「少々本文中にレース用語が交じってきますが、なんとなく使ってみたいからって使っているだけです。意味などはある程度流れで察してくださいね。」
2018年7月22日(日)午前10時4分 長野県諏訪郡原村
11-2.境川PA(9:12)9:18発→小黒川PA休憩 超特急中央ライナーなごや1号/名古屋駅行き H654-08425
中央道(ちゅうおうどう)原(はら)パーキング。東海北陸自動車道に完成した松ノ木峠パーキング(標高1085m)が無人であるため、以降は最高地点にある有人パーキングとして君臨(標高920~930m)する。設備そのものはシンプルな構成。
なぎ「要するに区切り方の問題だったと。」
もも「…私は別にどっちだっていいけど?」
諏訪インターが近づき、茅野市から諏訪市にかけての市街地へ。
めぐ「…ちょっと失敗?」
さく「木がかかっちゃってる。」
やがて諏訪湖が見えてきた。
もも「そういやアンタ…、花火ってどうなの?」
めぐ「…屋根で隠れちゃった。」
通常はJRバス関東以外が休憩箇所となり、2年半強前は都合によりJRバス関東ながら休憩箇所となった諏訪湖サービスエリア。ここから見られる諏訪湖の景色が素晴らしく、夏に2度ある花火大会の日は駐車スペースへの入場が規制される。
高速道路番号導入の際、岡谷ジャンクションまでが[E20]となった中央自動車道。ここからは長野自動車道から続く[E19]として、小牧ジャンクションへ進んでいく。
中央本線が岡谷から塩尻まで"ショートカット"するようになって以降、支線に"格下げ"された辰野は鉄道が不便だとされる。
そのまま高原の風景が広がってきた。まだ乗っていない飯田線北部も、このような景色だろう…。
もも「あ…、そうなの?」
めぐ「結構、こういう…。」
小黒川で2度目のピットイン。母屋は通常と同様の売店と、セルフ式食堂というオーソドックスなスタイル。屋外に売店は見られないようだ。
なぎ「なんかする気だろ。」
もも「…何よ?何も言ってないでしょ。」
駐車台数は大型39に小型36と、あまり大きくない。このため2年半強前はバスをスペースに入れられず、ドライバーチェンジのみを小黒川で行った。
もも「で、そっちは?」
めぐ「作戦成功っぽい。」
さく「境川で、甘くて鉄分入ったの買ったんだよ。」
長くないインターバルで、購入可能なものは入手しておく。最終的に乗り遅れなければよい、それが旅行班リーダーなのだ。
(現)珈琲ブッセ(赤羽菓子店) 200円
ということで、地元菓子店の商品を1つ。生地とクリーム、どちらにもコーヒー。少々の苦味がいい感じ。
めぐ「…ブッセって何だっけ?」
もも「それわかんないで買ったの?」
めぐ「モノはわかるけど、由来とかそういうこと。」
(現)アメリカンアイスブレンド・砂糖15gクリーム入り(ミル挽き珈琲アドマイヤ) 200円
カップ式自動販売機にして、コーヒーを1杯ずつ豆から挽き立てる優れモノ。コーヒールンバと共に少々待った後、専門店さながらの1杯。これならば、有名チェーンで肩身の狭い思いをすることもないか。
11-3.小黒川PA(10:49)10:50発→神坂PA休憩
2年半強前と同様にドライバーチェンジも終え、後半2スティントを開始したJRバス関東。
駒ヶ岳サービスエリアは木々に遮られた。山々が近くにあり、高原路線らしく…。
もも「いや、だから。もうちょっとそういうのはまとまって…。」
めぐ「考えてたら間に合わないし。」
松川はリンゴ農家が多く、5年弱前の南信州バスツアーでも立ち寄っている。ここからはこれを含めて、実績のある区間。
さく「あったね、曇ってたけど。」
なぎ「晴れてたら雲海見れなかったろ。」
飯田は祖母が生まれた地に近く、ここからは幾度となく通っている区間。ここまで続いてきた高原らしい景色から一変し、再び山岳風景が迫ってくる。
もも「…流すなら寝るわよ?」
めぐ「寝る前に休憩あるけど?」
阿智パーキングにあるバス停。名鉄バスなどは『駒場』といい、JRバス関東などは『中央道昼神温泉』という。前者が"昼神温泉"を名乗らないのは、昼神の温泉街を経由する便と区別するためだろう。ここでまとまった数の乗客が降りていった。
カーブの多い山岳路線となり、園原の入口が合流してすぐに恵那山トンネルへ。以前の橙色ナトリウムランプから白色LED照明となっており、1km程の間隔で緑色LEDが併用されている。抜けた先は岐阜県であり、いよいよ"帰ってきた感"を覚える。
神坂パーキングはまず『馬籠』のバス停で客扱いし、2人降りる。そこから駐車スペースへ進んで第3スティントを終えた。ここはJRバス関東の他、JR東海バスや東濃鉄道も同様となる。
駐車スペースは大型12台に小型28台というコンパクトなものであり、母屋も小黒川と同様にシンプルな構成。
さく「もう…、いいでしょ。」
なぎ「完全に投げやりなってるな…。」
(S)南アルプスの天然水(サントリー) 108円
ここでも何か買う余裕はなく、トイレだけでバスへ戻る。水分も尽きてきたタイミングだ。
もも「さっき買ったので過ごそうってわけね。」
めぐ「最初から狙ってた。」
(S)サンドおむすびジューシーザンギ(NewDays) 260円
濃い目に味付けされた肉とタレは、レタスにもご飯にも合うもの。ただいかんせん、五味一体の組み合わせに対してペース配分は合わせにくい。
(つづく)