2015年から時は流れて…
「今回は高速バスで東京にたどり着き、まずは地下鉄丸の内線を支線含めて全て制しました。正直なところ例年以上の猛暑でしたから、既にある程度ヤラれていたのでしょう。気温こそ夜になって下がっていきますが、非冷房が基本となる屋外球場のこと。なかなか耐久戦の様相です。」
「ところで2015年の話以降、神宮球場の価格が変更になったと触れました。前回の座席で見れば、バリュー2500円,ベーシック3300円,プレミアム3600円といった感じになります。2021年現在はさらに区分が増えていますので、詳細は各自…。」
さあ、ミドれ。
2018年7月21日(土)午後4時6分 東京都新宿区・明治神宮野球場
今日のメインイベント会場、明治神宮野球場に到着。開場は16:30となっているものの、外周にも売店が出ており営業している。今回はその中で、目的の品が1つあったのだ。
もも「外なら付き合うわよ。」
めぐ「…欲しいの?」
(現)ヤクルト入りヘルメット唐揚げ(明治神宮野球場/アスレキッチン) 小700円
明らかに球団の親会社を連想させる1品。モノとしてはタンドリーチキンにヨーグルトを用いるという、そういう考えと同様なのだろう。味自体はスパイスを利かせた、上々な仕上がりとなっている。ヘルメットカップは濃紺,黄緑,ピンク,金があり、今回は黄緑を選択。大サイズは1200円となる。
さく「…本体どっち?」
めぐ「一応、両方。」
なぎ「単に好物だろ。」
ここではこの『ヤクルト入り唐揚げ』を用いり、おろしポン酢をかけた『川端慎吾のさっぱり唐揚げ』(700円)。さらにその丼(900円)も販売している。このようなキッチンカーは4箇所あり、それぞれ店の位置が固定されていないらしい。
もも「で…、回るのよね?」
なぎ「暑いのにいいのか?」
広域避難場所は球場"本体"ではなく、隣接する軟式野球場となっている。万が一の災害もあるので覚えておこう。(※当時)
めぐ「…一応ね。」
もも「あのさ…、大事なことじゃないの?」
東京ヤクルトスワローズの球団クラブハウスも隣接している。
さく「…はい。」
なぎ「じゃあ、次。」
ヘルメットカップそのものは広島や大阪、ナゴヤドームで入手したものと同様の形状。耳当て部分は左打者用と右打者用があり、選ぶことは出来ないまま右打者用となった。唐揚げに付属していた傘は、つまようじ等で作られつつも完成度が高い。
もも「完全に狙ったアレよ…、アンタやってないの。」
めぐ「下手にこうやられるとコレ、捨てにくくなっちゃうし。」
気づけばバックスクリーン裏に来ていた。猛暑は続いており、戻るにも進むにも距離が生じてしまっては苦しい。外野席は別に用意された受け取り口でユニフォームを受け取る方式であり、対象外となるビジター席は区別される。但しビジター席にも"昇竜ユニフォーム"が付くチケットがあり、同様の方式となる。
さく「なんか大丈夫?」
めぐ「…だいぶきてるかも。」
なぎ「あんま無理すんなよ。」
前年に大阪で入手した"黄金竜ヘルメット"と並べると、ベースが同じものだとわかる。ただ『鷹の祭典』ヘルメットと異なり、ツバ部分にシールが貼られていない。
もも「ってか、こんなもんわざわざ持ってこなくたって…。」
めぐ「なんかちょっと…、調べたくなっちゃった系。」
そろそろ内野席の開門時間だが、既に入場列が結構なものとなっているようだ。内野席は入場時に入場ゲートでユニフォームを受け取る方式。
なぎ「一応、ここまでってことか。」
めぐ「じゃあ…、そうしようかな。」
もも「いや、そうするかじゃなくって。ヤラれてんじゃない?」
さく「それこそお互い様だよ。」
(前)TOKYO燕プロジェクト・2階ネット裏B2指定席(明治神宮野球場/東京ヤクルトスワローズ) 3600円
基本的に"アッパーデッキ万能説"を謳う旅行班。しかし一般発売初日となる6月5日時点で、セブンチケットでの2階ネット裏が残り1席となっていた。実際は同価格の3塁側指定席に少々余裕があるので、ここからは基本的に"別行動"という形を取らせていただく。チケットそのものは7月12日に全席完売と発表された。
(前)充実野菜・緑黄色野菜ミックス(伊藤園) 税抜49円
ここで最後の野菜ジュース缶に手をつけよう。入場時に缶類は持ち込めないため、紙コップへ移し替え。内容量に対して大きいものであったため、すぐに飲み終えてしまう。
1926年に開場した明治神宮野球場。現在に至るまで改修工事が幾度となく繰り返され、スタンド下通路もその都度"化粧直し"されてきた。それでも配管剥き出しな箇所や"昭和レトロ"な雰囲気など、色濃く残っているものも多い。ところで再入場の際は、一時退場口で"処理"しなければならない。場所はどこだっけ…?
なんとか一時退場口を見つけ、手にブラックライトを押してもらう。再入場口ではチケット共にブラックライトを確認され、3年前に見ていない外野コンコースへ入ることができた。
(現)ソーセージ盛り合わせ(明治神宮野球場/ルゥ・ジャパン) 700円
3年前は内野の店で購入したため、今回は外野で購入してみる。長めのが1本に太く丸いもの1本、他はよくあるサイズで食感が異なる。パキってなるかそうでないか、そういう流れ。ケチャップやマスタードはセルフ式となっている。ところで3年前に内野にて使用した交通系電子マネーが、使用可能かどうかわからない。
外野エリアは内野とまた異なる、クセのある店が多かったり。気づけばそのまま、バックスクリーン裏まで来ていたようだ。そんな外野にもいくつかある立ち食いテーブルは、あまり空いていない…。
(現)東京スタミナ丼(明治神宮野球場/フレッシュネスバーガー) 980円
濃い目の特製タレで焼き上げた肉は、キャベツやマヨネーズと共に米と良好な相性。紅生姜もそうだが、別で添えられた温泉卵で変化をつけるのもいいだろう。イベントに併せてか、ヘルメットカップ大は黄緑以外に選択肢が用意されていなかった。一応、ヘルメットカップなしは750円とある。で…、そもそもハンバーガー店でなぜに丼飯?
(現)コカコーラ・ゼロ(明治神宮野球場/※自動販売機) 250円
(現)アクエリアス(明治神宮野球場/※自動販売機) 250円
実はペットボトルの持込が可能であり、自動販売機も設置されている神宮球場。今回は水分の消化が激しいので、可能なうちに調達したいもので…。いい加減2階の指定席へ上がろう。カップホルダーが3年前から改良されたらしく、新しいものが全席に備わっている。これがなかなか曲者であり、カップ等を差し込みにくい。
全体をワイドサイズで1枚。球場設計が古いために柱を隠せないのは、3年前と同じ。やはりライトスタンド奥には、都会らしいビルが建ち並んで見える。
(つづく)