2021年10月16日(土)午前9時34分 三重県津市・津駅
(現)レジ袋(ヴィ・ド・フランス) 5円
津ではJRと近鉄が改札を共有しており、駅ビルに直結する専用の自動改札も設けられる。この『ヴィ・ド・フランス』は改札を隔てて面白い構造をしており、店内では商品棚で改札の内外が仕切られて双方から利用できる。
(現)ウナコーワクールα(コーワ) 812円
虫刺されも気になったので、駅ビル内の『マツモトキヨシ』で探す。いつもの液体ムヒがなかったので、他社製品を代わりに購入した次第だ。そして購入後、支払いにauPAYが使用できたことを悔やむ。
(現)デンマークウインナーロール(ヴィ・ド・フランス) 220円※軽減適用
ソーセージがデンマークの何かとあったところで、この手のモノはだいたい想像ついてしまう。美味しくいただく前に気負うことなど、全くないのだ。もう1つ購入した品は後程頂こう。
6.津9:42発→亀山10:01着 普通914C/亀山行き キハ25-1505
そうこうしているうちに、亀山へ行く普通が入ってきた。キハ25のオールロングシート車両で、ワンマン運転を行う。ここから乗る客はそこそこ見られるも、空席が多いまま発車。
特急や快速の行き交う伊勢鉄道から離れ、ローカルムード漂う風景の中をJR紀勢本線は進んでいく。曲がりなりにも"本線"と名乗るだけのことはあり、単線ながら線形がよく速度はそこそこ上げていく。
国道23号のうち中心部を外して進む中勢バイパスも、残す未開通区間は鈴鹿市内の"北端"のみとなった。原付は通行が禁止されないようだが、北勢バイパス(国道1号)の件もあるので慎重に考えたい。
次第に田舎風景へと進んでいき、下庄に停車。無人駅で出入口のないホームに面していれば、駅の前に何もなくとも不思議ではないだろう。
山間を抜けて家々も多くなり、亀山はもうすぐ。和歌山市から続いてきた紀勢本線も、そろそろ起終点だ。
到着した亀山はホームごとに系統が分かれており、紀勢本線は5番線を発着。関西本線で伊賀上野へ向かう際は3番線を発着するため、階段を介しての乗り換えとなる。名古屋へ向かうならば1番線だ。
ここから先は西日本の管轄となる。入ってきたキハ120は1両で、見たところリニューアルはされていない。300番台なのでボックスシートを備えており、狙って座っておこう。
出入口には車載型のIC改札機が設けられており、亀山からICでの乗車が可能となった。現状は亀山を跨いだICカード利用ができないものの、亀山では全定期列車が始発,終着となっている。ホーム上にIC乗り換え改札機を設ければ、伊勢鉄道含めエリアを跨いでも経路が特定できるはずだ。
7.亀山10:14発→伊賀上野10:58着 普通237D/加茂行き キハ120 302
1両に立ち客が出るほどの混雑ぶりで亀山を発車すると、すぐに電化が途切れる。広がるのはJR西日本の『亀山鉄道部』で、関西本線における非電化区間を管轄する。
国道25号は名阪国道が国道1号から分岐し、現道はもうしばらく重複したまま進む。途切れたままの高架橋が見られ、整備活用予定の有無が気になる存在だ。
そのまま関宿の最寄となる『関』に停車。路線記号[V]制定からしばらくして、駅名表にも路線色となる紫色が配された。
山深く進んでいくキハ120。この区間は険しい箇所もあり、エンジン出力330PSにして速度はあまり上げていかない。
線路の跡地らしきものが現れた。かつて加太~柘植の間にスイッチバック式の信号場を有しており、撤去された痕跡だろう。調べれば2006年から実質的に使用されておらず、2019年になって正式に廃止されたという。
やがて湖なのか池なのか、大きな水場が現れた。調べれば『鴉山池』といい、灌漑用に作られた人工の池という。
柘植で草津線へ乗り換える客が多いようで、結構まとまって降りていく。このような分岐駅でありながら、無人駅同然の簡易委託というのも立場を暗に示しているかと。ICカードについては先立って対応した草津線として、IC専用の簡易型改札機を設けている。
柘植からは周囲が開けており、線形もよく速度を上げていく。国道25号のうち"非名阪"と呼ばれる現道は関西本線としばらく並走し、この区間は道路の線形も悪くない。
新堂はかつて2面3線式のホームを有しており、現在は島式ホームのみを使用。使わないホームは閉鎖され、線路も撤去された。
佐那具の木造駅舎も趣深く残っていた。跨線橋を介した反対側のホームには桜の木が植えられ、春になると彩り豊かな風景を見せる。
(つづく)