ブラックフライデー~この週末に全てを賭けろ~
「今回からは細切れになるかと思いますけど、また新作を流していきたいと思います。実は今回、2021年。11月20日から21日が通常の土日、22が平日で23は勤労感謝の日で休日なんですよ。そこで22に休みを取ったものですから、4連休となったわけです。」
「偶然にもブログ主の母親と弟が20,21で予定を組んでいまして。あくまで主は別件で考案していた内容を、そのまま21,22の2日間にあてはめていただけですね。最終的には22日が悪天候を予報されたことで、"同時に別行程"。便乗ながらそういうことです。」
「もちろんそのまま…、とはいきません。せっかく旅行班という"キャラ設定"なので、4人ずつ2チームに分かれる形とさせていただきます。メインブログではひとまず第1夜のみ完成させ、以降は"骨組みのみの暫定系"としてベーシック仕様となりますので悪しからず。では…、始めましょうかね。」
2021年11月20日(土)午前6時14分 愛知県あま市・木田駅
2021年秋は旅行業界にとって勝負時。10月16日に三重県内の未踏破3路線、11月6日は明知鉄道を制覇した。11月後半の週末は最大4連休にもなり、旅行班にとっても勝負時。機会を逃すまいと、2か月続けて夜明け時の出発となる。
そして今回、2班同時に別行程で旅行企画を決行することとなった。
涼子「同時になんて本当、よく考えたじゃない。」
めぐ「まあせっかくだけど、こっちにはこっちの考えがあってね…。」
当初メイン班は日曜日の出発を見越し、2日間の行程を予定していた。ところが月曜日は悪天候が予想されるため、1日繰り上げて土曜日の出発となる。その結果、元から土曜日に出発予定だったサブ班と同時となったのだ。
涼子「で…、同じ時間にしようってのも?」
めぐ「…名古屋までね。」
サブ班は今回、JR西日本『関西どこでもきっぷ』を使用するという。2日間有効でお値段10000円。特急も指定席が6回まで利用可能となり、それを用いて南紀白浜やら岡山やら回るらしい。
涼子「じゃあ、教えてよ。」
めぐ「じゃあ、まずね…。近鉄のひのとり。」
メイン班は今回、晴れて2年ぶりに3県(愛知,岐阜,三重)から外へ出る遠征を断行。やりたいことを可能な限り、2日間に詰め込んでいる。その最初を飾るのは、前年に運行を開始した近鉄の新型特急『ひのとり』だ。
涼子「早速入れたね…、ひのとり。で、大阪で何かってのは?」
めぐ「大阪ってか、そのまま兵庫県入って。甲子園で何か買いたいついでじゃないけど、武庫川線。」
そうなれば西日本だと思われるだろう。ところが"やりたいことを可能な限り詰め込んでいる"ため、甲子園からは一気に一変する。
涼子「2日目…、今度は仙台?」
めぐ「ここもちょっとね…、ついでに。」
さあ、そろそろスタートだ…!
0.木田6:21発→須ヶ口6:29着 普通/東岡崎行き 6521
入ってきたのはいきなりのリニューアル。行先表示がLED方式となったこと、車体側面にスピーカーが取り付けられたことから判別できる。
めぐ「このタイミングで来ちゃう?」
6500系後期型では2本目となり、1本目(6522編成)では準備工事にとどまっていたというドアチャイムとドア開閉ランプが設置済み。正直なところ座れなかったこともあり、このタイミングで遭遇したくはなかったり。
涼子「え、そうなの?」
めぐ「最初これね、クロスシートってあったでしょ。」
涼子「あったね、なんか見た目だけ特急っぽいって言ってたヤツ。」
見たところオールロングシートとなった際、座席は3500系と同等なものとなっている。8人掛けにはなっているようで、特に着席定員が変わったということはなさそう。座席袖仕切りは3300系と同じものへ交換され、座席間にもポールが新設されていた。
涼子「本当これ…、わざわざ座らなくたって。」
壁面や床面も3500系のリニューアルと同様に3300系と同じものへ交換され、特徴だった木目模様の茶色もなくなった。同時に車両番号と禁煙の表記位置が、貫通扉上から左側へ移設されている。
涼子「で、乗り換えるの?」
めぐ「任せるよ、ちょっと余裕あるし。」
このままリニューアルされた普通に乗り続ければ、名鉄名古屋は6:46着となる。しかし今回『ひのとり』へ乗車するにあたってやや不安な事項があったため、ひとまずは先を急ぐこととしよう。
1.須ヶ口6:31発→名鉄名古屋6:38着 急行/豊橋行き 3629
豊橋行きの急行は最高速度を重視するためか、3000系列に限定。6両中後方の3500系は未更新車両であり、車端部のLED案内装置もどこか暗め。号車表示の7セグメントLEDは、4号車と表示されている箇所の劣化が比較的進みやすい。
めぐ「…なんだろうね?」
涼子「いや…、何が?」
めぐ「定期的に交換されてるっていうか、でもなんか目立つの。」
涼子「ああ、4号車がってこと?たまに明るくなるけど。」
通常25分かかるところ、急行へ乗り換えたため17分で到着。
めぐ「お待たせ。」
まき「まあまあ待ちましたよ。同時出発って聞いて、ここからまた…。」
さく「7時なんだよ、こっち。」
(M)名鉄運賃:木田→名鉄名古屋 300円
名古屋駅からはメイン班とサブ班が"分割"し、それぞれ別行程で同時に進めていく。
ひろ「これで揃ったな。」
あい「…あと2人は?」
めぐ「あの2人は近鉄で待ってるよ。」
涼子「じゃあ私たち、JRで行くね。」
さく「ではこちらも行ってきます。」
こうして2021年の全てを賭けるよう、週末の旅行が始まった…!
(つづく)