2021年11月2日(火)午後4時41分 愛知県知多郡南知多町・師崎西口バス停

 河和口駅から16.1km。羽豆岬の交差点を左折し、師崎西口のバス停で一息つこう。すっかり夕日の沈みゆく海岸線は美しい。


 この道は名古屋市内から知多半島道路~南知多道路を経て、県道7号として続いてきた道。師崎港まではもう少々すればたどり着く。知多半島の最先端たる『羽豆岬』もさほど遠くなさそうだが、今回は知多半島1周が優先。またの期待を楽しみにしておこう。



国道247号 羽豆岬(南知多町)→小野浦海水浴場(美浜町)
 夕焼け空の下、国道247号を常滑に向けて再スタート!今度は海に沿って防潮堤もなく、道路から遮るものはガードレールだけ。カーブが多く歩道もないため、速度が上がりすぎないよう気を付けたい。

 右手は山林が多かったところ、やがてまた漁港のある集落へと差し掛かる。点在する料理旅館のほか、温泉もあるようだ。そうなればまたいつか、おそらく原付で訪れたいもの…。


 漁港を挟んで海沿い道が続く。日差しに降り注がれる夏の海岸とは対照的に、秋の夕日で照らされた海岸はどこか憂いを感じさせる。せっかくなので赤信号で停止中、デジカメで収めてみた。

 なかなか高級そうな旅館も通りがかる。高層階から眺められる海の景色は、さぞかし美しいものだろう。ここまで原付で秋風に吹かれつつ、弥富市から80km以上を走行している。温泉に入りながら景色も眺められれば、身に染みわたること間違いない。

 また最高速度の標識が30km/hとなり、リゾート地らしい雰囲気を縫うように狭苦しい。内海の海水浴場はこのあたりだったかと思えば、カーブも多くなる。

 南知多町の中心部だろう。店舗が少々見られるようになったところで、海からも近くシャワー完備の休憩所も…。

 建物が少なくなると、そのまま程なくして海を見ながら美浜町へ。そろそろ1クッション置きたいタイミングか。


 師崎西口を出て15.8km。美浜町に入ったところ、他に立ち寄れそうな場所がなさそうなので小休憩。小野浦の海水浴場は、おそらくこのあたりだったか。


 海風が強く冷たくなってきた、秋の夕暮れ。すっかり静かな砂浜へ降りようとも、そんな余裕はない。


国道247号 小野浦海水浴場(美浜町)→コメダ珈琲店155号線常滑店(常滑市)
 さあ、日没まで時間はない。引き続き海岸線に沿って、狭苦しい対面通行が続いている。

 やがて海から離れてきた。日も沈み切り、かろうじて明るみが残るぐらいか。景色を味わうには、もう時間が残っていない。

 常滑市に入ると、そのまま中央分離帯が出現。内陸の起伏あるバイパスへ進むらしく、片側1車線はそのままに走りやすくなってきた。その反面周囲に建物はほとんどなく、めぼしい明りは車のライト類と信号だけ。

 対面通行に戻ってしまった。アップダウンは引き続きあり、交通量が増えてきたことで流れも悪くなる。

 片側2車線になれば勝ったも同然。常滑の市街地らしく建物が多くなり、原松町を過ぎればあとは走行済み。これで国道247号は半田市から知多半島を回って、熱田神宮までつながった。

(つづく)