「通常であれば航空機が一般化しているところ、鉄道で北海道へ上陸。実質は東京から3日かけて、函館→札幌→宗谷岬→旭川→富良野→札幌と回ってきました。その夜は航空機の玄関口、新千歳空港にある温泉へ。では2016年当時の"一幕"を見ていただきましょう。」

2016年1月10日(日)午後11時前 北海道千歳市・新千歳空港

 新千歳空港で迷いつつも、4階にある温泉にたどり着くことができた旅行班。4日目は札幌市内での移動が多く、距離こそ295.7kmと少なめながらも濃密な1日であった。
なぎ「これでようやく終われたな…。」
もも「最後ぐらい…。」
さく「でもこういうのとかあったほうがさ、…楽しかったじゃん。」


(現)新千歳空港温泉 マル得セット1500円+深夜料金1500円
 館内着やタオル類のレンタル、歯ブラシセットなどは入浴料金に全て含まれている。午前1時以降にあたる深夜料金を追加する場合、朝食の無料サービスがある。館内着はいくつかある中から選択可能。岩盤浴は別料金となる。客室はいくつか設けられているものの、今回は計画段階で空きがなかった。

 キャリーカートは黒バッグを"切り離し"て、フロントで預かってもらおう。見たところ客はやや多いというか、混雑というほどとまでは言えないぐらいか。

 風呂場は中4階にあたる。ロッカー室で脱衣後、大浴場へ。使い捨てカミソリは出入口から持っていくという方式。とにかく、まずは体や頭髪を洗おう。シャンプー類はポンプ式のそれが常備されている。
さく「そういえばここまでお風呂パスしてなくない?」
もも「パスしたじゃないの、函館で湯の川温泉って。」
さく「そうじゃなくって、シャワーだけでも欠かした日がないって。」
もも「…今までがおかしかったんじゃない?汗とか知れてるでしょ。」
めぐ「なーにー?」


 洗った後、浴槽へ入る前にかけ湯を忘れずに。
なぎ「…見るなよ。」
もも「…別に見ないわよ。」

 ジェットバスと茶色い温泉、そしてサウナ用水風呂で構成される内風呂。
さく「家とかのって基本狭いじゃん?」
もも「…そんなわかりきったこと今更言わなくたってわかるわよ。」
さく「…かーらーの?」
なぎ「だからやめろ。」

 そして露天風呂。雪も積もる1月、氷点下の屋外へ…。
めぐ「これは…、なんか逆にくせになるかも。」
もも「いいから、こっちは寒くて早く入りたいの。」
さく「別にこういうのって適当でいいじゃん。」

 露天風呂は木で組まれた屋根が架かり、通常のものと寝湯がある。空港内の温泉とあって、塀越しに空港施設を眺められる。
なぎ「…露天っていいな。」
めぐ「外寒いから余計かも…。」
さく「ここ来てよかったよね。」
もも「本当…、土岐のアウトレットでアンタらが何したか知らないけどさ。」

 中に戻り、サウナはミスト式と通常の高温タイプという2種類。ミスト式は壁面が白タイルで覆われ、低温タイプとなっている。
めぐ「なんか、清洲のプールにあったっぽいのに近いかな?」
もも「清洲にそんなのあった?」
さく「え、じゃあいつ行ったとかって?」
めぐ「昔だけどね…。」

 一方で高温タイプの室内は薄暗く、間接照明がなかなか美しい。神田アクアハウスや土岐よりみち温泉と同じくテレビがあり、どういうわけかTVh(テレビ北海道/テレビ東京系)にセットされていた。
なぎ「…いいか?」
もも「何よ?」
なぎ「サウナってのはこういう、乾式っていうか…。」
もも「あ、そうなの?」

 乾式サウナに入る際は水気を取ってから入るのがルールとされる。100度近い室温の中で水分を出すと蒸発の際に非常な高温となり、それを生かした『ロウリュウ』なる手法も。ここでは土岐よりみち温泉にあったような、"ロウリュウサービス"は行われないらしい。
めぐ「ごめん、これで…。」
さく「終わるの?」
めぐ「あと適当に入って、出ようよ。」

 その後は内風呂と露天風呂へもう一度入り、水風呂には入らなかった。体を拭いてロッカー室に戻り、着衣後は洗面台に備え付けられたドライヤーで髪を乾かそう。
もも「…あれ?」
なぎ「…サイズが合うとは限らないからな。」
さく「…単に面倒になったとかじゃなくって?」
めぐ「…私そっちかも。」
もも「…別にアンタに聞いてないの。」
さく「…サイズ選べなかったんだよね?」
なぎ「…別に館内着とか、それじゃなきゃダメってことないんだろ?」

 中4階、更衣ロッカー室から出たところ。ドリンクコーナーがあり、水はもちろんお茶やコーヒーをも自由に飲むことができる。5階のリラックスルームは、大部屋に"デラックスシート"らしい形状をした"椅子"が並ぶ。
さく「この広い中でどれだけ空きがあるかな…?」
もも「適当でいいんじゃない?」

 大きな"座椅子"はリクライニングさせることにより、"足置き場"と合わせてベッドのようなフラットな体制をとることが可能。その椅子には目隠し用のカバーとテレビ、ヘッドレスト部分にヘッドホンのようなスピーカーがついている。出入口横には本棚があり、漫画類を自由に読むことが可能。
めぐ「…BS見れるんだね?」
もも「あ、何か見るものあったの?」

 リラックスルームは通常のもの以外に女性専用室と、照明がかなり暗めとなっている安眠ルームがある。ではテレビでBS放送が見られるということで、BS11で3本立てアニメを見てから寝ようか…。
さく「ではおやすみ…。」

(つづく)

 

 

「実際にはブログ記入者(男)による1人旅であるため、女性が利用する場合には異なる箇所があるかもしれません。なお旅行日数には、名古屋市内から東京都内へ前乗りした分を含めている表現があります。館内の写真をご覧になりたい方、その他最新の営業情報等については公式サイトをご覧ください。」