2021年7月30日(金)午後6時10分頃 愛知県蒲郡市・蒲郡駅南口を出発
国道23号 蒲郡駅前(蒲郡市)→竹島入口(蒲郡市)
 駅周辺にはコンビニのほか、飲食以外にも店々が多くみられる。国道473号の起終点となる竹島入口は近かった。

国道473号 竹島入口(蒲郡市)→本宿町沢渡(岡崎市)
 この国道は中央分離帯のある片側2車線で始まっている。しかしその実態は"地雷"だったり…。

 新幹線の高架下手前、蒲郡中学校北に案内標識があり左折しなければならない。すると対面通行になってしまった。さらに案内標識があるので、再度右折する必要がある。

 すると歩道もなく、さらに狭い対面通行となってしまった。


 

 


 蒲郡高校はこの傍らに構えており、千賀滉大投手(福岡ソフトバンク)の出身校である。この度オリンピックの野球日本代表に選出されたことから、横断幕が掲げられていた。

 国道247号と交差する付近にはロードサイド店舗が目立つものの、休憩してから間が空いていないためパス。本宿9km、国道1号までは8kmと出てくる。

 ほど近い案内標識は、直進方向に高さ制限が課されるという不穏なもの。そしてその直進方向が国道473号だ。国道23号バイパスは2021年現在、この付近が開通している"端部"となる。現状は豊川市にかけ、橋脚が林立している状態。

 この付近で音羽蒲郡道路へ渡ることができ、2年前に立ち寄ったえびせんべい店も立地している。立ち寄ろうとも思ったがそのまま通過し、国道473号を直進。

 すると最高30km/hになってしまう。対面通行はそのままながらさらに狭くなり、路側帯も消失してしまった。直後はミカン畑が広がっているものの、これだけで終わらせてはもらえない。

 夕闇迫る午後6時過ぎにして、カーブと登りの大きい山岳路へ。ここまできて木々に覆われ、緑多き雰囲気を味わうとは…。

 薄暗い中で見通すべく、ハイビームへ切り替え。狭いところへ対向車も来るので、その都度ロービームを併用と落ち着かない。3.3mの高さ制限が課されるところまで来たと思えば、トンネルはセンターラインがないほど狭い。

 鉢地坂トンネルは両方向共用で1車線半程度しかない。壁面は岩盤をそのままくりぬいて仕上げたような印象で、相当古くに完成したのだろう。どこからか水が漏れているのか、ところどころ濡れている。そんな内部はさすがに涼しくなった。

 トンネルを抜けた先は岡崎市。センターラインが復活し、最高40km/hとなって下りへと転じる。こちらはさほど狭くなければ、カーブも緩くなっていた。

 このあたりからが経路変更されたであろう区間。対面通行のまま続いており、起伏ある団地を縫うように進む。

 名鉄の高架が目に入ったところ、そのまま幹線道路と交差。これが国道1号となり、直進は国道473号のまま片側2車線のバイパスとなる。



国道1号 本宿町沢渡(岡崎市)→三河高校入口(岡崎市)
 日の暮れるこの時間から、涼しげに走ることができる。それが夏場における原付シリーズの魅力だろう。国道1号は片側2車線と風格十分で、並行する名鉄共々流れが速い。

 やがて右手に名鉄の舞木検査場が見えてくる。9500系らしき車両が2本あるようで、どうも運用開始を控えていた2本らしい。道の駅まで1kmとなり、名鉄の線路を上から跨ぐ。


 蒲郡駅から18.4km。道の駅『藤川宿』に入るも、この時間となればコンビニしか開いていない…。



国道1号 三河高校入口(岡崎市)→新安城駅北(安城市)
 このあたり国道1号は山間部から下ってきた感のある片側2車線で、日の沈んだ中引き続き流れは速い。岡崎の市街地に向けて、建物は着実に増えていく。

 乙川を渡る橋からは騒音防止のため、最高40km/hと表記される。そのまま少々で東名高速の岡崎インターとなる。流れも次第に悪くなってきたようで、市街地に差し掛かれば片側2車線ながら明らかに狭苦しい。

