鉄旅リターンズプラス 第16弾
「こんばんは。今更ながら、夏休みはどのように過ごされましたか?現状は遠出も憚られることから、近隣で済ませた方がほとんどだと思います。ところで夏の風物詩といえば…、やはり花火でしょうか。誰と見に行くとか、手持ち花火なら手軽だとか。そういう野暮なことを聞くものではありません。」
「今回は2017年8月。昔見に行ったことがあったので、岡崎公園前へ出向いたという話です。加えて当ブログにおいては2015年以降、プールと露天風呂で共通要素があるために同じような見方をしております。今回もせっかくだからと、唐突に目をつけた話…。」
「さらにいつもと志向を変えて、男子3人がメインとなります。さらには本編にて、ある試みを見せてくれます。夏の時期に温泉回ですけど、画はありません。絶対に直接描写を期待しないでください。いわゆる"腐向け二次使用"は許可しますので、妄想としてどうぞ。」
「にしてもそういう"無"の時間って、案外いいものなんですよ…。メインイベントとすべき花火も待っていますので、岡崎へ向かいましょうか。相変わらず内容の薄い話と、構図等が甘い写真ばかりです。」
2017年8月5日(土)午前10時24分 愛知県弥富市・近鉄弥富駅
今回は近鉄弥富からスタートしよう。このパターンは3月の"名岐ダービー1stレグ"以来であり、やはり弥富における用事があってのことである。さあ、どこへ?
近鉄では唯一となる3ドア車両の5200系は、全席転換可能なクロスシートを備えるなどJR東海の313系5000番台に似ているもの。実際の登場は国鉄民営化後であり、721系0番台,311系,221系,811系と同期どころかやや先輩格だったりもする。名古屋行きの急行はやはり混雑していた。
五十鈴川行き急行も長距離運用なことから、同じく5200系が登場。これがまさしく正しい使われ方である。
1.近鉄弥富10:37発→桑名10:43着 急行/五十鈴川行き 1827
6両中の後ろ2両は4ドアオールロングシートであり、短距離乗車向けにも配慮した形だろう。乗客は座席がまあまあ埋まった感じ。50000系『しまかぜ』の通過を待って発車する。
並走するJRでは回送されるキハ11を見られたものの、写真は逃している。こちらの自動放送は5200系のものだろうか?
(M)近鉄運賃:近鉄弥富→桑名 260円
6分の乗車で降りよう。JRと近鉄、養老鉄道が駅を共有する桑名。ホームは通し番のはずだが、養老鉄道と近鉄に挟まった"5"は抜けている。続く大阪難波行き特急は、新色の22600系2両と12400系従来色4両だった。
桑名駅に隣接するビルから、ちょっと眺める。どうもビル工事が行われるようで、以前に見ている景色と変わりそう。
考えてるうち、少々腹が減ってきた。ということで、古きよき『桑栄メイト』の飲食店を探ろうか。
(現)甘辛チキンバーガー(ドムドムハンバーガー) 340円
ゴマ付きバンズに挟まっているのは、1枚肉のチキンと千切りキャベツ。函館で食べたチャイニーズチキンバーガーと比べてはいけないのだろうが、文字どおり甘辛い味付けが結構好きな方向性。
(現)クリームソーダ(ドムドムハンバーガー) 220円
不思議なことに、旧来からメロンソーダと相場が決まっている。そして氷が最後まで残るというのも、決まっているようなもの。なんとなくカップを見る限り、ハンバーガー屋だけでなく喫茶店の役割も果たすようなその店…。
そう、日本最古(諸説あり)のハンバーガーチェーンたるドムドムハンバーガー。店内は昔のまま変わらない雰囲気があり、空席も多いことからゆっくりと過ごせるものであった。
店員が年配の方というのも、個性的かもしれない。そんなドムドムハンバーガーも『桑栄メイト』の工事により、2020年6月末をもって閉店。47年もの歴史に幕を下ろし、名古屋地区から姿を消した。
ここからはJRで名古屋へ向かおうか。ただ普通はワンマンの2両で、混雑が目に見えている。その次は快速なので、そちらに乗っていこう。
2.桑名11:38発→名古屋12:05着 快速みえ8号/名古屋行き キハ75-5
鳥羽から来たディーゼル快速は4両で、最後尾が指定席となる。けっこう埋まっているものの、ひとまずの空席は確保できた。
弥富から単線になる関西本線。複線用地は基本的に確保されているので、地上線路のままであれば工事費はさほどかからないはず。問題は複線化させるだけの需要が見込めるかといったところだろう。
春田は2番線に入ったことから、やはり待つパターンである。ここで1番線を右側通行にて通過したのは、昨年の1回しかない。その先は単線で高架化されたため、複線化が難しくなってしまった。
キハ75のうち、0番台の長所といえる時計。こちらは311系と異なり、7セグメント式のままとなっている。それにしても長年の酷使なのか、車内の汚れが目立ってきた。キハ85はハイブリッド車両による置き換えが発表されているだけに、こちらも処遇が気になるところ…。
名古屋に到着後、編成を切り離すキハ75。2両だけの折り返しで、鳥羽へ向かうこととなる。ホームには待合所共々、大荷物を持った客がちらほらと。
(S)JR運賃:桑名→名古屋 350円
中央改札を出たところにて、なにやら未来型の車が展示されている。後部座席のドアは上に開いており、このような形状は海外製高級スポーツカーぐらいでしか見ないもの。
達彦「おいおい、あんなもん合わないだろ。」
めぐみ「あれは日本じゃ見ないよね…。」
車両そのもののタイプとしては、SUVというかハッチバックというか。しかしこのドアでは天井高を気にしなければならず、立体駐車場では気を遣うこと間違いなし。
たかし「天井なくても目立つだろ、アレ。」
淳「悪目立ちはごめん…。」
開いた後部から内部を見れば、運転台に大きな液晶端末が標準装備らしい。さすがは最新式の高級車、ハイテク技術を惜しげもなく使っている。
めぐみ「今でも新車じゃなんか画面…?」
達彦「ナビにテレビないのか?」
めぐみ「一応、…あるけど。あんな大きいのなんか無理。」
そんな、テスラ『モデルX』。排気量ゼロとあるように電気自動車である。最近では性能向上も顕著であり、将来的に電気自動車に統一しようと言った国も出てきたとか。
達彦「…そうは言うけどさ?」
淳「あんまり長いこと乗れないし。」
それにしても、いつも以上に人が多い名古屋駅…。
淳「また何かあるとか…?」
たかし「変わらんだろ、今昼の12時過ぎだ。」
達彦「それにさ、夏休みなんだし。」
めぐみ「で…、まず浄水に竜泉寺の湯ってあるじゃん?」
(つづく)