2016年1月7日(木)午後3時55分 名古屋市中村区・JRハイウェイバス名古屋駅
(前)東名ハイウェイバス・中央ライナーなごや 3150円※早売3
そしてこれから乗る中央ライナーなごや4号はJRバス関東による運行で、4列スタンダードシートとなっていたはず…。
めぐ「…ワイド来ちゃったりして。」
もも「スタンダード選んだんじゃなくって?」
めぐ「座席表は多分同じだろうから、…期待?」
参考までに、2014年に投入されたJR東海バスのワイドシート。鮮やかな緑系のモケットはモコモコと言えばいいのだろうか…、比べると好みなタイプであった。昨年乗車したのはこれと、オレンジ系モケットを採用している3列デラックスシート。
なぎ「アレだったらな…。」
もも「いいけどまた勝手なことしてさ…。それでコメントで怒られて。」
めぐ「怒られたんじゃなくって、地下鉄のほうが本数あるし便利って。」
現れたのは、西日本車体工業の製造であろう日産ディーゼル・スペースアロー。2004年式と古めかしいながらも、座席は4列ワイドシートだったりする。トランクルームに大きな荷物を入れてから、中に入ろう。
めぐ「…イケるんじゃない?」
2.名古屋駅新幹線口16:15発→東京駅日本橋口23:08着 超特急中央ライナーなごや4号/東京駅行き H658-04418
フットレストやコンセントはないものの、確かにワイドシートの座席である。頭部分が張り出しているだけで見た目の豪華さが大きくなり、事実横幅は広くとられている。センターアームレストはJR東海バスのそれと比べ、むしろ大きいぐらいだ。
さく「すごいいいよ、これで十分いける。」
めぐ「でもなんだろうね?ヘッドレスト?」
もも「それぐらいわかるでしょうに。」
めぐ「そうじゃなくって、外から見ても大きく見えたりとか。」
同じタイプの座席として、2012年に知多シーガル4号(夜行便:現、ドリーム知多号)で乗車したJRバス関東の座席。なんとなく滑りやすい、青モケットを採用している。このようなワイドシートを、JRバス関東では『楽座シート』と呼ぶ。
なぎ「…乗って、やられたんだよな?」
めぐ「まあ…、ね?」
さく「今日は一応昼のだから、大丈夫だと思うよ。」
乗客があまり多くない状態で発車。笹島交差点から先、新東名スーパーライナーとは(新宿経由便を除いて)顔を合わせることがない。
栄までは、東名経由のスーパーライナー62号と同じルートをたどる。広小路通りから江川線を渡る形で錦通りへ進む。錦橋出口で三重交通の栄行き高速路線、伏見通り(国道19・22号)で名鉄バスなどの高速路線と合流。
もも「そんなのさ…、まあ乗ってない人だし。」
なぎ「ああ、乗ってないんだっけな。」
もも「アンタらが勝手にやったんでしょうよ。」
三重交通の近距離高速路線車両を横目に、オアシス21の10番乗り場に入る。ここでは2人が乗車ぐらいで、座席はまだまだ空いている。とはいえまだ途中のバス停で乗る客がいないわけでないため、座席移動は好ましくない。
栄からは名鉄バスの中央自動車道ルートと同じ。明かりが灯り始めた繁華街には名古屋市バスの車両や、名鉄バスの近距離高速用エアロスター。そして…。
めぐ「あれ…?」
なぎ「…どうした?」
めぐ「さっき豊田市からの…、新車だったんだけど。」
もも「いや、そういうのはさ?」
東片端から高速に入る前、外堀通りこと県道200号と交差。国道19号方向からあま市まで続き、県道79号を経て愛西市へ至る道。県道200号としては、県道79号と分かれてから甚目寺観音までのルートに気をつけたい。
もも「そんな話で引き伸ばさなくたってよろしい。」
さく「案外、後に続いたりして。」
もも「続かないわよ。今回、北海道でしょ?」
名古屋高速1号楠線に入り、長い高速走行は始まりを告げる。
めぐ「…写真どうしよう?」
もも「…あるんなら別になくたっていいでしょ。」
楠からは11号小牧線となる。リーダーが座った位置は昨年8月、猛暑の多治見線と同じ進行方向右側。景色は夕暮れらしくなるものの、変わりないはずだ。
小牧インターからは少しだけ東名高速を走行。運転席後ろにカーテンがかかっており、右側からは正面の景色が見えず道路情報がわからない。
めぐ「…左のほうがよかったり?」
もも「遅い遅い。」
小牧ジャンクションから中央自動車道に入り、程なくある中央道桃花台で1人乗車。東名日進とは異なり、名鉄バスや東濃鉄道の近距離路線は乗降とも可能。JRハイウェイバスは東京行きが乗車のみ、名古屋行きが降車のみとなっている。
めぐ「…さっき50ってなってた気がするけど。」
もも「…横風でよかったんじゃなくって?」
小牧ジャンクションからの速度50km/h規制は、小牧東インター付近の工事によるものであった。岐阜県に入るまではひたすら上り坂が続き、入ってからしばらくすると下りに転ずる。右側に見える多治見の市街地は、すっかり夜景の様相。
もも「…残念だったわね、景色見えなくて。」
瑞浪天徳で1人乗車。この客の乗車手続きに少々手間取ったようで、10分ほどの遅れが生じる。外は既に暗く、景色は見えなくなってしまった。
めぐ「…一応、アレだったら新宿で乗り捨ててもいいのかなって。」
もも「まだそんなのわかんないでしょうに。」
(つづく)