東名静岡のバス停で乗務員交代を行うためであった。そこから再度本線に戻るエアロキング…。
午前3時24分。やはり三ヶ日で高速を出て、程近い駐車場に入ったドリームとよた1号。隣にはプレミアムエコと書かれたエアロキングがおり、後で調べればプレミアムシート車両の1階席が4列のエコノミーだったとか。ここで2箇所目の休憩となる。
もも「…あれ、今どこ?」
めぐ「三ヶ日のトイレ。」
足柄での休憩をパスしているので、外に出ておこう。三ヶ日はちょうど東京と大阪の中間に位置しているためか、乗務員の交代や休憩がよく行われる。JR東海バスは東名静岡で交代済み。
さく「…どう、寝れてる?」
めぐ「一応だけど…、本当。いいよこれ。」
さく「もう4列になんか…、さ?」
めぐ「全然別物、ワイドでも。」
念のため言うと、4列ワイドシートにはヘッドレスト部分に左右の張り出しが見られる。3列スタンダードシートにはヘッドレスト部分の張り出しが見られない。4列シートにはレッグレストがなく、フットレストは車両によってまちまち…。
さて、昼は三ヶ日みかん特産センターとなっている建物。隣接する形でJRバス関東三ヶ日営業所が入居しており、夜は駐車場がバス専用となる。この時間で利用可能なのはトイレだけ。とりあえず、済ませておこう。
さく「さっき見たけど、外みかん入った段ボール箱みたいな形してた。」
めぐ「そうかな?暗くてあんまりよくわかんないし。」
エアロキングばかり5台並ぶ駐車場は、どことなく異様といえば異様。
さく「しっかしこれもね…、5台全部2階建てなんて。」
めぐ「憧れたんだけどね…。」
気分転換もそこそこに、バスに戻るとしよう。前後して1台出発し、かわりに入ってきたのはグランドリームとある"平屋建て"車両。すでに2階建てバスの日本国内製造は行っていないので、今後投入される新車は全て"平屋建て"となるのだろう。
さく「ま、ここまでだね。」
48-3.三ヶ日営業所3:46発→名古屋駅新幹線口(7:59)着 夜行ドリームとよた1号/名古屋駅行き
発車すると、そのまま東名高速に戻るドリームとよた1号。同時刻に発車したドリームなごや1号とは、ここから大きく異なるルートをたどっていく。寝られるとはいえ、どうも足元が落ち着かない。乗客が少ないのが幸いだったか。
4時31分、岡崎インターで高速走行は終了。ここからは各所で客を降ろしながら、一般道路のみで名古屋駅へ向かう。実はここからのルートが、気になって仕方なかったのだ。結局はというと、カーテンの外は暗いままで大きな橋を渡ったことぐらいしかわからない。
4時46分、岡崎駅に着いて降りた方がそれなりにいる。岡崎を基準に考えると最も早く着くので、その間の需要が主なものか。早過ぎると考えれば、後続のドリームなごや・三河1号を選んでもいいだろう。降車扱いの際は車内が点灯する。
4時59分、康生町からは独自のルートをたどっていく。発車すると車内は再び消灯し、眠気もあって結局どこを走ったのかわからない。地図を見た限りでは国道248号が有力で、そのまま三河豊田へ…。
(つづく)