ユン「こんばんは。後半は暑かった2018年の7月、東京都千代田区からですね。当時は神田アクアハウス江戸遊として、畳敷きのスペースがあったんですよ。では…、東京から名古屋へ帰りましようか。」
2018年7月22日(日)午前4時56分 東京都千代田区・神田アクアハウス江戸遊
日の昇った7月下旬、東京都内の朝。朝5時前にして、既に猛暑日を予感させる程の体感…。
さく「なんか…、全然寝れてないようだけど。」
もも「その割にはやる気満々じゃないの。」
めぐ「あのね…、ロッカーのカギなんだけど。探しても見つからなくって。」
なぎ「アレから目を離したらダメだろ。一応、フロント預けてあってよかったけどな。」
めぐ「ごめんごめん…、今度はつけて寝るよ。」
さく「それと全体的に寒くて…、羽織るものもなかったよね?」
めぐ「それもあるし、隣もイビキがうるさくて。」
もも「アンタも場合によっちゃ、加害者になるんだからね?」
昨夜と同じく御茶ノ水から乗るのだが、ルートは幽霊坂と淡路坂の概ね2つ。後者はJRの線路に沿っており、早朝から動く電車を見ながら歩くこととなる。
さく「で…、帰りは何分だっけ?」
めぐ「まあ6時45分とか、それぐらい。」
もも「あんま変なことしないでよ?乗り遅れたりとか…。」
朝から暑く、聖橋口までに気力をあまり残していない。3年前に同じく早朝から営業していた『そば新』は健在だったので、朝食にでもしようか。なお2021年現在は閉業している。
なぎ「いいんじゃないか?」
めぐ「なんか…、あんまり多くはいらないかなって。」
(現)わかめ(そば新) 60円
店内はカウンターだけで狭く、早朝とあってか冷房の効力もそこそこ。まずは券売機の誤操作で購入していた、トッピング用の1つ。いくらわかめご飯が好物でも、単品はどうだろうか。
もも「…どうすんのよ、それ?」
めぐ「…わかめご飯で。」
(現)ミニかき揚げ丼(そば新) 320円
本命はこちらの軽朝食。かき揚げとご飯を別で購入すれば、価格がもっと抑えられるだろう。その場合はおそらくタレなしであろうから、選択は正しかったという話。
もも「…わかめご飯じゃなくって?」
さく「混ぜちゃダメだよ、炊き込まなきゃ。」
なぎ「わかめご飯から離れろ。」
(S)フロムアクア(JR東日本ウォータービジネス) 110円
最後はホーム上の端末式自動販売機にて、落ちないキャップで締めくくり。ごちそうさま。
もも「で…、時間どうするよ?」
めぐ「…トイレどこかある?」
9.御茶ノ水5:36発→秋葉原5:38着 普通532C/千葉行き サハE230-37
早朝ですることもなく、気分に任せてわずかな迂回を試みる。1駅だけ乗る黄色いE231系は0番台であり、現在も6ドア車両が連結されているのでそちらへ。跳ね上げなくなった座面は、固定席より柔らかい。2分乗ったら降りて、トイレを探そう…。
秋葉原も例外なく、東京都内の駅としてトイレは整備されている。しかし洋式便器に、いわゆる"温水洗浄便座"が設けられていない。幸いなのは時間が多く余っていること。
さく「…大丈夫?」
めぐ「…なんか、最近結構色々きちゃってるかも。」
もも「暑くておかしくなっちゃってんのよ。」
10.秋葉原6:03発→東京6:06着 普通573G/山手線外回り サハE231-4604
時間があるとはいえ、本数の多くない早朝のこと。E235系を狙う余裕はなく、E231系が来れば異彩を放つ中間車両に乗るだけだ。この"サハ4600番台"は一部を除いて、改造を経てE235系へ編入される。車内案内の液晶画面は中央快速用のE233系と異なり、駅番号に対応していた。
(つづく)