2015年8月9日(日)午後8時47分 愛知県豊橋市・豊橋駅
33.豊橋20:49発→名古屋21:43着 特別快速5139F/大垣行き クモハ313ー5009
直接乗り継いだ列車は混み合っているものの、最後尾が空いていた。さあ、あとは名古屋まで乗るだけ。
なぎ「やっぱり寝るのか?」
めぐ「…なんかやっぱり変なベクトルなのかな?」
今回の旅行を振り返ると、やはり"ご当地グルメ"は重要なものであったと気づかされる。加古川かつめしに始まり金沢カレー、富山ブラックラーメン。そして新たに、越後湯沢で縄文焼きを見つけ出したのだ。
もも「本当…、そんなんなら昔のアンタらはどうかしてた。」
めぐ「まあそこだけなら…、ね。他はあんまりお金もかけなかったし。」
さく「で…、何がよかった?」
めぐ「やっぱり富山のラーメンよ。」
もも「あんな塩辛いヤツ?」
さく「だからじゃない?」
なぎ「そうさせてもらおうか。」
もも「あれ、みんなそう?」
乗れたものといえば、まずは225系。続いてそれぞれ異なる125系。さらには後期型の521系。いずれも基本は223系であり、JR西日本のスタンダードである。
なぎ「もう225に乗れないからって文句はないな?」
さく「ないけど…、225だったらそっち選ぶよ?」
フリー乗車券があるのに、範囲外の占める割合が高かった金沢市内のバスは反省点だろう。
もも「ってか、前乗り段階で貼っ付けてあったじゃない。わかんなかったわけ?」
めぐ「わかってたけど…、どこがどうなるかまではわかんないよ。」
そしてやはり今回の"ハイライト"は、北陸新幹線E7系に違いない。
めぐ「九州だと西日本のだったのよ。…どうしてかな?」
なぎ「それは知らん。」
さく「これは…、やっぱりたまたまとしか言えないね。」
乗れるうちに乗っておきたかったものといえば、485系3000番台とオール2階建て新幹線E4系か。
もも「それで今回は予算が増したわけね。」
さく「あの快速は別に金かかってないよ?」
もも「かかってないけど。」
高崎から熱海までは、上野東京ラインを介した列車のグリーン車。
めぐ「…でもこれで常磐線もそのまま通せるようになったし。」
もも「そうなの?」
さく「日暮里からルートが重なってたんだよ。今までそれで常磐線はちょっと買いにくかったって言うか。」
安城では花火大会があったようで、浴衣姿の客が多く乗車。見物客と思しき客の多くは、刈谷で降りていった。では眠くなってきたので、最後まで寝られるだけ寝よう…。
思えば、いきなり明石海峡の景色をスルーしたのが痛かったりする。初日は若狭湾からの、最終日は青海川からの日本海。そして相模灘、太平洋をすべて押さえられただけにもったいない。
対して、ささやかながら温泉旅行としての体裁はとれていたのではないだろうか?2日目の湯涌温泉と、最終日の越後湯沢。ただ、特に越後湯沢の酒風呂は保温性が高くすぐには動けなかった。その"上がり慣らし"を考慮しつつも、滞在時間の想定が甘かったような気がしないでもない。少なくとも2時間は必要だ。
まあ、まだまだ旅行班は未熟なのだろう。今後金沢などへ機会があれば、今回見られなかった名所。風景やグルメなどを味わいたいものだ。その頃には、さらに輸送体系も変化しているのかもしれない…。
目が覚めると、熱田を通過している。金山からは今回、ようやく2回目の"ダブり"区間となった。
もも「もう寝ちゃダメよ。」
めぐ「はいはい…。」
さく「…まだ眠かったり?」
めぐ「…もう大丈夫だと思うけど。」
金山を出発して62時間33分、今回のゴールとなる名古屋に到着。
さく「…終わっていいね?」
もも「終わるって…、ディナーは?」
めぐ「なんとなく今回も節約ルートなのかなって。」
なぎ「シャープ落としたんだったな。」
めぐ「それもあるし…。」
ここで今回は解散としよう。
さく「お疲れ様でした。」
もも「では、次回…。」
なぎ「奈良でお会いしましょう。」
もも「あ、ちょっと…。」
夕食は適当に買って帰ろうか…。
名鉄名古屋22:04発→木田着 普通・佐屋行き 5355
急行向けだった2ドア車両も混雑対策には向かず。その中でも旧5000系、5200系の走行機器を用いた編成はすっかり見かけなくなっていた。7500系の走行機器を用いた1030系も廃車されるとなれば、パノラマカーらしい加速音もいよいよ風前の灯。
そしてそのまま、2019年末までに姿を消した。意外にも純新車だった5700系より、機器流用の5300系が最後まで残ったという。
管理者「…いかがでした?」
舞「まあ、すごいボリュームを詰め込んだ。」
2015年8月上旬、お盆休みが始まる前の3日間。今回のキーワードは『全部盛りっ!』。初日は加古川へ向かい、加古川線から福知山線。舞鶴線、小浜線を経て金沢へ。目的は加古川名物の『かつめし』と、2線区で運用される125系電車。
管理者「小浜線も逆向きは初めてらしくて、しかも夢のお告げとかで。」
舞「結構いい加減ですね。」
2日目は金沢観光を主としつつ、北陸新幹線にも乗車。これまで観光というものをほぼしてこなかっただけに、方向性をそれなりに見直すターニングポイントとなったのだろう。
舞「ああ、それで結名さんとイチカさん?」
管理者「つながったでしょ、2013年に長野回ってたのと。」
そして3日目は信越本線で長岡、上越線で越後湯沢。そして高崎からは上野東京ラインを経て熱海。そして東海道本線で名古屋市内へ帰還した。最大の目的は、上野から東京へつながる3.6km区間。こちらもつながって、全て詰め込み。これぞ自己満足な"最高傑作"だ。
ついでに今回の、JR関連分の移動距離を営業キロで計算しようか。金沢から富山が新幹線経由、越後湯沢から高崎は在来線経由とすると1490.4kmと出る。
さらに、名古屋ないし金山発着として1枚の乗車券にできるとした。JRの運賃計算キロが宮内~長岡間を除いて1486.62kmと出て、そこへえちごトキめき鉄道の分340円を加える。すると16650円、9日間有効となった。(※2020年改訂)
関連して、北陸新幹線を介して『ヤマノススメ』と『花咲くいろは』がつなげられるような気もしてきた。誰か考えた人は他にいたのだろうか?
舞「多分いないと思います。」
管理者「ま、そうだよね…。」
ともあれ、存分に楽しませていただいた。関係各所、厚く感謝と御礼申し上げたい。
管理者「ではまた次回、鉄旅リターンズプラスをお楽しみに。」
舞「ありがとうございました、またお越しください。」
(おわり)