2021年7月3日(土)午後0時34分 愛知県清須市・須ヶ口駅

めぐ「こんにちは、今回は久々に鉄道系のメインシリーズやっちゃいます。昨年9月の豊田市から多治見回って…、あれから9か月半?10か月はたってないと思いますけどね。この間にも色々ありまして、こういうのってタイミングが結構重要なんですよ。ということで、金山でお会いしましょう。」


 今回は時勢上会食を回避し、昼食後に金山総合駅からスタートする形をとった。
もも「いやいや、ずいぶんとお久しぶりよ。こういう"いつもの形"で鉄道旅行なんか。」
めぐ「ごめんね、ようやくタイミングも…。」
もも「アンタは悪くないの。勝手にオリンピックだか何だかで、東京からまき散らしたヤツら。」
なぎ「わかるけど、その辺でやめてやれよ。」

 

 

 目的地はともかく、まずは金山をスタートとした理由。それは先ごろ新しく完成したものに他ならない。


 JR東海の3番線ホームに設けられた、腰高レベルのホームドアである。元々東海道本線は2面3線を見越していたらしく、そのために上り線のホーム幅が狭く危険であった。試験を経て優先設置されたのも、これが主な要因かもしれない。
さく「ああ、こりゃ狭いね。」
もも「アンタここ立ち止まっちゃダメだっての。」


 ドア位置が多様なことから、開口部が広くとられているのが特徴。これならば20m級車体である限り、特急用の2ドアでも対応できることだろう。開閉する際は新幹線と同様の『乙女の祈り』が流れる。(作曲:テクラ・バダジェフスカ)
めぐ「…そういやQRコードどこ?」
さく「コードがどうかした?」
めぐ「ドアに張り付けてあって、それをホームのマシンで読み取るみたいな。」
もも「いいけど、乗る気なさそうに。」

 このホームドアは車両側のドアが先に開閉する方式。8両の新快速を見送ってからは、どこへ向かうのか…?
めぐ「豊橋の路面電車あるんだけど、実は1区間だけまだ乗ってなかったっていうか。」
もも「ああ、わかった。運動公園前でしょ。」
なぎ「赤岩口は乗ってるんだ。」
めぐ「一応県内で、まだ残ってたとこ。」



1.金山14:23発→共和14:38着 普通3330F/大府行き モハ313-1103
 普通も6両で入ってきた。前4両へ乗ることとし、1100番台の車端部ロングシートへ。実は211系5000番台のロングシートはなかなか優れたタイプであり、313系でも座席幅など改良されたうえで継承されている。
さく「じゃあ、また2人ずつ。」
なぎ「了解。」

 さて今回はやや躊躇して出発しており、理由は315系が8両編成で投入されること。噂では8両編成であることから、東海道本線の快速系統へ投入されるとも目にした。仮にそうなれば豊橋へも315系で乗りたいため、実行するのも登場してからとなってしまう。


 315系の車内イメージ画像が公表され、座席はE233系と同等な形状らしいオールロングシート。車椅子等のスペースが全車両に設けられることも明らかとなった。クロスシートを4人分つぶして、ロングシートを4人分と可能だ。313系に同等な改造等を施す際のイメージも、これで…。


 金山から15分、共和で降りよう。どうやら大雨の影響でダイヤが乱れているようだ。
もも「…そういやさっき、中で全然しゃべってなかった。」
さく「しゃべってないってか、周りが全然だし。どこまでOKなのか。」
めぐ「わかんないのよ、そういうガイドライン的なのもないもん。」

 共和の駅といえば。東京近郊からの帰り際に大雨で動けず、夜を明かしたのも早13年前の昔話になる。
なぎ「あったあった、何もなしでホームの…。」
さく「夏休み中でよかったよ。」



2.共和14:45発→豊橋15:27着 快速5520F/豊橋行き モハ313-5003
 そのまま続く快速へ。こちらは8両中、前の6両が5000番台となる。乗り込めばちょうど座席が空き、移動時間も考えて迷わず着席する。
もも「本当、そういう…。」


 そのままドア窓を見れば、QRコードが外側に向けて張り付けられている。ホームドアの読み取り用で試験採用されたものの、全車両ではなかったらしい。車内は立ち客も少々見られ、やはり他人の会話は一切ないようだ。


 刈谷はホーム改良に合わせてホームドアを設ける予定。他の在来線で導入されるのは名古屋で、東海道本線の米原方向たる5・6番線ホームが2021年6月末時点で公表済み。静岡方向の1・2番線ホームと中央西線の7・8番線ホームも導入が検討されている。


 矢作川を渡って、ようやく"三河の国"に入った実感が沸くのもお約束。実際は刈谷も三河地区に属している。矢作川は前日までの大雨もあり、濁流と化して増水していた。

 岡崎では普通に乗り換えられ、311系が使用されている。この快速は幸田にも停車するもので、気分ついでに降りて乗り換えるという考えもあったりなかったり。


 ところで幸田町から蒲郡市にかけて国道23号はバイパスが通っているものの、以降豊川市にかけての区間が完成していない。このため愛知県管理で国道が現道のまま残っており、片側1車線対面通行にしてなかなか貧弱ぶりをさらしている。

(つづく)

「何せ鉄道旅行系ネタがアレでしたし、下手すれば1年ものブランクになってしまいます。この時期に近場から"調整登板"でもしなければ、翌年以降の"大型企画"も始められません。それにしても、出かけられるタイミングって難しい…。」


「ということで、次回から一旦ベーシック仕様で作成して流していきます。完成した際はアドバンス仕様で、改めてと…。お楽しみに。」