2017年8月5日(土)午後0時17分 名古屋市中村区・名古屋駅
JRから桜通線へつながる通路は不思議なことに、これまで通ってきていない気がするもの。
達彦「ってか、ある程度持ち合わせでわかるんだろ?」
たかし「それ言うと企画発表として成立しない。」
めぐみ「…同じこと言ってる。」
達彦「でも、なんで浄水なのさ?」
めぐみ「まあ…、時間つぶしって言っちゃアレなんだけど。」
たかし「…岡崎の花火か?」
他の鉄道事業者が大手コンビニと組んでいる中において、名古屋市営地下鉄のコンビニ売店はブランドが安定しない。昔に独自ブランドだったものが『サークルKミニ』となり、この度の業界再編もあってすんなり『ファミリーマート』にならないという。
めぐみ「なんかね…、打ち上げ花火の画?」
淳「花火見たかったんだ。」
めぐみ「最近見れてなくて…。」
淳「最近…、前いつ見た?」
めぐみ「…10年前?」
たかし「ああ、千葉の花火な…。」
めぐみ「それでまた行ったら、風強くて中止なっちゃった。」
3.名古屋12:22発→丸の内12:25着 徳重行き 6352
桜通線は新車(ともいえなくなってきた)も、混んでいて座れない。その特徴たるハッチービジョンは、名鉄と同じく広告画面がない。
達彦「…別にいらなくね?」
たかし「いるなんて言ってないだろ。」
乗車時間のバランスを考えれば御器所まで乗るところだが、丸の内で降りてしまおう。元からあった壁面や柱が水色系、近年設置が進み桜通線にて投入完了したホームドアも水色系。
青っぽいホームに、新しくオープンした『ローソン』も青看板。地下鉄では『サークルKミニ』にかわって出店しており、今後も勢力を拡大するという。一方の『セブン-イレブン』はこの流れと無関係に出店するとか。
淳「しっかし、よくできてるもんな。」
達彦「ってか…、買ったんだ。」
めぐみ「なんかね…、米食べたくなっちゃってる。」
鶴舞線ホームまではけっこう歩く。こちらは路線色が水色系な反面、壁面や柱はそのようになっていない。先に出たのは赤池行きであり、ひとまずの目的地となる浄水までは行かない。
(S)台湾風肉そぼろおにぎり(ローソン) 135円
外装に"韓国風海苔"とあるように、手巻き海苔に塩がついていた。肉そぼろは台湾風に偽りなくピリ辛風味。
たかし「ってか、昼まだ食ってなかったか?」
めぐみ「あ…、ちょっと食べてるけど。」
4.丸の内12:41発→浄水13:21着 普通/豊田市行き 3158
実は鶴舞線において、最も当たりであろう車両。こちらもそれなりに乗客がいる中、程よく弾力のある座席へ。
たかし「そういや、新車狙ってたんじゃないのか?」
めぐみ「まあ、新車に越したことないけど。」
地下鉄においては次第に降りていく流れとなり、八事からは結構空きが目立つ感じ。周囲を見渡せば、エナジードリンクの缶を開ける音が聞こえてくる。
めぐみ「あんまり想像できないのよ、飲んで覚醒とかって。」
たかし「アレは…、カフェインじゃなくってか?」
淳「ってか、コーヒー嫌いだったとか?」
めぐみ「コーヒーは基本牛乳と一緒にするし。」
赤池から地上に出る。広がるのは車両基地であり、水色ラインの中に1本だけ赤ラインが交じっている。桜通線の車両もここで検査を行っており、開業前にも試作編成は鶴舞線で営業運転を行っていた。
名鉄豊田線はしばらく東名高速と並行する形になり、愛知牧場と東郷パーキングが見られる。
達彦「なんか随分…。」
めぐみ「パーキングに外からね…。」
淳「ああ、原付だけだったんだっけ?」
黒笹が近づき、東名高速を上から跨いで見下ろす。東名日進のバス停から東郷パーキングへ徒歩圏内であり、さらに黒笹駅も徒歩圏内。そんな側道の"ウォーキングコース"を、一昨年歩いている。
たかし「こんな夏なんかダメだろ。」
めぐみ「夏じゃないよ?」
乗ること40分で、半地下構造となっている浄水に到着。名古屋市の中心部から、それなりに遠いものである。
改札などが地上にあるため、実質的には橋上駅舎となる。降り立つのは一昨年、香嵐渓へ向かうバスに乗って以来となる。
達彦「あ…、やっぱり秋なんだ。」
めぐみ「だって紅葉見たかったし。」
駅から道路隔てて隣り合わせになっているようなもの。ここから豊田厚生病院が見えるほどに近く、香嵐渓へのバスに乗るため歩いてもよかったと当時を振り返る。セルフ式スタンドも近くにある。
淳「で…、次あるなら原付シリーズと。」
めぐみ「…そうなるっぽいかも?」
有料タイプの形式を取る駐車場は、見る限りまあまあ埋まっている。自転車や自動二輪車は、見る限り"隙間"から入って無料利用とするようだ。
たかし「ま、入るか。」
(現)竜泉寺の湯豊田浄水店 大人入浴500円
入口は2階にある。ここは全て現金で支払うことになる。駐車券も入口のところにある機械へ差込み、読み込めば料金がかからない。
めぐみ「じゃあここからは…。」
淳「えっと…、まあ男湯と女湯は分かれるけど。」
達彦「これはプレイヤーチェンジっていう?」
めぐみ「…頼んだよ。」
ということで、男湯は"男子部"の役目。風呂場で先ずは体を洗おう。
たかし「一応言うけど、画はないからな。」
達彦「こういうのは妄想で頼むよ。」
淳「…お前が妄想してるんだろ。」
(つづく)