新作再始動!
「こんばんは。今回からはベーシック仕様ではございますが、新作の旅行記を流していきたいと思います。ひとまずは愛知,岐阜,三重の"未開拓地"を制していきたいと考えてまして、はい。今回は三重県です。それでは始めます。」
2021年10月16日(土)午前5時39分 愛知県あま市・木田駅
2021年も10月の下旬になり、朝5時半過ぎに夜明けの空が美しく彩られる。晴れたことで澄み切り、冷えてきた空気もすっかりご無沙汰だ。そんな復活を遂げた超早朝出発だが…、要するに5:33発は間に合わなかったということ。なお、車両は3500系機器更新車両となる。
弥富行きの初電車が入ってきた。未更新のままで処遇も気になる6000系中期型で、乗客は4両で合計5人乗っていたかどうか。名古屋方向からの接続がなければこんなものだろう。早朝は送り込む運用があるため、需要と供給が釣り合わないのだ。
0.木田6:02発→須ヶ口6:10着 普通/東岡崎行き 6824
早朝2本目は6800系の2両で、須ヶ口で2両増結する間に本線の急行を待避する。需要の多くなる津島線で混雑するので、これも結果的に釣り合わない。
1.須ヶ口6:11発→名鉄名古屋6:19着 急行/豊橋行き 1413
休日は接続する急行に特急用の1000系が用いられ、これも早朝らしい運用だ。この場合は原則として、特別車両は締め切られて乗車できない。
朝陽の光を背に浴び、護岸工事の進んでいた庄内川を渡る。雨模様という予報もあった中で、晴れてくれてよかったものだ。
(M)名鉄運賃:木田→名鉄名古屋 300円
この日は木田5:33発の初電車に間に合わずとも、問題ないような時刻で名古屋に着くよう組んでいた。さあ、今回は…?
何せまだ状況は予断を許さないため、当面の目標として愛知,岐阜,三重で回すことに決めていた。そこで今回は三重県内に残る、未踏破の3か所を回っていこうと組んだ次第。目指す目的地にして、三重県内で踏破できていない箇所。まずは近鉄湯の山温泉、続いて伊賀鉄道。そして近鉄で賢島へ向かう。
(S)BOSSポケットラテカフェモカ(サントリー) 138円※軽減適用
朝5時前に起床しながら、朝食は頂いてスタートしている。モーニングコーヒーはまだなので1本仕入れよう。チョコ風味の甘さが…、米と合わせなくてよかったと。
2.近鉄名古屋6:31発→近鉄四日市7:04着 急行/松阪行き 2677
名古屋から最初に乗る急行は、4ドアのL/Cカーにして大規模リニューアル編成だった。壁面やドア等は濃い黒系の木目模様となり、座席モケットも明るいグレーとなってコントラストを明確化。優先席はオレンジ色が目立つほか、中央部のポールが天井まで届いて異彩を放っている。
蟹江では名古屋に向けて、特急車両が2本通過していった。富吉には検車区が設けられているため、そこから回送されるのだろう。佇む23000系『伊勢志摩ライナー』は赤色塗装となった編成で、黄色いイメージが強いままではいまだに見慣れない存在。
やがて木曽,長良,揖斐の3河川を跨いで三重県へ。西へ向けての旅立ちも、ずいぶんと懐かしくなってしまった。このあたりは幾度となく通っている区間なので、軽く流す程度でいいだろう。
名古屋を出て33分、四日市で湯の山線に乗り換えよう。階段は介するものの、時間は十分な程度に余裕がある。
3.近鉄四日市7:12発→湯の山温泉7:39着 普通/湯の山温泉行き 2005
現在は鈴鹿線と共通の3両編成が、線内折り返しでワンマン運転を行うのみとなっている湯の山線。いたのは地元ケーブルテレビ局『CTY』のラッピング編成で、レインボーカラーがよく目立つ。
立ち客が出ることなく発車。高架のままカーブの多い単線で、市街地を縫うように回っていく。高架から下りれば最初の駅、中川原となる。次の伊勢松本と、右側通行となっている。
伊勢川島は通常の左側通行となっており、反対方向からの便を待ち合わせる。周辺は住宅地になり、四日市へ向かう客が多いようだ。駅番号のK24は、名古屋(E01)から四日市(E21,K21)を経て連番となっているもの。
そのままあっという間に、農地の多い風景となってしまった。線形は全線通じてよろしくなく、速度をあまり上げずマイペースで進んでいく。
東名阪自動車道が上を跨いでおり、付近には四日市インターを有している。湯の山線はしばらく、国道477号と並走。
菰野でも反対方向からの便を待ち合わせるため、ホームに出て収めてみた。雲が多くなったものの、遠目には晴れ間も見せている。
全線単線の湯の山線にして、意外にも単式ホームなのは大羽根園しかない。国道477号も湯の山線から外れており、鈴鹿山脈を進んで滋賀県へ向かっていった。
(つづく)