2015年8月7日(金)午前8時48分 滋賀県米原市・米原駅を出発
2.米原8:48発→加古川(11:07)11:10着 新快速3431M/姫路行き クモハ224-14
 数少ない225系0番台を、一発で仕留めるとは思ってもみなかった旅行班。
なぎ「これでもう文句ないな?」
さく「ようやくだよ?1人だけ乗れてなかったんだよ?」
めぐ「でも1回乗ったよね?」
さく「関空快速じゃなくって、こっちはまだだって。」
もも「それで?」
さく「…まあ乗れてよかったって、それだけなんだけど。」


 吊り下げられる形で設置される液晶画面式の案内。E231系500番台に似たようなレイアウトで、サイズはこちらが大きい。左側は次の駅や、停車駅などを知らせるもの。右側はいわば"音の出ないCM"。
めぐ「…これラジオとかあって、そこで音流れれば面白そうだけど。」
もも「ラジオ?どうやって?」
めぐ「どうって…、新幹線と同じみたいな?」
もも「新幹線で何を?ラジオ?」

 モーター付き車両が少なかった223系に対して、225系は全て半電動車。正面の安全対策と相まって、重厚感がある新快速車両。最高速度は223系と同じく130km/h。
さく「速ければ速いほど静かになるんだから不思議なもんだよ。」
もも「じゃあ、より寝れるってことよね?」
めぐ「それもちょっと違って…、うるさいほうが眠くなるっていうか…。」
なぎ「117系とかか?」
めぐ「そうそう。」


 野洲川を渡る225系。今年は6月の"関西周回ルート"、7月の"鷹の祭典"で渡っている。そして旅行班は、3ヶ月目にして初の"逆方向"となる。
めぐ「…3回目は失敗しないよ。」
もも「そりゃ、うまくいきゃそれでいいわよ。」


 ベッドタウンらしい草津で一気に乗車し、立ち客が多い状態となる。ここからは複々線となり、この新快速は内側を走行。琵琶湖を逃すうち、石山に着いてしまった。
さく「ダメじゃん。」
めぐ「わかるとことわかんないとこあるんだって。」

 京都でほとんどが下車し、外国人客もまた大量に乗車。世界的観光都市であるため、"多国籍軍"の存在はまったく不思議ではないといったところか。
もも「…変なこと考えてない?」
さく「いや…、見て回るなら秋のほうがいいのかなって。」
めぐ「秋、いいけど青空フリーの最後が11月3日ぐらいになりそうで。」
もも「あれ、もう日にちも決まっちゃってる感じ?」
めぐ「まあ…。京都の駅の階段とかぐらいは見たかったんだけどね。」
もも「そりゃあアンタが特急乗ろうって、窓口並んだからじゃなくって?」


 京都からは"JR京都線"となり、新快速は外側を走行。長岡京を通過し、内側の列車と接近戦を繰り広げる。内側の列車が山崎への停車準備を始め、両者共々大阪府へ。
めぐ「…不思議とこういうのはうまく撮れちゃってて。」

 新快速の停車する高槻では、外側に新しくホームが建設中。完成すると旧からある2面4線に加え、相対式ホームが加わる形になる。
なぎ「それでチョコは逃したと。」
めぐ「逃しちゃった。」


 リニューアルの続く新大阪。従来17・18番ホームがあった箇所の横に新しいホームが設けられ、17・18番を名乗るようになった。以後、既存のホームを閉鎖してリニューアル。完成後は旧17・18番が15・16番として利用し、1区切りずつずらしていく形となる。今後完成するおおさか東線は、旧11・12番をリニューアルする形で設けられる9・10番の予定。
もも「…なんかわかりにくい言い方。」
めぐ「そうするしかないじゃん。」


 大阪でほとんどが下車し、また大量に乗車。ここからは"JR神戸線"。"多国籍軍"は降りていったようだ。大阪の前に渡った淀川を、大阪を出てまた渡る。1号車が冷房故障らしいという223系と共に、225系も高層ビル群から離れていく…。
さく「225でよかったと思うよ?」
もも「そういや、アンタらは乗りたいのがクーラー止まってたらどうしたわけ?」
めぐ「1回あって、何度も乗ったのだからあきらめた。」

 六甲道から灘の間に新駅が建設中。そういえばこの車両も弱冷房車であり、そのことをすっかり忘れていた。
なぎ「どうりでそんなに涼しくないわけだ。」
さく「でも暑くないんでしょ?」
なぎ「暑くはない。」

 三ノ宮で多く下車。ここからはさほど乗ってこないようだ。
めぐ「…もうそのまま乗っちゃう?」
もも「…そのまま乗っていいんじゃなくって?」
めぐ「まあ…、一応来なかった時の保険とかあったし。」


 米原から乗ること142分で到着。223系と比べて225系は運転台部分が高く造られ、正面も平らになっている。隣は221系のリニューアル。連結面は注意喚起ため、ライトが常に灯っている。
注意放送「危険です。ここは、車両連結部です。」
さく「…なんかこれ延々聞いてるとおかしくなりそう。」


 特別加古川観光大使、かんべえくんの妻『てるひめちゃん』。黒田官兵衛を主題とした大河ドラマが2014年に放送され、官兵衛の正室が光(てる)の方。てるひめちゃんは『光の方』を演じた方がイメージとなっているはずなのに、別の女優にも見えてしまった。
めぐ「これも一応、ね?」
もも「アンタが後で使うのかはわかんないけど。」


 まずは駅前に出て、駅の写真から。
もも「すっかりお約束になっちゃって。」
なぎ「ないよりはましだろ。」


 今回調べた店は商店街を徒歩で2分のところにある。商店街は一応屋根がかかっており、日差しを避けられる。
もも「別にどこでもあるっちゃあるのよね。」
めぐ「まあ、せっかく時間もあるんだし。」

(つづく)