2021年10月5日(火)午後0時55分 愛知県愛西市・葛木堤防
2021年10月の定期通院日は何をしようかと。考えているうち新旧の国道155号を経て、勢いで来てしまったのは木曽川の堤防道。高台からは広がる農地と、点在する農家等を眺められる。
愛知県道119号 江西町(津島市)→葛木堤防(愛西市)
この県道は国道155号から対面通行で始まっており、程なくして津島市から愛西市へ。1つ信号を過ぎれば中途半端に少しだけセンターラインが途切れている。2つ目の信号を過ぎて少々すれば、以後は全てセンターラインのない狭い道。3か所目の信号を過ぎると、家屋が密集しつつ堤防を上がる。
愛知県内はこれをもって制したといえよう。県道119号そのものは木曽川と長良川を越えて、岐阜県内に通じている。かつては木曽川を渡る葛木渡船があり、長良川を渡る森下渡船と合わせて県道が通じていたもの。両者とも愛知県,岐阜県が運営し、無料で乗船できた。
葛木渡船は廃止後、愛西市によって観光船となったらしい。また森下渡船は当時、日原渡船(岐阜県道117号)と船舶を共有していた関係で事前予約が必要だった。
愛知県道119号 葛木堤防(愛西市)→江西町(津島市)
ひとまずはそのまま戻るとしよう。大型車両の通行が禁止されるほど狭く始まっており、農地の中を進んでいくうち対面通行。中途半端に短くセンターラインが途切れ、津島市に入ってもう少々すれば国道155号と交差し終了。この間、終始狭苦しさは否めない。
葛木渡船のあった堤防から3.8km。この日の昼食は何にしようかと考えた中、なんとなく『かつや』愛知津島店で頂くこととした。
(詳細はすでに述べたので割愛。ご馳走様。)
翌日は休みになっていない以上、あまり遠くへは走らせないほうがいいだろう。そこで今回は県道67号の経路が一部変わっていたようなので、改めて制していこうかと考えている。
愛知県道129号 町方新田西(愛西市)→濃尾大橋東(一宮市)
では愛知県道129号を、町方新田西から北上していこう。歩道のない対面通行で延びており、直線状からゆるく右カーブ。以降はカーブもそこそこに、愛西市内で学区を2つほど跨いでいる。家屋密集地こそあれど、ほぼ農地が主体。
気づけば稲沢市内に入っていた。景色に大きな変化はなく、カーブも時折そこそこに。相変わらず対面通行で狭苦しい。旧祖父江町の中心部らしいところで、愛知県道67号はどこが起終点となるか。…というより、経路はそもそも変更されたのか。
探ろうと考えるうち一宮市へ入っており、新濃尾大橋(仮称)の交差予定箇所まで来てしまった。見たところでは構造体がある程度姿を見せており、完成形を少なからず想像できる。完成すれば岐阜県へ渡る新経路として、大いに役立つことだろう。
振り向いた方向も仕上がっている。調べれば県道129号は、さらに北上して濃尾大橋まで続いているという。県道67号も調べたが旧道はすでに走行していたりするので、今回は新道だけでいいかもしれない。昼食後にここまで14.6km進んでいた。
ではせっかくなので、もう少し直進していこう。旧祖父江町からの間、景色に大きな変化は乏しいまま。県道を何本か交差している。
名神高速をくぐったところで左折となっており、堤防へ上がる。左手は木曽川から少々離れており、川には堤防がもう一つ。右手は高台らしく景色の眺めがなかなかよろしい。川が近づくと隔てる壁は低いので、結構危なっかしい。
そのまま勢いで濃尾大橋まで来てしまった。愛知から岐阜へまたがる県道18号と交差し、県道129号は起終点。この橋の設計は古く、狭いことで渋滞が発生しやすいのだ。そのため橋を渡ってからの右折はしないようにと表記されている。
県道129号で戻るのも芸がないからと、愛知県道136号に目をつけて進もうとした。しかしどうも見失ったようで、早々に経路から外れていたと判明。以降に触れたのは愛知県道147号,136号,513号…。
新濃尾大橋からさまよって13.7km。祖父江の平和堂はかつて『タマコシ』として営業していた店舗であり、独特の古めかしさが味わい深い。さらに近接して、以前は『ヨシヅヤ』グリーンプラザも構えていた。食料品で競合したのはどうだったのだろう?
(購入した詳細はすでに述べたので割愛。)
愛知県道67号 上牧(稲沢市)→片原一色(稲沢市)
ずいぶんとオーバーランしたところで、ようやくお目当ての県道へ取り掛かる。旧道は制したと思うので、新道を攻めていこう。同じ対面通行でも車線幅は広く、歩道もあって建物が少ないならば広々しているものだ。
旧道と交差して、さらに進めば突き当たる。右折した後、信号を左折すれば旧道と合流する。以後しばらくは踏切1か所挟んで、旧道をそのまま進めばよろしい。
国道155号と交差したところで、先にある橋が工事で通行止と出てきた。とりあえず進められるところまで進めると、あからさまに"通せんぼ"されている。地元関係者は入れるようで進めそうだが、ここは引き返そう。何せ旧道は全て制覇しているのだし。
国道155号を介して、一色下方から愛知県道130号へ。実のところこちらを進めると、そのまま県道67号へ通じているのだ。そうなればいっそ、こちらへ全面移行させたほうがいいはず。それでも橋を県道67号として架け替えるというのは、何かあるのかもしれない。
愛知県道67号新道 儀長南橋(稲沢市)→梅須賀(稲沢市)
歩道付き対面通行で、沿線に建物も少なくこちらも広々している。そしてそのまま愛知県道67号の新道へつながり、県道65号で旧道と"合流"。実際の旧道は一方通行でぶつかる上、直進できない構造。ならば尚更、国道155号から経路を全面移行させたほうがいいはずだ。
さらに加えると馬飼大橋から県道130号を経て、踏切1か所挟んでここまで楽々と進められる。趣味的には淡白でも、実用性に優れた経路とは恐れ入った。今回はここまで。この日は距離が意外にかさみ、通院への"往路"を含めて74.7kmを走行。
(おわり)