舞「過去の旅行記を見ている中でも、特に2016年北海道旅行は大掛かりで時間かけてます。これ実はかなり前もって製作されることから、ストックとしても有用らしいんですよ。今回はそんな北海道旅行に関連して、提言というか私案といいますか…。ね?」
(4)札幌地区で普通『いしかり』を設けて、指定席『uシート』を営業させたらどう?
JR北海道、札幌近郊地区。一般車両は3両編成と6両編成があり、後者も編成番号が3両ずつ分かれている。よって3両単位と考えていいだろう。
そんな6両編成は快速『エアポート』向けに指定席『uシート』車両を連結している。現状でも3両+3両の併結ならばともかく、6両固定編成による(種別変更を除いた)普通運用がそこそこ多いらしい。
普通運用で『uシート』は自由席となり、料金は不要となる。快速『エアポート』の折り返し等関連運用ならばともかく、実際には車両の共通運用化も図っていると…。
加えて札幌から岩見沢は区間快速『いしかりライナー』廃止後、特急と普通のみの運用となる。ならば指定席付き6両編成を活用すべく、指定席『uシート』を営業させたらどうだろうかと。それならば時間帯によるが着席を確約でき、JRとしても指定席分の利益が得られるはずだ。
さて4月からは快速『エアポート』の指定席料金が、現行の530円から840円に値上げされる。同様に値上げされる『ノロッコ号』は観光用であり、そもそもの目的が異なる。値上げしても利便性は関係ないだろう。
しかしやはり事前購入を前提として、一律の値上げは疑問かもしれない。例えば車内で座席を指定せず購入した料金を840円に値上げして、駅などであらかじめ座席を指定し購入するのは530円で据え置く。あるいは若干程度の値上げ(550~580円程度)にとどめるというのはどうだろうか?
車内料金は"手間賃"と考えればよさそう。それとも経営が苦しく、料金を分けられなかったのだろうか?ならば…、まあ。
一応チケットレスサービス導入を記念に、期間限定で410円(だったと思う)というのもある。これはクレジットカード専用なので、JR北海道に限らずクレジットカード非保持者へは配慮に欠けている。なおいずれも乗車距離にかかわらず、指定席料金は均一だ。
(おわり)
(5)721系6000・7000・8000番台
JR北海道、札幌近郊地区。6両編成は快速『エアポート』向けに指定席『uシート』車両を連結しており、そちらについても述べておこう。使われるのは721系と733系となる。
721系は3000番台,4000番台,5000番台に分かれており、製造時期や編成組み換えによって仕様はそれぞれ異なっている。共通するのは自由席がクロスシートなことだ。733系は3000番台が6両単位で製造され、自由席がオールロングシートとなった。
合計本数がそこそこ多くなったこともあり、前に述べた運用拡大案を考慮して721系に車体更新等の施工。合わせて自由席のロングシート化も進めようか。これで733系3000番台と同等にはなる。
ただ721系でも6000番台となる3000番台4本は、全車両とも経年が深くなるため少々現役続行には苦しいか。一応機器更新はしているらしい。
さて岩見沢から旭川は通勤利用もあまり多くないようで、3両もあれば十分。場合によっては2両で賄えるとも考えられ、ワンマン運転も検討されているらしい。乗車時間がそれなり…、ならばクロスシートは必要不可欠だろう。
まあ要するに、721系のクロスシートは優れモノ。捨てるのはもったいないので転用すべし。
(おわり)