2016年1月8日(金)午後4時35分 北海道函館市・ラッキーピエロベイエリア店
ここでも1番人気のものを、オーソドックスに注文。店内はなんとなくアメリカンな雰囲気。やはり観光客は夜景を見に行っているのだろう…。
もも「…ロープウェイもあるけどどうなのよ?」
(現)チャイニーズチキンバーガー(ラッキーピエロ) 378円
ということで、函館名物その2。これでもかと胡麻が散りばめられたバンズに挟まっているのは、特製タレにくぐらせた鶏唐揚げ(北海道産)にレタスとマヨネーズ。見ただけでも、なかなかのボリュームがある。これも注文後に作り上げるため、熱いまま出てきた。
めぐ「…これも好き。」
もも「だと思った。」
なぎ「おいしいよな?」
さく「…やっぱり食べにくいね。」
ボリューム感が増すほど食べにくくなるのはハンバーガーの宿命。タレとマヨネーズの相性がよく、鶏肉のおいしさをより引き立ててくれた。これはこれでよしとして、何をもって"チャイニーズ"なのかはよくわからないのだ。
さく「おいしかったんだし、それでいいじゃん。」
めぐ「…最初のマックはチキンでよかったかも。」
もも「いまさら遅い。」
2軒まとめてごちそうさま。また来る機会があれば、双方とも味わいたいもの…。
なぎ「真っ暗で寒くて、これからどうするんだ?」
めぐ「…バス乗って戻るのかなって。」
このベイエリア地区には『元町ベイエリア周遊号』のバス停が点在しており、発車時間までまだ少し時間もあるので少し見て回ろうか…。
もも「…どこか入るとこない?」
その名前のとおり、港に近いベイエリア地区。とりあえずスーパー白鳥5号で海の景色が見られなかったため、海の景色を写真として収めておこう。
さく「ずいぶん吹雪いてるっちゃ吹雪いてるけど。」
もも「それでアンタ、そんな格好で寒くない?」
めぐ「寒いのわからない?」
ひとまずは屋内、風も通さず暖かな『西波止場』に入ってみる。建物の中は海鮮市場となっているが…。
もも「アンタも肉ばっかりじゃなくってさ…?」
めぐ「わかってるけど持ち帰れないよ?」
ここでは何も買わずに"散策"を終えた。この西波止場に面する形で、赤レンガ倉庫が建ち並んでいる。隣接する大手コーヒー店も、周囲と雰囲気を合わせた造りになっている。
さく「…他何かない?」
もも「アンタもそればっかりじゃなくってさ?」
この赤レンガ倉庫群に飲食店や土産物屋などが入り、現在は観光施設となっている。
なぎ「ビールの時間はないからな。」
さく「はいはい…。」
もも「…2人飲んで2人飲まないたってさ。」
今回はバスに乗ることを優先するため、軽く中を見て終わる。『元町ベイエリア周遊号』は中型車両が用いられるようで…?
もも「寒いなら中で待てばいいのに。」
めぐ「…欲しいのがないのよ。」
10.西波止場・函館ビヤホール前17:10発→函館駅前4のりば(17:31)着 函館バス元町ベイエリア周遊号 函館バスT3537
来たのは一応中型車両で、前に折り戸があるツーステップ車両。座席はヘッドレストも備えるなど立派な形状をしている。とりあえずは座席が埋まっており、立ち客も多い。
もも「ま、アンタが決めたんだしさ。」
めぐ「わかってるけど…。」
このバスは坂を上がって、函館山ロープウェイの山麓駅近くまで乗り入れるのが特徴。ここで多くの客が下車し、手持ちの共通1日乗車券で割引を受けられる…。
めぐ「…パス。」
さく「せっかく計画あったのに?」
やはりバスに乗りたい気持ちが勝ってしまい、そのまま乗り続ける旅行班。前方が1列1列で後方が2列1列となっている座席は、リクライニングもなく幅が広くないものの"デラックスシート"に通じるものだ。ここではあまり乗ってこなかった。
もも「本当、いいの?」
めぐ「…まあ今後の希望とか、目標みたいな?」
なぎ「それならいいけどな…。」
せっかく乗り続けるバスでも、外が暗ければ辺りがどうなっているかわからない。明るくても、雪が降りしきる中では見えにくかったであろう…。
もも「…ってかさ、もうちょっと時間考えなかった?」
さく「そうじゃん、新幹線とか。」
めぐ「なんか、最速のに乗りたかったのよ。」
ただ日没後にはライトアップがなされ、函館らしい坂道の様子を窺い知ることができる。
めぐ「これもパスかな…?」
なぎ「まあ、暗くて濡れるか凍ってるならパス。」
そして再び、ベイエリア地区から海の景色を見ることとなる。続く『ラッキーピエロベイエリア本店前』のバス停で、3人が下車していった。
復路はほぼ1本道の体をなしているようだ。明治館前では観光バスに混じって側道へ入り、乗り降りがないまま発車。
もも「ま、今度はちゃんと色々調べてからにしましょ。」
まだまだ赤レンガ倉庫は続く。はこだてビール前は、これまた『函館ビール』の前にあるバス停。
さく「…今度は本当、1杯やろうよ。」
なぎ「まあな…。何か食べるのとかも…。」
めぐ「…結構あるかも。」
もも「ロープウェイ、パスしたんだしさ…。」
最後は函館朝市の前を通らず、やや迂回する形となって函館駅前へ。時刻表の通りに進んでいれば、21分の乗車時間となったはず。
(つづく)