2016年1月9日(土)午後2時45分 北海道稚内市・宗谷岬『柏屋』
(現)宗谷岬発ホワイトチョコレート 40枚入り865円
(現)北海道十勝牛乳キャラメル 155円
(現)国道238号ストラップ 380円
ということで稚内市内で製造されたチョコレートと、旅行中のおやつとしてキャラメルを購入。そして、趣味的なものを1つ…。
もも「…またまた変なのを。」
さく「別にいいんじゃない?」
さあ、51分の滞在時間も残りわずか。国道を挟んだ向かい側には、日本最北端となる旅館がある。付近には、日本最北端のガソリンスタンドもある。
そして最北の食べ処、その名も『食堂最北端』。午後3時前という時間で閉店しており、周辺の飲食店も営業時間外な様子。厳冬期とはいえ昼の12時頃が最も栄えているとするならば、札幌や旭川から鉄道というのが厳しいものとされてしまうようなものか。
なぎ「そういや、食べてないんだよな?」
めぐ「さっきパスしちゃった。」
最後に、宗谷岬展望台を見上げるように1枚。
さく「…あそこから見下ろしてもよかったんじゃないかな?」
もも「やめてよかったんじゃない?」
めぐ「なんか、2時ごろで終わりっぽいって。」
16.宗谷岬15:01発→稚内駅15:53着 路線バス天北宗谷岬線/稚内駅行き 宗谷バス614
帰りのバスは、名鉄バスでおなじみの三菱ふそう・エアロスター。ここで乗る客がほぼ全てと言っていいだろうか。ドアチャイムはこちらにも取り付けられている。帰りも進行方向右側を撮影するため、往路とは対になる。
めぐ「…不思議と乗りなれた安心感?」
さく「バス乗りたいだけじゃなくって?」
なぎ「いや、バスじゃなかったら来れてないだろ。タクシーか?」
往路で撮影できてない箇所を中心に見ておくとしよう。冬の海は荒々しく、冷たい風を…。
もも「こんな寒いのに窓とか開けないでよ?」
めぐ「開けるなんて言ってないけど。」
海沿いの国道238号を南下する宗谷バス。向こう側にはもう一つ、陸続きの"突起"がある。
さく「あれがノシャップ岬…、だったっけ?」
なぎ「調べろ。」
バスはさらに南下する。建物も何もない中で、国道は中央分離帯を持つ片側2車線となる。カーブらしいカーブもなく、ひたすら続く道は北海道らしいというものかと…。
めぐ「…なんだっけ?」
もも「あのさ…、そういうのはまとまってからにしなさい。」
自動車学校前で2人乗車。その後右左折し、再びの海沿い道に出る。声問で1人下車。
もも「…なんかさっきの人っぽかったけど。」
さく「行きにも同じとこで乗って、ボタンなしで同じとこで降りたよね。」
日本最北の"流れ"とある声問川。これは二級河川として日本最北に位置するという意味だろう。
めぐ「行きに逃してるし…。」
もも「…それはまたタイミングの話よね?」
国道238号の"本道"に戻り、ここからは郊外めいた2車線道路を進む。はまなす1丁目で1人下車。そのまま国道40号へと進んでいく…。
南駅前で1人乗車し、2人下車。国道は高架道路に入らず、側道を進むように高架道路をくぐる。港2丁目で2人乗車。午後4時にもなっていないのに、外はすっかり日暮れの様相。
さく「東にあるから、先に日が沈むんでしょ。」
なぎ「…わかってたのか。」
線路の高架橋をくぐると、稚内駅前はすぐそこ。
もも「あっという間っちゃあっという間よね。」
さく「寝なかっただけよかったと思うよ。」
もも「…それって、私がってこと?」
生活利用が少ないためか、予定よりも早く戻ってきた。"台紙"から"復路分"を切り離し、整理券と一緒に運賃箱に投入して降りる。これにて、宗谷バスの乗車は終了。
めぐ「…結構新しかったっぽいけど、どれぐらいなのかな?」
もも「だからこういうのは帰ってからしっかりと調べ直しなさいって。」
帰りの列車まで1時間あるとしたところで、駅前に都合よくラーメン屋があるので入っておこう。旅行班にとって、札幌で購入したコンビニ軽食以来の食事である。
めぐ「一応、最初から目はつけてて。」
もも「単に調べるの嫌だったからじゃなくって?」
さく「ないことはないけど、こういう外歩くの?」
なぎ「いや、いいからまずは食べろ。」
(現)塩ラーメン(たからや) 700円
メニューは他に醤油ラーメンとライス(とドリンク類)だけとあり、かなり割り切っている。スープは濁りもなく、シンプルなあっさり味がいい。
さく「…それで?」
なぎ「…それだけで十分。」
食べ終わってからは、とりあえず外が寒いので駅の中へ…。
もも「ノシャップ岬どうすんのよ?」
さく「そんな時間ないけど?」
改めて、稚内駅の"入居"する『キタカラ』を見て回ろうか。まずは駅部分に面した吹き抜けと、2階へ続く階段がある。上がってみると、交流スペースとキッズスペース。そして映画館がある。
なぎ「…瀬戸にこういうのあったな。」
めぐ「瀬戸で見てから結構あるんだけど…。」
屋外に出られるデッキがあるので、そこからスーパー宗谷4号に使われるキハ261系を眺めてみる。往路と同じく4両で、1号と異なり2号車は指定席となる。手すりに付いた雪は、やはり本州で降った時とは異なる感触。
もも「あ…、本当…。」
さく「多分だけど、細かいまま解けないんだよ。」
もも「…言いたいのってそういうことなの?」
この『キタカラ』は再開発事業によって複数の施設を集約させた"ビル"であり、5階建てのうち3階以上が高齢者住宅となっている。さて今回はそのまま同じパターンでも面白くないからと、帰りは普通列車に乗ることとした。往復ともスーパー宗谷とした場合、札幌には22時前に帰ることができる。
なお2021年現行ダイヤでスーパー宗谷改め『宗谷』に乗車し、札幌まで往復可能なのはこの1往復しかない。
(つづく)