「おや、見つかってしまいましたか…。旅行モノに始まり、あんなことこんなこと。あることないことを、毎日0時に更新するよう投稿し続けているアメーバブログ。今回は表面と異なる、暗黒の面へいざないましょう。もしも、こんな世界ならば…?」

もしもの妄想裏世界~政界大変動への道~
 衆議院の任期は4年。そのため2021年中には満了を迎え、解散を行わずとも総選挙となる。この"生活様式"が続き、様々な暗黒面が次々と露になってきた昨今。政党政治も限界を隠せない。

 過去に衆議院で任期満了を迎えられたのは1度だけ。そのため任期満了の際も、便宜上は解散扱いとなることだろう。そのまま総選挙となり、迎えた告示日…。

 立候補を拒否されたと次々に声が上がる。名目上は何らかの不手際があったものとされ、書類の再提出を求められたのだ。そのまま締め切りに間に合わず、不出馬となっている。声を上げた面々こそ、閣僚や政党の重鎮ばかりだったのである。現内閣総理大臣も例外なく梯子を外された。

 与党だけならばともかく、野党の重鎮もまとめて"拒絶"。選挙運動は静かに終わり、投票率もそこそこ。結果は与党で過半数を得ることはできず、野党も第1党にはなることなく。民放局の選挙特番は"モチベーションが上がらず"、お通夜モードに終始した。しかしそれも嵐の前の静けさに過ぎず。

 立候補に至らなかった元議員、とりわけ元閣僚や重鎮が一斉に除名されたのだ。確かにこのところ"船頭"が多すぎる印象は否めず、方向性も全くと言っていいほどに一致していない。それが一掃され、言い方を変えれば"ジェノサイド"。晴れて議員になった者も、もはや政党に意義を見いだせない。

 それだけにとどまらず元閣僚や重鎮は、日時や個人単位で責任を追及され。単なる"財源"へとなり下がる。これは耐えられずと国外逃亡を企てる者、自ら身を害する決断を下した者。それでも逃れられない責務。何せ海外へはワクチン接種証明が必要となり、事実上の身分証明をも兼ねる。

 そして一部は再び立ち上がり、政権を取り戻そうと新党の立ち上げへ。その名を『匠の党』とした。これはお家騒動で分裂した大塚家具に始まり、以後お家騒動が起こるたびに"匠○○"等と創業家をあおるのが定番のネタ。最終的に生き残ったのが『匠大塚』であることから、それにあやかっている。

 もちろん生き残るのも一掃されるのも本来、有権者が選挙行動で意思を示されての結果でなければならない。それこそ、無効票がカウントされればどうなるか。これはあくまで作り話なので…。

 そもそも選挙は2段階であるべきだ。複数の候補者から選択するということは、同時に選択肢がなかった場合の受け皿もないということ。従来の選挙結果が"ファーストステージ"で、"ファイナルステージ"はまさに信任投票。

 信任を得るなら全有権者の過半数は欲しい。なければいっそ欠員で、衆議院も議員が60人いれば十分回せると思う。それこそまさに弱肉…、が。信任されすぎているのもよろしくない。任期は最長連続8年で。

(おわり)※この話は創作です。