2021年10月14日(木)午後3時59分 名古屋市東区・バンテリンドームナゴヤ

 一か八か、本拠地最終戦のチケットが取れてしまった。今回はそんな話のうち、前2回分で取り上げなかった話をしよう。


 シーズン後半に入って以降、天候不良による中断をはさみながら開かれてきた『アンブレラテラス』。カラフルなビニール傘がウッドデッキの天井を彩り、諸々あって閉塞した"空気"に潤いを…。要はそういうことらしい。こちらも本拠地最終戦をもって終了となる。

 入場の際の検温方法もやや変更され、手首の温度を測る方式となっている。これまではサーモグラフィなどを用いており、3人同時に横へ並ぶためのスペースを要していた。入場後の手消毒も忘れないようにしよう。


 ということで、今回も上段の内野席。そして不思議と3塁側を選びたく、コンビニの端末を通じて選んでいる。割当たったのはちょうど、フィールドシート後方の上。52列なので、コンコースからは2段分下がった位置だ。


 何か食べるモノを探したくもある。1巡目は時間を読んで進められるも、問題は2巡目。時間を読めず店の列に並ぶ間、スタメン発表という"恒例行事"が始まってしまったのだ。幸か不幸か応援団の活動は最終戦まで行わなかったため、ビジターはほぼ読み上げだけで終わっている。


 なんとか自席のエリアまで戻り、中日の発表へ。演出は毎年用意されるので、一応は見られたことをありがたく思っておきたい。悩ましいのは、誰にしようかということか。


 両チームのベンチ入り選手が左右に表示された後、最後に審判団を発表する。全てを収めるにはなかなか忙しいうえ、ズームアップするにも解像度とどうバランスを図ろうかと。


 方や優勝マジックが点灯し、もう方やポストシーズン進出が完全消滅し。並びを見ると、両チームのスタンスがよくわかるというか。


 試合開始が近づき、両監督と審判団がホームベースへ集合。最終のメンバー表交換もすっかりおなじみの光景だ。


 本拠地最終戦とあって、この試合は価格設定が『プレミアム』に区分されていた。そのためビジターチームに優勝マジックが点灯していようと、動員制限が最終戦までかかろうと。内野ビジター席は設けられず、外野ビジター席も容赦なく縮小される。

 中日の応援歌は夏休みのエキシビジョンマッチ以降、全選手分が天井のスピーカーから流れるようになった。やはり聞こえ方に違和感は否めないが、とりあえず可能な方法ということか。ひとまずは2022年、ビジターチームの応援歌も流してほしいものだ。


 サンタナ選手がライトスタンドへのホームランを放ち先制!応援歌そのものはミレッジ選手から流用されたものであり、偶然にも2015年で放ったホームランを神宮球場で見届けている。何たる縁だろうか?


 2021年名古屋最終戦時点で、39本を放っている村上選手。不動の主砲として風格十分ながら、まだプロ4年目の21歳だ。


 キューバから来て支配下2年目のA.マルティネス選手は、日本球界でも珍しい外国人捕手としてスタメン出場した試合もあり。


 8回表の前、ドアラの"儀式"はタイミングを逃していた。最終戦は成功させ、2021年を締めくくる。


 シーズン途中で千葉ロッテから移籍してきた加藤翔平選手。2014年に千葉で見かけ、2球団目となった。


 早々に本拠地最終戦の観客数上限を10000人と決めていたようで、チーム動向もあって"ワクチン・検査パッケージ"が活用されることなく2021年シーズンは終了。なお例のワクチン接種は8月に完了させている。

 最終戦のセレモニーは…、また後日。
(つづく)