 ここまでやってしまうと、いよいよ24時間耐久も挑戦したくなる。もちろん途中でのまとまった休憩時間は確保したい。ネットカフェになるだろうが、そうするといつもの"宿泊"と変わりない。やはり"原付合宿"の魅力は、夜明けの空なのだ。

 岡崎城を過ぎ、国道248号と交差。以後はすでに通った区間となり、夜間とあって流してもいいだろうか。


 道の駅『藤川宿』から16.1km。夕食を外で食べるならば午後8時が事実上のタイムリミットとなり、これ以上引っ張ってもよろしくない。ガソリンも帰宅までは持たないようで、そうなれば確実に午後10時は回る。安城市に入って『びっくりドンキー』があったため、夕食会としよう。



(現)親子レギュラーバーグディッシュ(びっくりドンキー) 1570円
 びっくりドンキーで考えた末、ここは原点回帰にして最大の"イレギュラー"を仕込んでみる。それが300gのハンバーグに150gのハンバーグを重ね、特別な添え物は一切なく量に全振り。ディッシュとしてご飯とサラダを乗せた1皿だ。

 先にサラダを食べるのを"通過儀礼"として、サラダは特製マヨネーズに大根サラダとミニトマト1個。そして本体のハンバーグは牛100%でなかろうとも、肉感がしっかりしている。味付けもしっかりついて、単独なのにご飯と相性抜群。昼食から晩餐まで、大正義な食を味わった1日…。



(現)ミルク愛すカフェ(びっくりドンキー) 310円
 食後のドリンクとして、最終オーダーで追加。すると思いのほか、縦に大きく構えてきた。下のほうに甘いミルクが沈んでおり、ストローでかき混ぜればグラデーションも崩壊。これも結構いいんじゃない?


 さあ、これで夕食会も終了。後は帰るだけだ。


国道1号 新安城駅北(安城市)→笠寺駅前(名古屋市南区)
 岡崎市の外れから安城市、知立市にかけては片側2車線で幹線道路らしい。安城市からは騒音防止措置が解除され、最高50km/hと表記される。

 ロードサイド店舗はそれなりに見かけるようで、1月中旬の『くら寿司』もそう。2年前は『アサヒ乃湯』に入る前、隣接する『大阪王将』で晩餐会を開いたものだ。

 刈谷市を経て豊明市では国道23号への分岐があり、かつて国道1号のバイパスだった名残ともされる。原付は例によって直進し、片側1車線対面通行の現道へ。

 中京競馬場のパノラマカーも遠くなってしまった。桶狭間の合戦地も懐かしい。名古屋市に入り、国道302号と1度目の交差をなす。幼少期、どのルートで大高緑地へ連れてもらったっけ…。

 片側2車線となり、橋を渡って中央分離帯が出現。名古屋高速の高架下からは、基幹バスレーンを含めて片側3車線だ。


 安城市のびっくりドンキーから笠寺駅前まで20.8km走っていた。これ以上展開させるのは、体力的にも限界。


国道1号 笠寺駅前(名古屋市南区)→熱田神宮南(名古屋市熱田区)
 そのまま進めるうち、国道1号は左折させられる。その後は熱田伝馬橋の架け替え工事で、不規則な車線運用を強いられている。そして名古屋市の中心部に近く、熱田神宮へ。

国道22号 熱田神宮南(名古屋市熱田区)→新御園橋(名古屋市中区)
 熱田神宮の交差点を右折し、今回は国道19号ではなく国道22号として北上したい。片側5車線あり、中央の3車線分を常用して交通量を捌いている。それが車社会らしい道路事情というのか。


(現)コスモ石油販売・セルフ伏見通り(コスモ石油/名古屋市中区) 151円×4.42L
 笠寺駅前から8.9km。久々に朝7時から出発し、原付免許を更新。もちろんそれだけに飽き足らず、蒲郡市から豊橋市までを"周回"。ここまで丸1日頑張ってくれた原付にも、豪勢な褒美を授けたい。

 この日は合計205.0km。前年8月以来、原付シリーズnextとしては2度目の大台突破だ。2021年8月は通院日と、例のワクチン接種を2回接種すれば他に予定なし。旧作旅行記の仕上げにも取り組まねば。
(おわり)