2016年1月8日(金)午前7時19分 さいたま市大宮区・大宮駅地下ホーム

 新宿から30分ほどで大宮の地下ホームに到着。実はここからの乗客がかなり多かったりする。通勤時間帯らしい混雑となったE233系は、ここから川越まで各駅に停車。側面の表記も"各駅停車"となった。
さく「このほうがわかりやすいよ、名鉄もだけど。」
めぐ「…でも快速のまま最後まで行くのもアリかな?」

 さて、埼京線とは系統名のこと。正式には通しの列車は、新木場から川越まで東京臨海高速鉄道りんかい線,山手線,赤羽線,東北本線,川越線と通っている。
めぐ「…ごめん、今デジカメ使っちゃったけど。」
もも「いや、別にいいんじゃない?アンタがそうしたんだし。」


 地上にある"橋上駅部分"の通路に来てみた。乗車予定の新幹線まではあと80分ほどあるので、この間を朝食に充てよう。
さく「エキュートこっちじゃないっぽい。」
もも「…時間まで勝手に過ごさせて。」


 宇都宮線と高崎線が合流する地点。規模の大きい商業都市がここまでなく、乗客が集中するために入ってくる列車が満車状態。大宮で一気に降りてからもまた乗客があり、足し引きしてあまり変わらない状態で発車。
なぎ「…気になったってか?」
めぐ「そりゃ、いつも見れないのはね。」

 赤羽からは上野東京ラインと湘南新宿ラインにルートが分かれるため、相互の乗り換えもあるようで…。
なぎ「探すか。」
めぐ「食べなきゃね。」


 改めて、駅の通路にある商業施設『エキュート大宮』。この時間に営業を行っている店舗もそれなりにあり、朝食を探すにはよさそう…。
めぐ「…どうしようね?」
なぎ「…何がいいんだ?」


 しかしオシャレな場所なのか、どうも総じて値段が高めだったりする。時間はあるので混雑はそこまで気にしなくてもいいとはいえ、気軽に頂けるものはないのだろうか?
さく「…あれ、まだ決めてない?」
めぐ「決めるっていうより…、何か350円ぐらいかな?」
もも「ふーん…。」

 今日は次に食べられる時間まで間が空くので、できれば米が食べたいもの。お金を出せばいいものが食べられるとしても、必ずしも満足できるわけではない。本屋などもあるので見がてら探すも、合うものがわからない…。


 いつしか朝8時になっていた。このタイミングで日光1号が発車するので、見送っておく。かつて成田エクスプレスで使用された253系のうち2002年登場のものを改造し、塗装も変更されてイメージを一新している。そしてやはり全席指定となった。


 さらには留置状態にある211系と、むさしの号・しもうさ号として大宮に乗り入れる205系。見るものはこれぐらいとして、発車まで40分を切る。いい加減何か食べねば。



(現)ミニカレー+コロッケ(そば処中山道) 合計370円
 なんだかんだで、"安い・早い・うまい"に行きつくのがオチ。一応"ミニ"とするも十分な量で、コロッケを付けて400円を切ってしまった。そして期待を裏切らない安定感。洒落たカフェで朝食ブームに乗っかるよりこっちのほうが合ってると、改めて思った大宮の朝。


(前)大宮→新青森:新幹線はやぶさ指定席※繁忙期料金 6670円
 食べ終えたところで、そろそろホームで待っておきたい時間。自動改札には"ゆき券"と指定席特急券を重ねて投入しよう。
なぎ「…いるよな?」
さく「大丈夫だよ。」
もも「いいけど、張本人がここから何するかね…。」
めぐ「またまた~。」


 発車するのは、オール2階建てであるE4を2本つないだ堂々たる16両のMaxたにがわ403号。冬季営業のガーラ湯沢へ向かうのは前の8両だけであり、後ろの8両には行先に越後湯沢とある。
さく「ガーラ湯沢もいつかね…。」
もも「あれ、去年だっけ?」
なぎ「去年は夏で休みだ。」

 東北新幹線と上越新幹線が分岐するこの駅では、ホームも両路線で共有している。合わせて3面6線式の構内は、広いようでそうでもなさそう…。
もも「それでだけど…。」
なぎ「何かいいの食べれたかってか?」
めぐ「…結局いつものようにお安くできそうなとこで。」
もも「カレーじゃないの?」
めぐ「立ち食いのだけど。」
さく「そうなっちゃうんだよね、結局。」


 他3名は想像にお任せするとして、東京に向けてE5とE6のコンビが発車。最速達である『はやぶさ』『こまち』だけでなく、間合いで『やまびこ』『なすの』にも用いられる。
もも「…アレじゃなんだかわかんないわよ。」
めぐ「…遠かったかな?」


 そしてこちらも非常に長い前頭部を持つ、2011年から運行されるメタリックグリーンの新幹線車両が入ってきた。この形式が用いられ、東北新幹線で300km/h以上の運転を行う列車には『はやぶさ』という列車名が付けられている。
めぐ「このメタリックがね…。」



6.大宮8:44発→新青森11:19着 新幹線はやぶさ5号/新青森行き E526-101
 旅行班は座席の指定がある2号車へ。普通車は全座席に可動式枕や窓側のコンセントが備えられ、照明も電球色となっている。この『はやぶさ』は全席指定であるため、今回は指定席とせざるを得なかったのだ。
めぐ「…あれ、上入らない。」
さく「じゃあ…、またバラす?」

 東北新幹線のチャイムはかなり好きなもの。車内放送を聞きつつ、荷物は"分解"して棚へ上げよう。JR東日本ご自慢の新幹線車両、E5へ乗車する時間は155分の予定。
もも「アンタがこれにしたんだからね?」
めぐ「わかってるよ…。」

(つづく)