2016年1月7日(木)時刻不祥 東京都八王子市・八王子ジャンクション
2.名古屋駅新幹線口16:15発→東京駅日本橋口23:08着 超特急中央ライナーなごや4号・東京駅行き H658-04418
そこから少し進むと八王子ジャンクションがあり、圏央道とのランプウェイは山をくりぬいた複雑な形状をしている。この圏央道が開通したことにより、首都高速を通ることなく藤沢から東北道方向へ抜けられるようになった。
もう少し進み、平野部となったところが八王子インター。本線上にある料金所で小牧からの料金と高井戸までの料金を合わせ、ETC大型料金で(目視によると)12630円払うこととなる。
なぎ「…高速終わった?」
めぐ「まだちょっと…、ぐらいというかな?」
東京都内に入っても片側2車線のままだったはず。このような構造を持つ首都圏の高速道路は中央自動車道だけで、他は片側3車線ある。
めぐ「…3車線なるのっていつだっけ?」
なぎ「知らん。」
中央道日野で降車ボタンが押され、4人が下車する。車線は片側2車線で変化なく、この区間だけ最高速度が100km/hとなる。片側3車線化は東名高速と同様に車線幅を狭める手法を用いるため、ある意味皮肉となる。時間としては遅れるどころか、むしろ早まっていた。
続く府中、深大寺では降車ボタンが押されなかったため通過。どの辺りから最高速度が60km/hとなるだろうかと考えるうちに、中央自動車道で標準となっていた最高速度80km/hの表示が出る。
下り線の料金所に差し掛かり、上り線の本線が大きくカーブする。カーブ途中にある中央道三鷹で降車がなく通過となってからは、道路構造が明らかに都市高速レベルとなり最高速度は60km/hとなる。
午後10時15分、中央自動車道の起終点からそのまま首都高速4号新宿線へ。ここまでと同じく渋滞もなく、スムーズに流れているようだ。
なぎ「…起こすか?」
めぐ「…もうちょっといいんじゃない?」
中央環状線との分岐を過ぎ、新宿の出口で降りると名古屋高速東片端から続いた高速走行は終わる。実のところ、バスが遅れやすいのは都市部の一般道だったりする。いつもの旅行班であれば到着前後にゆっくりと過ごすため、遅れ幅だけが気になるもの。ところが今回は日付が変わる前に買わなければならない、切符があったのだ。
さく「どうした…?」
なぎ「そうそろだからな…。」
もも「そろそろ…?」
東京都庁の展望台に上がったのは2009年8月末の話。時が流れた今日、都庁舎を下から眺める旅行班。
さく「…もうそんなに前だっけ?」
めぐ「前なっちゃったよ。早いよね…。」
高層ビル群を抜け、靖国通りのガードをくぐった先はきらびやかなネオン街。最近では電飾にLEDが使われて、ギラつきが強くなりつつ省電力化が図られたり…?
もも「…別に降りないんでしょ?」
さく「…降りなくてもいいよね?」
明治通り、新宿通りを経て新宿駅東口にある"アルタ前"を通過。臨時用のバス降り場に停車すると、ここで11人が下車。気づけば、旅行班の他に乗客がいなくなってしまった。
めぐ「あれ…?」
さく「絶対そうなんだよ。新宿に用があるからこれ乗ったんであって、東京駅だったら東名高速のほう乗るもん。」
東京駅までは30分ほどとある。靖国通りに戻ってしばらくすると、国道20号新宿通りに入っている。半蔵門からは皇居に沿って進んでいく。
めぐ「なんかペースカーみたいなのいるけど。」
もも「ペースカーなんている?」
さく「あの回送ってのじゃない?」
内堀通りとなった国道20号。三宅坂からは国道246号(起終点)、桜田門からは国道1号と合流。
もも「…あきらめたら?」
めぐ「なにが?」
もも「…景色。もう、夜中でしょ。」
ペースカーとなった、回送されるJRバス関東のセレガ。気づけば離れており、時刻は夜11時を回る。東京都心らしい、超高層ビルに灯る明かりを見ればあと少し…。
さく「…あっという間だったっていうか。」
もも「そればっかり。」
名古屋駅から中央自動車道経由で6時間53分。遅れることも早くもなく東京駅日本橋口に到着。乗り通したのは運転士を含めても、旅行班だけであった。
なぎ「お疲れ…。」
さく「まだ初日なのに?」
めぐ「まあそうなんだけど…、どうしようか?」
もも「どうしようかって、今日どこか決めたんじゃなくって?」
今日の"キャンプ地"は、4か月前に利用している御茶ノ水の銭湯と一応決めていた。しかしその1年前には市川(千葉県)のネットカフェを利用しており、選択肢として残っている。ただ、市川へ向かう総武快速線は地下ホームからの発車。おまけに、どうも東海道本線でダイヤが乱れているという。
3.東京23:29発→御茶ノ水23:33着 普通2351T/武蔵小金井行き サハE233-522
やはり御茶ノ水で打ち止めというのが正しいのだろう…。ということで、発車が近くもさほど乗っていない中央線電車へ。どうやら、モーターなし車両を選んでしまったようだ。
もも「…それこそいいんじゃない?どうせちょっと乗ったら、お風呂入って寝て終わりでしょ。」
(IC)東京→御茶ノ水:JR運賃 133円
わずかな乗車で終了。御茶ノ水駅の聖橋口は階段しかなく、大物の持ち運びに苦労する構造。
さく「長いこと乗るより、こういうのが疲れるんだよね…。」
幽霊坂を下る。再開発の進められた周辺に、開いていそうなコンビニはない。
もも「いいけど、その靴底よ。」
めぐ「それがどうにもできなくって…。」
どうにかこの日の"キャンプ地"、神田アクアハウス江戸遊に着く。深夜6時間サウナコースで1夜を明かし、延長料金なしで退出するできた次第。
キャリーカートなど大きな荷物は持ち込めないというので、早々に荷物を分解してロッカーへ預け入れお値段300円。2016年の北海道旅行については、またの機会をお楽しみに…?
もも「アンタがそれ使うってんだから、…そうよね?」
めぐ「はい…。」
(中央ライナーなごや乗車記録 2018年7月につづく)