2016年1月11日(月)午後9時9分 札幌市北区・札幌駅に到着
 札幌では15分の乗り換え時間となったところ、5分縮まることとなった。エスカレーターを用いたところで、乗り換えそのものは結構余裕があった。
もも「慌てなくていいってのがなんかね…?」


39.札幌21:19発→小樽22:05着 普通276M/小樽行き モハ733-3106
 いたのは快速用の733系6両で、指定席車両が埋まっていたことからモーター付きの中間車へ。オールロングなので、735系との違いを味わうことになる。こちらは結構余裕がある。
めぐ「…どっちもあり。」
なぎ「どっちもなし。」

 桑園で札沼線が分かれ、琴似までは高架区間を走行。そこからは主に地上を走行する。車両基地のある手稲は快速が停車し、区間快速はここから各駅に停車。
さく「…何かない?」
めぐ「何かっても…、本とか何もないよ?」

 ほしみまでが札幌市内にある駅となる。周辺はおそらく住宅地の景色だろう。次の銭函から小樽市に入り、朝里にかけて様相が変わってくる。
さく「景色とかは最後、朝見ればいいんだし。」
もも「じゃ、寝ましょ。」

 小樽築港まで来ると終点は近い。ここからは快速が各駅に停車していく…。
もも「…あ、もう着くの?」
めぐ「もうちょっとぐらい?」


 南千歳から118分かけて小樽に到着。札幌近郊とはいえ、なかなか遠かった。ついでに、北広島で抜かれた快速(旭川行き特急)もこの普通に接続。仮に1本見送る形で(できれば指定席もとって)選んでいれば、余命宣告を受けた785系に乗れただけでなく小樽まで指定席車両に乗れたはずだったのだ。
もも「もう遅い。」
さく「時刻表、もっと見直せばよかったんだよね。」


 4番線に入った733系は車体幅が広げられたこともあって、何度見ても強そうな面構え。この4番線は他と比べて装いが異なるのだが、それは翌朝のお楽しみ…。


 着いたらまず、定例となった駅の写真を1枚。この駅舎は1934年から使われてきたものらしく、歴史を感じさせる重厚な造り。駅前はバスターミナルともなっており、札幌へは高速バスも運行している。
もも「雪も降ってるんだしさ…。」
めぐ「もう一応終わったし、早く行くよ。寒いし。」


 予約した『スマイルホテル小樽』までは徒歩で5分ほどと、駅から近かった。ここは本館と別館に分かれており、予約したのは別館のほう。


(現)スマイルホテル小樽・リブランドオープン1周年記念プラン 別館和室6畳禁煙朝食付き
 実際はチェックインの手続きを本館で行うため、一度そちら側にあるフロントへ入る。旭川と同じく予約の際に印刷した"もの"を見せ、確認を経て名簿に名前などを記入。料金は先払い式であり、部屋に入るためのカードキーが渡される。

 別館は道路を挟んだ向かい側。出入口のドアが2重構造となっており、2つ目のドアを開ける際にもカードキーを差し込むこととなる。その横が朝食場所となる喫茶店で、朝7時からパン食が提供されるとのこと。
もも「また昨日、今日みたくならない?」
さく「3回目ならいいでしょ、逆に。」

 1階は他にエレベーターしかないため、乗って着いたら部屋へ直行しよう。
さく「ちょっと古いのかな?」
なぎ「そんなものは見りゃわかる。」


 実際にはブログ記入者による1人旅であるため、シングル利用として3400円になる。ツイン利用でも同タイプの部屋であり、旅行班の4人として2室選択すると1人2500円になる。参考画像として、布団が1枚だけ敷かれた室内を撮影。


 今回選んだのは和室6畳で、実用性重視のシンプルな装い。テレビはBS放送を視聴できるもの。やはり風呂場はトイレとの併合タイプであり、タオル類,歯ブラシセット,カミソリもここにある。シャンプー類はサーバー状のものから押し出すようなポンプ式。他に"備品としてWi-fiパスワード"があり、携帯端末などに入力すると無料で通信が可能となる。
もも「もうこれで北海道もお別れよね?」
さく「本当、あっという間だったよ。あんなに回ったのに。」
なぎ「いや、短い間に回りまくったんだろ。」

 振り返りもそこそこに、帯広の豚丼から(釧路の『ゆうひ』を除けば)12時間近く食事を抜いている旅行班。とりあえずはホテルの近くにコンビニもあるので、何か買って食べておきたいところ…。
めぐ「…昨日買ったのいいかな?」
もも「別に?」
なぎ「それいいな。」
さく「食べちゃおうよ、やきそば弁当。」



(前)やきそば弁当(マルちゃん) 184円
 北海道に来た以上は買わないわけにいかず、カップ麺であることからいつでも食べられるようにと昨日購入。お湯は洗面台の水が飲み水とあることからそれを利用し、備品のポットで沸かす。出来上がったらお湯を150mlだけ、付属の中華スープに用いる。
めぐ「よくここまで持ったよ。」
なぎ「まあ…、釧路でパン買えたろうけどな。」

 "本体"はミンチ肉の入った、やや甘めのもの。中華スープは特に言うことなし。結局はごく普通の『カップ焼きそば』かもしれないが、やはり北海道名物として食べられたのはよかったこと。当然ながら"カップ焼きそばは焼きそばに非ず"。
もも「試食したくせに。」
さく「試食ぐらいいいじゃん。」
なぎ「…パンの話な。」


 荷物整理と共に、『北海道全線フリーきっぷ』最終日のルートを…。
もも「そりゃ、今回私はいいけど。見てくださってる方とか、お教えしないわけにはいかないもの。」

(つづく)