(4)二転三転する中央西線の私案と…
名古屋~中津川間については既報のとおり、普通・快速用に315系が投入される。12月に入っていよいよ報道公開もなされた。
もう飽きただろうが、特殊構造を有する313系8000番台についても述べてみよう。なおこれまでは313系であろうと、ホームライナーを全て特急へ格上げする意見としていた。
ただやはり…、383系特急車両を現状のまま新型へ置き換えるにはまだ不安。何せ中央西線から篠ノ井線にかけて、空気ばね式車体傾斜装置が容量的に耐えうるのかわからないのだ。こちらも散々述べているように、余剰気味な名鉄2000系を借り受けて試験すべきだろう。
そこで313系8000番台について、これまで述べていたホームライナー置き換え特急から拡大。車内設備を考慮して(全席リクライニングなし)、せいぜい急行料金が限界だろうかと。例え最高速度や停車駅が同じ、むしろ停車駅が少なくとも。
383系をリニューアルさせつつ、あるいは新型特急車両の技術検証と並行しつつ。313系8000番台をリニューアルさせた便は、急行『きそ』として運行させよう。
料金については特急共々、自由席料金のまま指定席料金化。並びに定期券併用全面解禁を前提に、全便全席指定化で。平日朝夜に運転されるホームライナーの優等化も兼ねるので、近距離の特定料金も導入したい。並びに名古屋市内の"基点駅"は、快速以上全便が通過する新守山で。あとは座席未指定券も。
名古屋市内~多治見・瑞浪は急行、特急とも330円ぐらいが妥当かと。名古屋市内相互間は、名古屋発が座席未指定券のみ330円。名古屋行きは名古屋市内相互間利用の場合、乗車券のみで利用可能というのもどうだ。
なお313系8000番台は3ドアのままリニューアルとし、原則として2編成ずつセットの6両で運行。運用によっては315系4両編成との併結も、回送であったり…?
本当に自分でも何が正しいかわからなくなってきている。
(おわり)
(5)戦力外通告2021・クビを宣告された鉄道車両~序章~
2021年も末になってきたある日、都営地下鉄新宿線の10両編成化を完了させるというニュースが入ってきた。これは新製車両を投入することで実現させるというもの…。それは2005年から運用された10-300系前期型のうち、8両で残る編成への戦力外通告とも捉えられる。
なお正式には10-300"形"とされるべきところ、本項目では変換の都合もあって10-300"系"と表記する。東京都交通局の公式発表等では形式名を"いちまんさんびゃくがた"と読む。
今回非情な宣告を受けたのが、完全新造された8両編成となる。ベースとなったのはJR東日本E231系。外見はビードプレス加工が省略されたステンレス車体となり、リーフグリーンの太帯に濃青色を添えているのが完全新造された特徴だ。
内装はミントグリーンが目立っており、薄味にして涼しげな印象を覚える。10両編成となった車両では引き続き見られるものの、なくなるのは惜しい。
それにしても8両編成8本を、そのまま10両編成8本で置き換えるとは…。編成を組み替えられれば10両編成4本と6両編成4本に分けられ、前者は現役続行の希望が叶い。後者こそ10両編成4本で置き換えは避けられずとも、戦力外通告(余剰廃車)を抑制できたはずだ。
(つづく)
(6)名古屋市営地下鉄3030系/名鉄400系
せっかくならば何らかの手を加えてでも、都営地下鉄10-300系前期型の余剰車譲渡を実現させてみたい。同じ4ドアならば、名古屋市営地下鉄が拾ったら面白そう。もっともその際、諸問題は避けられない。
まず第1に線路幅。普通鉄道では都営地下鉄新宿線と京王電鉄(井の頭線を除く)のみ1372mmとなり、少なくともこれを一般的な1067mmの台車へ交換しなくてはならない。
さらに鶴舞線と名鉄で使用すべく、ATS等の整備はもちろんのこと。車掌用の中間車両ドアスイッチも必要だ。他の諸設備共々…、廃車となる編成から拝借するか。
名古屋市営地下鉄が所有するならば、鶴舞線の車両で使われていない下2桁30番台なんかはどうだ。名鉄は3桁となり、瀬戸線の4000系が定着したことから400系でどうだ。そもそも妄言だし、実現したとして長期使用は想定しなさそうだし。
(おわり)
(7)不定期コーナー・よくわからない用語辞書
旅行中に「適当で」という場合のこと。これは"適当にバラけて座って"の意味で、一定以上の混雑時に用いられる。実のところ座席周りの設備を生かすには、むしろ有利だったりも。
(おわり)